ホンダ「オデッセイ」のユーティリティを紹介!広々とした空間を生み出す低床プラットフォームが魅力!【プロ徹底解説】

内装

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ホンダの最上位ミニバンとなるのが「オデッセイ」です。2013年に登場した現行の5代目モデルのユーティリティを取り上げます。室内や荷室の広さや使いやすさ、シートの内容などを解説します。

文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
Chapter
広々とした室内空間を実現する低床プラットフォーム
一クラス上の広々とした室内空間
くつろぎを提供するセカンドシート
リクライニング可能な3列目シート
シートレイアウトいろいろ
ラゲッジの容量と寸法
大開口のスライドドア

広々とした室内空間を実現する低床プラットフォーム

「オデッセイ」の特徴は全高が低いということ。写真で見ると堂々としたスタイルが印象づけられますが、実際の寸法は全高1695㎜しかありません。これは同じホンダの「ステップワゴン」どころか、軽自動車の「N-BOX」よりも低い値になります。それでも「オデッセイ」に乗り込んでみれば、室内が狭いという印象は得られません。

背が低いのに中が広いのは、床が薄く低く作られているのが理由です。それが床下レイアウトやシャシーを見直して生まれた、超低床プラットフォームです。形状とレイアウトを工夫した薄型排気システムや薄型フューエルタンクの採用などもあわせて、スライドドアのステップの高さは、地上から約30㎝という低さを実現しています。

一クラス上の広々とした室内空間

「オデッセイ」の室内寸法は、長さ2915×幅1560×高さ1285㎜。すべての寸法で、先代モデルを上回っており、全高が100㎜も高いライバルと同等を確保しています。

1列目から3列目までのヒップポイントの距離(タンデムディスタンス)を先代よりも大幅に広げることで、2列目シートと3列目シートの乗員の膝周りの空間が広くなっています。さらに、室内天井の中の構造を工夫することで、頭上空間も広々としています。

くつろぎを提供するセカンドシート

最上位ミニバンとして「オデッセイ」の2列目シートは、すべてオットマン付き+背もたれ中折れ式の両側アームレスト付き4ウェイパワーシートが備えられています。また、シートには2段階に温度調整できるシートヒーターがついています。

左右の2列目シートの間には大型のテーブルが設置されます。また。内側のアームレストの上部は取り外すことができます。

リクライニング可能な3列目シート

3列目シートは4:2:4の3分割可倒式。また、シートバックはリクライニングさせることも可能です。使用しないときは、床下に収納することも可能。スプリングを内蔵することで、軽い力で操作することができます。

シートレイアウトいろいろ

3列目シートを収納すれば、2列目シートをより後ろまでスライドさせることも可能です。これを利用することで、さまざまなシートアレンジが可能となります。
3列目を床下に収納した状態で、2列目シートをめいっぱい後方に下げれば、2列目を広々と利用することができます。逆に2列目シートを一番前までスライドさせて、ラゲッジスペースを広くすることもできます。
3列目シートを使って7人で使うのもいいですし、3列目の真ん中を倒して、前席2人/2列目2人/3列目2人の6人掛けも可能です。

ラゲッジの容量と寸法

ラゲッジの容量は3列目シートを使う最大乗車人数状態で、330リットル。ラゲッジ開口部の寸法は、左右で最大1160㎜、上下で最大1030㎜。開口部の地上の高さは525㎜となります。
上位グレードには、バンパー下に足を出し入れすると、それを検知して自動で開閉するハンズフリーアクセスパワーテールゲートが装着されています。

大開口のスライドドア

左右のスライドドアの開口部は、左右幅が750㎜、高さが1230㎜。自動開閉できるパワースライドドアになっています。また、開閉させるときに必要なドアの操作力は、先代モデルよりも約6分の1までに軽くなっています。
低い全高の中でも広い室内空間を生み出しているのは、超低床プラットフォームが理由です。また、床下に収納できる3列目シートも使いやすさの理由のひとつ。2列目シートの豪華さも「オデッセイ」の魅力と言えるでしょう。
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