放っておくと怖い車の「サビ」…見つけたらどうすれば良い?

錆び

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クルマを維持する際に気を付けるポイントは沢山ありますが、ボディに関していえば、塗装のダメージはもちろん、「錆」が最大の敵であるといえます。愛車の錆対策に今回は触れてみようと思います。
Chapter
放っておくと怖い「サビ」
サビが出てしまった…どうすればよい?
もうすでにサビが進行していた場合…
気付きにくい下回りのサビ…

放っておくと怖い「サビ」

クルマを少しこすってしまった、という経験は少なからずあろうと思います。「少し塗装が剥げたけどまあいいか」というケースが多いと思いますが、これは注意が必要です。塗装にはコーティング効果、そして金属パーツに対しては「防錆効果」が含まれています。つまり塗装がはがれて下地がむき出しの状態を放置すると、知らぬ間にサビが広がっていく可能性があります。

また「飛び石」などでフロントに受けた小さなダメージから、サビが発生することもあります。このサビの怖いところはがん細胞のように広がり腐食させること。金属パーツの多いクルマにとっては、ボディの強度を落とすどころか、穴をあけてしまう…なんてこともあるので、少しでも小さなサビを発見したら「早期対策」が必要です。

サビが出てしまった…どうすればよい?

洗車中などにボディのサビを発見したら…。普段お世話になっているディーラーや整備工場に相談するのがベストではありますよね。ただ、部位が小さいのでDIYで済ませたい、というケースも多いかと思います。

こうしたDIYの場合は、まず「錆を完全に落とす事」が重要。細かいヤスリ等で研磨し、サビを除去。そして完全に除去した後で、市販の「錆止め剤」を塗布し、サビが進行しないよう下地をしっかり行い乾燥した後、そこで初めてタッチペンなどで塗装、となります。この際にサビが残っていたりするとしぶとく復活してきて「塗装が浮く」ような状態になりますから、念入りににサビを除去するのが必須ですね。

もうすでにサビが進行していた場合…

現在のクルマは防錆対策が長年のクルマ作りの中で蓄積されているので、錆びやすい箇所には対策を施していますし、錆びる事のない樹脂パーツを使用する事も増えているので、昭和のクルマよりもサビは発生しにくいのは間違いありません。

ただ、前述のようにちょっとしたキズから広がってしまうのが厄介なサビ。普段の足として使っているクルマであれば、意外と細かい部分を見落としてしまうかもしれません。気が付いたら塗装が浮き上がるほどサビが進行していた…なんてこともあるかも。

そうした場合、研磨してサビをとると穴があいてしまう、というような状況もあると考えます。そうしたケースは、取れるだけサビを取り、防腐剤を塗布させて、その上から「パテ」を盛り、削っていき成型して塗装、という手法もあります。ケースに応じた対処が必要ですし、またそのためのアイテムも出ていますから、よく調べてからのDIYが良いと考えます。

気付きにくい下回りのサビ…

よくスキーにいく方、あるいは雪国の方は「下回りのサビ」に要注意です。凍結を防ぐために道路の雪を融かすための「融雪剤」をまいている地域では、この融雪剤に含まれる「塩分」がクルマにダメージを与えるのです。

下回りは「シャーシブラック」という防錆効果のある塗装が施されていますが、やはり完全ではありませんので、定期的なチェックは必要でしょう。サビがあれば、それを除去し、シャーシブラックを塗布する作業が必要となります。

DIYも可能ではありますが、下回りは駆動系の重要なパーツも多く、また作業も困難な部位ですから、ショップに任せた方がよいでしょうね。ただサスペンションを交換していたりした場合、そのカラフルなスプリングまでシャーシブラックが付いてしまった、なんて話もありますから、そうした点はショップに伝えた方がよいかもしれません。

ウインターシーズンですから、タイヤ交換の際にこうした下回り、またボディのサビチェックもするいい機会。グッドコンディションで安全なドライブを楽しんでくださいね!

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