インド版ジムニーの男前すぎるカスタムカー…日本にも同様のジムニーが存在した?

昨年のインド・デリーモーターショーでデビューして話題になった、スズキ・ジムニーのカスタムカーを覚えていらっしゃる方はいますか?日本で販売されているジムニーとは全く違うそのスタイルの魅力に注目します。

最新カスタマイズ・ジムニー「ジプシー・エスケペイド」

「Escapade」すなわち英語で「いたずら」を意味するサブネームがついたカスタマイズ「ジプシー」は、先代ジムニーの無骨な雰囲気を残すフロントグリルやボディはそのままに、ワイルドさやタフネスぶりを連想させる仕上がりになっています。

全長4010mm、全幅1540mmはベースになったSJ413W「ジプシーキング」と同様ですが、リフトアップされて大径のオフロードタイヤを履いた姿は迫力満点です!悪路での走破性も高まっているであろう事は、日本国内のジムニーファンはもちろん、そうでない人にも容易に想像がつくでしょう。

さらにソフトトップを取り払う事で、ピックアップトラックスタイルにしています。荷台に通常は縦置きされていた、4人まで乗車可能なベンチシートは撤去されて、マウンテンバイクやアウトドアギアを積んで遊びに行けるような、遊び心のあるスタイルを提案しました。

また、ルーフ上には通常の「ジプシーキング」には無い灯火類が追加装備されていて、森林や密林、あるいは夜間での冒険心をそそるアイテムとなっています。

ところでこのフロントグリル、現行の「ジプシー」が原型のJA51「ジムニー1300」の5ナンバー版と同様の横基調のフロントグリルなのに対して、4ナンバー版JA51Vの縦基調のグリルを装着してます。このへんは遊び心のあるオフロードギアにカスタマイズする上での遊び心でしょうか。

日本でも存在したピックアップ・ジムニー

実は日本の「ジムニー」にもかつてはピックアップモデルが存在しました。1982年発売のSJ40「ジムニー1000」に設定されていたSJ40T「ジムニーピックアップ」です。ラダーフレームの上にボディを架装できるメリットを活かして、通常のジムニーの前席部分から後ろを大胆にカット、キャリイトラックの荷台を載せてピックアップトラック化したものでした。

日本でのお手軽ピックアップとしてトヨタが「bBオープンデッキ」を販売した事もありましたが、本来ピックアップトラックというのは、ジムニーのような無骨なハードオフローダーに似合うものです。

ジムニーピックアップは何となくボディと荷台を無理やり繋げたニコイチ感と言いますか、発展途上国から持ってきたようなスタイルは当時の日本ではウケなかったようですが、今作れば人気が出そうな気がしますし、オリジナルのカスタムピックアップ版を製作しているショップもあります。

日本だけでなく世界中でカスタムジムニーが作られている中での一台ですが、日本国内には無いロングホイールベース・ロングボディ仕様、さらに無骨な先代ベースという事で、日本でもマルチスズキ「ジプシー」の輸入を求めるユーザーの声が高まるかもしれませんね。

しかもこの「ジプシー・エスケペイド」はマルチ・スズキ・インディア自身の、れっきとした純正カスタムカーなのです。遊び心あるジムニーが国内にも再び登場しないでしょうか。