フェアレディZ(Z33型)にRB26DETTをエンジンスワップ!?エスプリの高馬力チューニング!
更新日:2024.09.09
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日本のチューニングメーカー「Esprit」(エスプリ)が、フェアレディZ(Z33型)にGT-R用のRB26DETTを搭載したマシンを発表していました。なんとこれ、600馬力を発揮しているそうです…。
Esprit Z33 RB26仕様は600馬力!
カスタムカーのチューニングメニューは大小さまざまありますが、最も大きなカスタムは、「エンジンスワップ」といって差し支えないでしょう。文字通り、心臓部分を載せ替えるわけですから、大手術が必要になります。つまりエンジン周辺のブロック、ボディの加工が必須ですし、また強度も担保しなければなりません。やる場合は腹を括らなければならないわけですが、面白い事にこうしたエンジンスワップのマシンは多数存在するのです。
スワップ用ベースエンジンとして人気なのが、RB26DETT。理由は言うまでもありません、載せ替えるのは「高性能」でなければ意味がないからです。
このエスプリのZ33は心臓部を3.5LのVQ35エンジンを降ろし、RB26DETTと換装しています。VQ35エンジン自体でも、後期のVQ35HR型は230kW(313PS)/6,800rpm358N·m(36.5kgf·m)/4,800rpmと十分なハイパワーでありますが、エンジンとしてのポテンシャル…というべきかカスタムへの対応力はRB26DETTの方が上、という事なのでしょうね。
実際このZ33に搭載されているRB26は相当なチューニングも施されているようです。
スワップ用ベースエンジンとして人気なのが、RB26DETT。理由は言うまでもありません、載せ替えるのは「高性能」でなければ意味がないからです。
このエスプリのZ33は心臓部を3.5LのVQ35エンジンを降ろし、RB26DETTと換装しています。VQ35エンジン自体でも、後期のVQ35HR型は230kW(313PS)/6,800rpm358N·m(36.5kgf·m)/4,800rpmと十分なハイパワーでありますが、エンジンとしてのポテンシャル…というべきかカスタムへの対応力はRB26DETTの方が上、という事なのでしょうね。
実際このZ33に搭載されているRB26は相当なチューニングも施されているようです。
アヴェンタドールと同等のパワーウェイトレシオ!
最高出力は600馬力(+287馬力)、重量は1350kg(-200kg)と戦闘力を高められています。しかもパワーウェイトレシオが2.25kg/psですから、ランボルギーニのアヴェンタドールと同時…。スーパースポーツと同等の能力を手に入れたZ33、といえますね。
カスタム内容としては、トラスト製T571Zタービン、HKS F-CON V Pro、トラストインタークーラー、エスプリ3層ラジエター、エスプリ チタンフロントパイプ、エスプリ チタンマフラー、HKS車高調、ブレンボ6POTキャリパー、と一通り手が入っているようです。
土屋圭市氏も「なかなか乗りやすい」と評していますし、トータルバランスも高いものがあるようです。カスタムベースとしてのRB26DETTのポテンシャルの高さを示す一台です。
カスタム内容としては、トラスト製T571Zタービン、HKS F-CON V Pro、トラストインタークーラー、エスプリ3層ラジエター、エスプリ チタンフロントパイプ、エスプリ チタンマフラー、HKS車高調、ブレンボ6POTキャリパー、と一通り手が入っているようです。
土屋圭市氏も「なかなか乗りやすい」と評していますし、トータルバランスも高いものがあるようです。カスタムベースとしてのRB26DETTのポテンシャルの高さを示す一台です。
RB26DETTは他のフェアレディZにもスワップされている
Z31フェアレディZ
Z33のカスタムカーを紹介しましたが、Z31にも搭載したマシンも存在します。
Z31は、ボンネットがZ33、Z32よりも縦に広く、直6のRB26を搭載しやすいとも言われており、エンジンスワップでは定番メニュー、かもしれません。
Z31は、ボンネットがZ33、Z32よりも縦に広く、直6のRB26を搭載しやすいとも言われており、エンジンスワップでは定番メニュー、かもしれません。
Z32 フェアレディZ
R32、つまりRB26と同時期にデビューしていたZ32…これもVQ30エンジンを降ろしてRB26を搭載するカスタムカーが存在します。ただ、やはりボンネット内のスペースの都合で、かなり加工を要する為、苦労するのだとか。
しかしそこまでしても得たいのがモアパワー…といった所でしょうか。
しかしそこまでしても得たいのがモアパワー…といった所でしょうか。
エンジンスワップは幅広く行われる
また旧車(ハコスカ、S30Z)あたりにもこのRB26DETTを搭載するカスタムカーが存在していますね。またメーカーが違っても構わず、「いい素材であれば」使用してしまうのが、このエンジンスワップの面白いところでもあります。
たとえば軽自動車の「カプチーノ」はF6Aエンジンを縦置きにフロント搭載している為、普通車並みにエンジンルームが大きいと言われます。それゆえにエンジンスワップを行わる事も多く、ロータリーエンジンを搭載し、380馬力を弾き出すカスタム仕様も存在しています。
たとえば軽自動車の「カプチーノ」はF6Aエンジンを縦置きにフロント搭載している為、普通車並みにエンジンルームが大きいと言われます。それゆえにエンジンスワップを行わる事も多く、ロータリーエンジンを搭載し、380馬力を弾き出すカスタム仕様も存在しています。
エンジンスワップ車両を公道で走らせるには?
モアパワーを求めるオーナーの夢が叶うのも、エンジンスワップカスタムの面白い所。しかし、サーキットで遊ぶ仕様であるならばともかく、これを愛車として公道で走るのならば、「公認車検」をとらなければなりません。前述のカプチーノの例でいえば、軽自動車規格ではなく、普通車として車検登録が必要になります。
この部分が一番ハードルが高そうですね…。実際に行った方の話では、書類作成が煩雑であるそうです。ただ、ボディ(フレーム)を切り貼りしないで搭載したエンジンであれば、比較的簡単に車検に通ります。
しかし切り貼りして搭載する場合には(このケースの方が多そうですが…)、「強度計算書類」等の提出が必要になるので、基本的にショップにお願いする事になりますね…。
価格もピンキリになりますが、ベースになるエンジンを搭載したクルマを買った方が、間違いなく安いでしょう…。しかしそれでもこうした「モアパワー」を求める、エンジンスワップが多く行われているのは、それだけロマンがある、といえるのかもしれません。
この部分が一番ハードルが高そうですね…。実際に行った方の話では、書類作成が煩雑であるそうです。ただ、ボディ(フレーム)を切り貼りしないで搭載したエンジンであれば、比較的簡単に車検に通ります。
しかし切り貼りして搭載する場合には(このケースの方が多そうですが…)、「強度計算書類」等の提出が必要になるので、基本的にショップにお願いする事になりますね…。
価格もピンキリになりますが、ベースになるエンジンを搭載したクルマを買った方が、間違いなく安いでしょう…。しかしそれでもこうした「モアパワー」を求める、エンジンスワップが多く行われているのは、それだけロマンがある、といえるのかもしれません。