スバル インプレッサのユーティリティとパッケージングは?プロが徹底解説!

スバルインプレッサ

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スバルの主力モデルのひとつとなるインプレッサ。その最新モデルが、2023年春より発売となっています。この新しいインプレッサのユーティリティとパッケージングの内容を解説します。

文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
Chapter
スバル インプレッサ ユーティリティについて①|パッケージングは先代モデルを踏襲
スバル インプレッサ ユーティリティについて②|荷室スペースは先代よりも容量減
スバル インプレッサ ユーティリティについて③|最先端のインフォテイメント系を採用
スバル インプレッサ ユーティリティについて④|通信機能を利用したコネクテッドサービス

スバル インプレッサ ユーティリティについて①|パッケージングは先代モデルを踏襲

新しくなったインプレッサですが、パッケージングの基本となるボディサイズは、ほぼ先代モデルから変わっていません。その寸法は全長4475×全幅1780×全高1485mm、ホイールベース2670mm。これは、全幅が5mm大きくなっただけで、その他の数値は先代のまま。最小回転半径5.3mも先代のまま。先代で評価の高かった“日常での使いやすいサイズ感”は、そのまま踏襲されているのです。
車内にいる乗員の位置関係も、ほとんど先代のままとなっています。前席と後席のカップルディスタンス(左右の席の乗員距離)、タンデムディスタンス(前席と後席の乗員の距離)は、先代と変化していません。

スバル インプレッサ ユーティリティについて②|荷室スペースは先代よりも容量減

ラゲッジスペースの容量は、ハイブリッドのe-BOXERグレードで311リッター。ガソリン・エンジン車で368リッターとなります。先代のハイブリッドのトランク容量が336リッターでしたから、ハイブリッド同士を比較すると、現行モデルは先代よりも若干小さくなっています。これはラゲッジの高さが15mm低くなっているのが理由のひとつです。それでも8.5インチサイズのゴルフバッグを2つ搭載することができます。
また、床下のサブトランクは、全グレードに用意されますが、STグレードが最も大きくなっています。

スバル インプレッサ ユーティリティについて③|最先端のインフォテイメント系を採用

インフォテイメントには、兄弟車であるクロストレックと同じ11.6インチの大型センターインフォメーションディスプレイが採用されました。上位の「ST-H」と「SH-G」グレードに標準装備で、エントリーの「ST」グレードではオプションとなります。同システムは、現行レヴォーグなどにも採用されていますが、インプレッサへの採用にあたり機能が強化されています。スマートフォンとの連携機能の強化をはじめ、ナビゲーションの機能、操作性、セキュリティ性などが向上しています。
スマートフォンを所持して乗車する人に向けて、USBポートがタイプA端子だけでなく、タイプAとタイプCの組み合わせになっています。前席だけでなく、後席用にも同じくタイプAとタイプCの2口のUSBポートを用意しました。タイプC端子には、最大15W(DC5V/3A)での充電、タイプA端子では12W(DC5V/2.4A)での充電が可能です。

さらにオプションとして、シフトノブ前のセンタートレイにワイヤレス充電機能(Qi)を用意。10Wの急速充電にも対応します。

スバル インプレッサ ユーティリティについて④|通信機能を利用したコネクテッドサービス

新型インプレッサには、車載の通信機器を用いたコネクテッドサービス「SUBARU STARLINK」が用意されています。上位グレードの「ST-G」と「ST-H」に標準装備され、「ST」ではオプションとなります。

「SUBARU STARLINK」の無料の基本機能は、リコールなどの重要な案内のディスプレイへの表示と車載通信機のソフトウェアのアップデート機能です。それ以外は有料サービスとなります。
有料サービスは「つながる安心ベーシック」「つながる安心プレミアム」「リモートサービス」「SUBARU 車de ネット」が用意されています。「つながる安心ベーシック」は、万一の事故時に自動でコールセンターに接続する機能が提供されます。「つながる安心プレミアム」は、24時間対応のコールセンターへの接続や、故障やトラブルの通知などが行われます。「リモートサービス」は、スマートフォンで車の外からドアのロックを操作したり、駐車場に停めた自車の位置検索などが可能となります。「SUBARU 車de ネット」は、車をWifiスポットとして利用できる機能です。
パッケージングに関しては、先代モデルをほぼ踏襲したというのが新型インプレッサです。ラゲッジスペースは残念ながら先代よりも、わずかに小さくなっています。ただし、大型ディスプレイによるインフォテイメントやスマートフォンとの連携、コネクテッド機能など、最新の機能が追加されているのは嬉しい部分でしょう。
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