フェラーリのラインナップを紹介!イタリアの赤い跳ね馬

フェラーリ 812 スーパーファースト

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世界中にファンを抱えるイタリアのスーパーカーメーカーといえば、フェラーリを挙げる方が多いでしょう。

1970年代以降は、つねに12気筒とV型8気筒をラインナップし、幅広い顧客の要望に答えてきました。

そんなフェラーリの現在のレギュラーラインナップをご紹介します。
Chapter
812 Superfast(スーパーファスト)
GTC4Lusso(ルッソ)
GTC4Lusso T(ルッソT)
488 GTB
488 Spider(スパイダー)
488 Pista(ピスタ)
Portofino(ポルトフィーノ)

812 Superfast(スーパーファスト)

2018年6月現在、フェラーリ量産モデルの頂点に位置するのが「812 Superfast」です。フロントに搭載される6.5LのV型12気筒エンジンは、最高出力588kW(800ps)/8,500rpm、最大トルク718Nm(73.2kgm)/7,000rpmを発揮。フェラーリ史上最強の市販パワーユニットです。

変速機は、7速デュアルクラッチトランスミッションを採用。駆動方式はFRですが、後輪には4WSを装備。またフェラーリ史上初めて採用された電動パワーステアリングは、車両電子制御システムに統合され、つねに安定した性能をドライバーに提供します。

GTC4Lusso(ルッソ)

フェラーリ初のフルタイム4WDで、なおかつシューティングブレークとして登場した「FF」の後継モデルが「GTC4ルッソ」です。

現行フェラーリでは唯一と言えるフル4シーターモデルで、後席の快適性も十分。さらに後部には、十分な容量のラゲッジスペースも備えるグランドツアラーとしての魅力を備えています。

搭載エンジンは、6.3L V型12気筒で、最高出力507kW(690ps)/8,000rpm、最大トルク697Nm(71.07kgm)/5,750rpmをそれぞれ発揮。駆動方式は4WDで、「FF」で採用された4RMシステムをベースに後輪操舵ロジックを追加した”4RM-EVO”を採用します。この後輪操舵は、高速走行時の逆位相だけでなく、低μ路でのスリップ防止にも機能します。

GTC4Lusso T(ルッソT)

「GTC4ルッソ T」は、GTC4ルッソと同じボディを採用しながら、まったく異なるクルマに仕上げられています。

まず、フロントに搭載されるエンジンは、6.5L V12から3.9L V8ターボに変更。いわゆるダウンサイジングターボとなるこのエンジンのスペックは、最高出力449kW(610cv)/7,500rpm、最大トルク760Nm/3,000-5,250rpmをそれぞれ発生。

また駆動方式がFRとなり、低回転からトルクフルなエンジンとあいまって、低燃費に繋げています。

フェラーリ内ではコンフォートモデルに位置づけられる「GTC4ルッソ T」ですが、そこはフェラーリ基準。他ブランドから見れば圧倒的なパフォーマンスであることに変わりありません。

488 GTB

3.9L V8ターボをホイールベース内に搭載したミドシップモデルが、「488 GTB」です。

1976年に登場したスモールフェラーリ、308からの影響を見てとれるスタイリングに、数字が1気筒あたりの排気量を表すヒストリックフェラーリの命名法を用いたネーミングなど、古いフェラーリファンにも訴求するパッケージとなっています。

エンジン性能は、最高出力492kW(670ps)/8,000rpm、最大トルク760Nm(77.5kgm)/3,000rpm。ハイスペックながら、低回転でもトルクフルで運転しやすい設定です。

また車両の制御システムとして、電子制御とサブシステムによるアクセル応答性の向上。トランスミッションを経由するトルク量を増幅し加速を最適化するバリアブル・トルク・マネジメントの採用。パラメータ解析の細分化によって介入の度合いと正確さを増したサイドスリップ・アングル・コントロール・システム2などを装備。

フェラーリ曰く、サーキットを楽しんだことがないドライバーでも、高次元のスポーツドライビングを楽しむことが出来るとのこと。

488 Spider(スパイダー)

「488 スパイダー」は、488 GTBのオープントップバージョンです。電動で格納するリトラクタブル式のハードトップを備え、いつでも気軽にオープンエアドライビングを楽しむことが可能です。

エンジン性能は、最高出力492kW(670ps)/8,000rpm、最大トルク760Nm(77.5kgm)/3,000rpmと488 GTBと同じですが、車両重量は1,475kgのGTBに対し、スパイダーは1,525kgとなっています。

サーキット経験者から初心者まで対応する懐の深い488 GTBの特徴を失うことなく、オープンエアーの楽しみを加えました。

488 Pista(ピスタ)

”ピスタ”は、イタリア語でサーキットの意味。「488 ピスタ」はレースからフィードバックを受け開発された488 GTB最新のエボリューションモデルです。

488GTBとの違いは大きく2つ。エンジンリファインと軽量化です。エンジンはターボユニット、吸気系の見直し、一部エンジンパーツの刷新などで50ps向上し、720psを発揮します。軽量化ではカーボン素材を多用し、サーキット走行には不要な内装類を省略しています。

フェラーリ主催のワンレース参戦も可能ですが、公道でも走行可能。まさに道を選ばない1台です。

Portofino(ポルトフィーノ)

ポルトフィーノはイタリアの港町。美しい景観で観光客に人気の都市です。その港町の名が付けられたFRカブリオレが「ポルトフィーノ」です。「カリフォルニア」の後継モデルにあたり、従来のスポーツ性に加えエレガンスさも加味されました。

搭載エンジンは、3.9L V8ツインターボで、最高出力441kW(600ps)/7,500rpm、最大トルク760Nm(77.5kgm)/3,000-5,250rpmで発揮します。

ルーフはリトラクタブル式ハードトップで、時速45km以下なら走行中でも収納可能です。ルーフ収納状態でもトランク容量はほとんど変化しません。乗車定員は4名ですが、後席はエマージェンシー的な要素が強く、2+2と考えると良いかもしれません。
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