4ドアGT-RやGT-Rワゴンなど…RB26エンジンを搭載した限定車4選

RB26DETTエンジン 1989年

※この記事には広告が含まれます

GT-R専用のユニットとして知られるRB26DETTエンジン。しかし例外もあり、グループ会社「オーテックジャパン」等から、独自のチューニングを施した限定車が複数台製作されていました。
Chapter
ステージア特別グレード「260RS」
スカイライン生誕40周年を記念した4ドアGT-R
NA化されたRB26を4ドア、GTS-4グレードに搭載した限定車
RB26ヘッドを利用したRB30DE(?)を搭載するスペシャルGT-R

ステージア特別グレード「260RS」

BCNR33スカイラインGT-RのRB26DETTエンジンを、オーテックがステージアに移植した特別仕様が260RSです。

1997年に発売されたステージア260RSは、エンジンのみならず、ドライブトレインやリアサスペンションも流用。さらに、ブレーキを強化すると同時に、足まわりのキャンバー剛性をアップ、専用のBBSアルミホイールを装備など、徹底したチューニングは、まさにトップ・オブ・ザ・ツーリングワゴン。1998年10月には、マイナーチェンジも行われました。

GT-Rのエンジンに惚れたユーザーが購入した、超一級のスポーツワゴンです。

スカイライン生誕40周年を記念した4ドアGT-R

1998年、スカイライン生誕40周年を記念して、オーテックが作成したモデルが、スカイラインGT-R 40th アニバーサリーです。

4ドアのスカイラインにRB26DETTエンジンを搭載するのではなく、R33GT-Rをベースに4ドアモデルに仕立て直したモデルで、型式はBCNR33改となっています。

2ドアのGT-Rを4ドアとするため、リアドアまわりに大きく手を入れ完成されています。

GT-Rの走りを犠牲にしない、非常に作りこまれた車両となりました。当時、ベースグレードと大差が無い498万5,000円という価格設定は、まさにファンへの贈り物となりました。

NA化されたRB26を4ドア、GTS-4グレードに搭載した限定車

RB26DETTから、ターボを取り外し、NAエンジンとしたRB26をオーテックがチューニング。4ドアセダンに搭載したモデルが、1992年に発売されたスカイライン オーテックバージョンです。

インテーク、エギゾースト、カムシャフト、ピストンなど、エンジン内部をスペシャルメイドした2.6L自然吸気エンジンは、ECUに専用のチューニングを施し、最高出力220ps/6,800rpm、最大トルク25.0kgm/5,200rpmをそれぞれ発生。

このエンジンに見合うよう、足まわりもサスペンション、ブレーキにチューニングを施しています。

ベースは、R32スカイライン 4ドアセダンのGT-S 4。4ドア&チューニングされたNA直列6気筒エンジンの組み合わせは、往年のGT-Rを彷彿とさせるモデルでした。

RB26ヘッドを利用したRB30DE(?)を搭載するスペシャルGT-R

現在のトミーカイラの前身、京都に拠点を構えていたトミタ夢工場が1990年に製作したコンプリートモデルがトミーカイラM30(2代目)です。

海外向けのシングルカムエンジン、RB30EにRB26のヘッドをドッキング。RB30DEと呼ばれたこのエンジンは、自然吸気ながら最高出力280psを誇りました。

そのエンジンは、R32スカイラインのGTS-tに搭載され、駆動方式はFRのまま。自然吸気の直6サウンドで走り抜ける、希少なコンプリートカーです。
NA化も含めてマニアックな車両が多い、RB26DETT系を搭載した特別仕様車達。

多くの車両に携わったオーテックは、現在でも日産の多くの特別仕様車を手掛け、そのなかにはあのNISMOからの委託車両も多々あるのです。
【お得情報あり】CarMe & CARPRIMEのLINEに登録する

商品詳細