伝統と最新技術をミックスした日産フェアレディZのインテリアデザイン【プロ徹底解説】

フェアレディZ

今年に国内での新型モデルの販売がスタートした日産のスポーツカー、フェアレディZ。新しくなったフェアレディZのインテリアは、どのようになっているのでしょうか。その狙いや内容などを解説します。

文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
Chapter
テーマは伝統と最新技術の融合
スポーティさを演出するデジタルメーター
専用にデザインされたステアリングとシフトノブ
ホールド性と快適性を高めたシート

テーマは伝統と最新技術の融合

新型フェアレディZのデザインのテーマは「伝統と最新技術の融合」です。1969年に初代(S30型)が誕生してから、50年以上をかけて世代を重ね、世界中で180万台以上を販売してきた人気と伝統を、最新技術と融合させるというものです。

インテリアに関して、その象徴的な存在となるのが、センターコンソールの上に設置された3連メーターでしょう。初代(S30型)モデルでは、一番上に3連メーター、その下にエアコンの吹き出し口やエアコンやオーディオのスイッチなどが積み重なるというインテリアデザインが採用されていました。

新しい新型フェアレディZでも、3連メーターが採用され、その下にエアコンの吹き出し口、9インチワイドディスプレイ、エアコンスイッチが縦にレイアウトされています。

3連メーターは、右から、ターボのブースト計、ターボ回転計、電圧計となります。一番、左には、歴代モデルと同様に電圧計を配置することで、ヘリテージを感じさせるデザインとなっています。

スポーティさを演出するデジタルメーター

ドライバーの目の前のメーターは、12.3インチのフルデジタルメーターが採用されています。タコメーターは、最適なシフトアップタイミングの時に針が真上を向くように配置されており、その時はシフトアップインジケーターが点滅してスポーツドライビングをアシストします。

また、フルデジタルということで、タコメーターを真ん中に表示したり、カーナビやオーディオ画面を大きく表示するように変更することも可能です。

専用にデザインされたステアリングとシフトノブ

新たにデザインされたフェアレディZ専用のステアリングはディープコーン形状が採用されました。これはホーン部分が奥にあり、ステアリングの握り部分が手前にあるような形状を指します。伝統的なスポーツカーに多く採用されてきた形状です

また、シフトノブも新設計されたもので、MTもATでも、握りやすさと快適性が追及されています。

ホールド性と快適性を高めたシート

シートは、日産GT-Rの開発で培ったノウハウを活かし、ホールド性とフィット感を向上させました。シートバックにスエードを多用することで、身体の揺れを抑えつつ、高い快適性を実現しました。シート素材は、本革/スエード調ファブリックコンビとファブリックの2種類があります。本革/スエード調ファブリックコンビは、ブラックと、ブラック×レッドの2色がグレードごとに用意されています。

インテリアカラーは、グラファイト、レッド、ブルーの3色が用意されています。

歴代フェアレディZで使われていたデザイン・アイコンをモチーフに、現在の最新技術を融合させるというのが、新しいフェアレディZのデザインのテーマとなっています。そうしたテーマは、エクステリアだけでなく、インテリアでも貫かれており、その象徴とも言える3連メーターが、インテリアデザインの目玉となっています。

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