ドアミラー付け根やテールランプにある突起…これって何?

エアロスタビライジングフィン ボルテックスジェネレーター

ドアミラーの付け根やテールランプに、筋状の突起があるクルマが増えています。

この突起がどのような効果をもたらすのか説明できる人は、非常に少ないのではないでしょうか。

今回は、この突起に一体どのような効果があるのかを解説いたします。

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空気の流れを整えるためのパーツ
空気を整える効果とメリット

空気の流れを整えるためのパーツ

ドアミラーの付け根やテールランプにある筋状の突起は、ボルテックスジェネレーターと呼ばれ、その名の通り空気の渦を生み出すためのものです。

これらの突起に空気が当たると渦が発生し、走行中の空気抵抗を減らすだけでなく、操縦安定性の向上や応答性の向上といった効果をもたらすのです。

元は航空機のために開発が進められた技術であり、気流を整えて安定した飛行をするための装置でした。

現在では自動車にも技術転用され、スポーツカーだけでなくコンパクトカーやミニバンなど多くの量販車に取り入れられつつあります。

空気を整える効果とメリット

ボルテックスジェネレーターがもたらすメリットの1つは、先述の通り乱流=空気の渦を生み出すことで、車体を安定させられることであるとされています。

飛行中の安定性と安全性が求められる航空機の分野で発展した背景はそこにあるのです。

また、このボルテックスジェネレーターは縦方向の渦を発生させます。

※ランサーエボリューション8 MRのボルテックスジェネレーター

この縦渦はダウンフォースとなって、走行中の車体を路面に押し付ける効果が期待できます。そのため、スポーツ走行をするクルマとは特に相性の良い装備となっているのです。

加えて、ボルテックスジェネレーターは、純正で装備していないクルマでも比較的容易に後付けが可能な装備の1つです。

トヨタやレクサスでは、エアロスタビライジングフィンという名称でオプションとして販売している他、サードパーティー製の製品ならばいくつかの通販サイトでも購入することが可能です。

ボルテックスジェネレーターの効果を体感してみたいという人は、購入して試してみるのも良いかもしれません。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道