【プロ解説】ミニクロスオーバーのライバル!?アウディ Q2との違い等を徹底比較&解説

ミニクロスオーバージョンクーパーワークス

ミニクロスオーバーは、輸入車のコンパクトSUVの中で個性的なデザインと多彩なパワートレインで非常に人気の高いモデルとなっています。

そのミニクロスオーバーのライバルとして、ピックアップしたプレミアムコンパクトSUV「アウディ Q2」と比較してみましょう。

文・写真/萩原 文博

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アウディ Q2との比較
アウディ Q2と比較してミニクロスオーバーが良い点は?
ミニクロスオーバーと比較してアウディ Q2が良い点は?

アウディ Q2との比較

ミニクロスオーバーとしてピックアップしたのは、同じ輸入車のコンパクトSUVに属するアウディQ2としました。

まず、ボディサイズは1.5Lガソリンエンジンを搭載した2WD車で比べてみました。

ミニクロスオーバー バッキンガムが全長4,315mm×全幅1,820mm×全高1,595mmです。

対して、Q2 35TFSIアドバンストは全長4,200mm×全幅1,795mm×全高1,530mmとなっています。

全長で115mm、全幅は25mmそして全高は65mmミニクロスオーバーのほうが大きくなっています。

ラゲッジスペースの容量はミニクロスオーバーが5人乗車時で450L。後席をすべて倒すと最大で1390Lまで拡大します。

一方のQ2は5人乗車時で405L。後席をすべて倒すと最大で1050Lまで拡大します。

そして悪路走破性の指標となる最低地上高はミニクロスオーバーが165mm。対してQ2は210mmです。

ミニクロスオーバーはボディサイズの大きさを活かして、広いキャビンスペースとラゲッジスペースを確保しています。

一方アウディQ2のボディサイズは小さくなっていますが、都市部に多く存在する立体駐車場に対応した優れたパッケージが特徴です。

最低地上高も210mmと本格オフローダーに匹敵するロードクリアランスを確保しています。

搭載されているエンジンは、ミニクロスオーバーは最高出力102psの1.5L直列3気筒ガソリンターボをはじめ最高出力306psの2L直列44気筒ガソリンターボ、最高出力150ps・190psと2つの仕様がある2L直列4気筒ディーゼルターボエンジン。さらに1.5Lガソリンエンジン+モーターのPHEVシステムと4種類のパワートレインを用意しています。

燃費性能はWLTCモードで、13.7~16.9km/Lとなっています。

駆動方式は2WDに加えてALL4と呼ばれる4WDを採用しています。

一方のQ2に搭載されているパワートレインは、最高出力150ps、最大トルク250Nmを発生する1.5L直列4気筒ガソリンターボエンジン+7速AT。

そして、SQ2に搭載されている最高出力300ps、最大トルク400Nmを発生する2L直列4気筒ガソリンターボ+7速ATの2種類。

燃費性能はWLTCモードで11.6~15.8km/Lを実現しています。

駆動方式は1.5Lエンジンが2WD(FF)、2Lエンジンがクワトロと呼ばれる4WDとなっています。

安全装備では、ミニクロスオーバーがドライビングアシスト、アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)、リアビューカメラ、PDC(パークディスタンスコントロール)、パーキングアシストパッケージを設定しているのに対して、Q2は衝突被害軽減ブレーキのアウディプレセンスフロントをはじめ、アダプティブクルーズコントロール、アクティブレーンアシスト、トラフィックジャムアシスト、アウディサイドアシスト、アウディパーキングシステムなどを装備しています。

車両本体価格はミニクロスオーバーが396万~609万円。アウディQ2は394万~599万円となっています。

アウディ Q2と比較してミニクロスオーバーが良い点は?

ミニクロスオーバーとアウディQ2を比較して、ミニクロスオーバーが優れている点は、室内空間の広さが挙げられます。

全高が1,595mmと高いため利用できない立体駐車場もありますが、5人乗れるキャビンスペースと広く使いやすいラゲッジスペースは魅力です。

そして、多彩なパワートレインも魅力です。Q2は1.5L&2Lガソリンエンジンしかありませんが、ミニクロスオーバーは1.5L&2Lのガソリンエンジンに加えて、2Lディーゼル、PHEVと4種類のパワートレインを用意しています。

4WD車もディーゼル、PHEV、2Lターボから選べるように自分の使い方に合わせてグレードを選ぶ楽しさもあります。

また、ミニクロスオーバーには自分だけのオリジナルモデルを作り上げる楽しさもあります。多彩なオプションが用意され、外観やインテリアが仕上げられるためオンリーワンのモデルに仕立てることができます。

こういった作り上げる楽しさはミニブランドのクルマの特徴となっています。

ミニクロスオーバーと比較してアウディ Q2が良い点は?

アウディQ2がミニクロスオーバーに対して、優れているのはボディサイズが若干コンパクトになりますが、全高を都市部に多い立体駐車場が利用できる1,550mm以下に抑えた優れたパッケージングでしょう。これによってマンションの立体駐車場にも停めることができ、シティー派SUVとしてのメリットは大きいです。

加えて、運転支援システムの充実ぶりも魅力です。車両の後側方などの死角を走行する車両を検知してドライバーに知らせるアウディサイドアシストや後退時の出庫をサポートするリアクロストラフィックアシストなど後方の安全確認できるシステムがアウディQ2のほうが充実しています。

数ある輸入車の中で、1モデルとして最も人気が高いミニ。4ドアを採用し、広い室内空感を実現したクロスオーバーはファミリーカーとしても非常に人気が高いです。

ライバルとして取り上げたアウディ Q2はボディサイズは若干コンパクトですが、立体駐車場に対応した優れたパッケージングが特徴。またハイパワーエンジンを搭載したモデルも用意していて、キャラクターは非常に似ていると言えるでしょう。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博