2代目スズキ ハスラーのインテリアと荷室。プロが徹底解説します!

スズキ ハスラー Jスタイル ターボ 2020年

スズキ ハスラー(MR52S/MR92S型)は、SUVらしいタフさやユーティリティの高さを外観だけでなく、インテリアでも表現しています。乗り込むと目に入る印象的な3連インパネガーニッシュをはじめ、遊び心がいっぱいの2代目ハスラーのインテリア(内装)とラゲッジルーム(荷室)について、プロが徹底解説します。

文・写真/萩原 文博

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機能と使いやすさにこだわって設計された前席まわり
先代よりも居住性がアップした後席
汚れに強い素材で使いやすいラゲッジ

機能と使いやすさにこだわって設計された前席まわり

現行型ハスラーのインテリアは、“タフさやプロテクト感”、“高い機能性とユーティリティ”をキーワードに開発されました。

インストルメントパネルは、上下に配置された2本のバーでガーニッシュを挟み、車両骨格の強さを表現。そのバーの間には、3つの機能部品を軸としたタフな世界観を演出する3連インパネカラーガーニッシュを配置し、プロテクト感を高めています。

このカラーガーニッシュはボディカラーに合わせて、グレーイッシュホワイト、デニムブルー、バーミリオンオレンジの3色が用意されています。

メーターパネルには、4.2インチのカラー液晶ディスプレイをスズキの軽自動車として初採用。文字盤と表示が一体化して見えるシームレス構造を採用し、さまざまな車両情報を見やすくしています。

またインパネの各スイッチ類は、ディスプレイや操作頻度などを考慮して配置され、操作しやすいレイアウトとなっています。

運転席は、Aピラーは断面とピラートリム形状を最適化、ドアミラー形状にもこだわり死角を減らしています。

また、フロントガラスはセラミックライン位置を上げ、フロントガラス幅を広く、さらにワイパーを見えない位置に格納するとともに、車両前方の長さをつかみやすいようボンネットをデザインすることで、ドライバーからの視界を格段に向上させています。

さらに基本骨格の変更でヒップポイントを先代より7mm低く設定。これにより小柄な方でも乗り降りしやすく、疲れにくいシートポジションを設定できるようになりました。

シートはタフなイメージの縞鋼板柄を表地に使いながら、ポップなカラーの差し色を入れることで、ワクワク感を演出。ボディカラーに合わせた3種類のカラーアクセントもポイントです。

フロントの収納は、助手席前のインパネアッパーボックスをはじめ、インパネトレー、グローブボックス、ショッピングフックなど、大きさの異なるアイデア満載で使い勝手に優れた収納スペースを用意。シート下にはアンダーボックスも設置され、靴などを入れておくことができます。

先代よりも居住性がアップした後席

新プラットフォームHEARTECT(ハーテクト)の採用により、ホイールベースが35mm延長されたことにともない、前後乗員間距離も35mm広くなっています

また全高は先代より15mm高い1,680mmとすることでヘッドクリアランスを拡大し、後席でも圧迫感の少ない居住空間を実現しています。

この後席は、左右別々にスライドやリクライニングができる機構を持たせ、多彩なシートアレンジが可能となっています。

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汚れに強い素材で使いやすいラゲッジ

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博