スズキ ハスラー(MR52S型)の維持費をプロが徹底解説!!

スズキ ハスラー Jスタイル ターボ 2020年

今回試乗したスズキ ハスラー(MR52S型) Jスタイルターボ 4WDの車両本体価格は、182万3800円。このモデルを実際に手入れ、乗るための諸費用や燃料代、保険料など、どれくらいかかるのかをプロが解説します。

文・写真/萩原 文博

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法定費用を抑えられるのも軽自動車SUV、ハスラーの魅力
自賠責保険は37カ月で2万7330円
ランニングコストもなにかと安いハスラー

法定費用を抑えられるのも軽自動車SUV、ハスラーの魅力

重量税はターボとターボなしで異なる

ハスラー Jスタイルターボ4WDの重量税は、エコカー減税の対象外のため、軽減はありません。初年度登録時は3年間で9,900円、車検時は2年間で6,600円です。

ターボ以外のモデルでは50%減税が適用され、3年間で3,700円になります。

自動車税は排気量で決まる

ハスラー Jスタイルターボ4WD に搭載されているエンジンの排気量は660ccなので、軽自動車税は1年分で1万800円となります。

環境性能割はターボとターボ無しで大きな差

自動車取得税に代わって、追加された環境性能割ターボモデルの場合、1万4,900円。ターボモデル以外は、0円です。

自賠責保険は37カ月で2万7330円

ハスラー Jスタイルターボ4WD を購入する際、自賠責保険37カ月加入するので、2万7330円となります。この金額は軽乗用車ではすべて同じ金額となります。

ランニングコストもなにかと安いハスラー

普通車よりもおしなべて安い任意保険料

ハスラー Jスタイルターボ 4WD の任意保険料を、運転者の年齢50歳、年齢制限無しで30歳以上補償。運転免許証の色はゴールド以外、使用目的は家庭用、年間走行距離9,000km以下、保険証券を発行しないという条件で見積もりをしたところ、もっともベーシックなプランで年間3万3,560円となりました。

これに補償範囲の広い一般型の車両保険を付けると7万710円。補償範囲を絞ったエコノミー型にすると5万3,170円となっています。

月々の燃料代も抑えられる

試乗したハスラー Jスタイルターボ 4WD の使用する燃料はレギュラーガソリンです。2021年8月現在、ガソリン価格が高騰しており、レギュラーガソリンの店頭現金小売価格は1Lあたり158.2円となっています。

ハスラー Jスタイルターボ4WD の燃費性能は、WLTCモードで20.8km/L。その8割を実走行時の目安にした場合,リッターあたり約16.6kmとなります。そのうえで、月500km、年間6,000kmを走行した場合、年間約361Lのレギュラーガソリンが必要となり、1年間の燃料代は5万7110円、ひと月に約4760円となる計算です。

ディーラーでの車検費用は約8万円

ハスラー Jスタイルターボ4WDのディーラーでの車検費用をネットで検索したところ、基本料金(車検基本点検料/24カ月点検、保安確認検査料、検査代行料、ブレーキオイル交換、ブレーキ洗浄・調整、ファンベルト点検・調整)が4万2984円

法定費用(自賠責保険料、重量税、手数料・印紙代)が3万3070円で、合計7万6054円となっています。この料金に消耗品交換費用を用意しておけばいいでしょう。

日々必要なメンテナンス費用は?

快適に乗るためには、メンテナンスが必要となります。メンテナンス費用で最もポピュラーなのが、オイル交換です。ターボエンジンを搭載しているハスラー Jスタイルターボ4WDのオイル量は2.6Lで、1度のオイル交換費用は工賃込みで約4,000円

オイル交換2回に1回はオイルフィルターの交換が必要ですが、エンジンオイルとオイルフィルターを同時に交換すると、約6,000円が目安です

メーカーで推奨されているオイル交換のタイミングは、5,000kmまたは半年なので、オイル交換費用は年間1万円をみておけば間違いないでしょう。ちなみにターボエンジンの場合、エンジンへの負荷がおおきいのでオイルは早めに交換することがベターです。

維持費は軽自動車の平均的な金額ですが、ターボ車はエコカー減税などの適用がないのがネック。軽自動車の魅力でもある年間維持費の抑制を最大限に享受するなら、ターボなしのモデルを選ぶのもアリだと思います。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博