ホンダ 10代目シビック(FC/FK型)はシートアレンジで利便性が広がる!

シビック

今回はシートアレンジを中心として、ホンダ 10代目シビックのシートまわりの特徴についてご紹介します。

10代目シビックは2017年に7年ぶりに国内販売を再開した注目度が高いクルマですが、注目度と流通数が釣り合わない不遇のクルマでもあると言えるでしょう。

2021年8月に11代目が発売されますが、そんな今だからこそ10代目が気になっているという人もいるのではないでしょうか。

そんな10代目シビックのシートアレンジ等は、どのようになっているのか、見ていきましょう。

文/吉田 恒道

Chapter
ホンダ 10代目シビックの歴史を振り返ってみる
ホンダ 10代目シビックの基本をおさらい
ホンダ 10代目シビックは走りが楽しく利便性が高いクルマ!
ホンダ 10代目シビックのシート周りの機能を紹介
ホンダ 10代目シビックのシートアレンジをじっくり紹介
ホンダ 10代目シビックのシートの機能性を高める装備
ホンダ 10代目シビックは先進安全システムで安全な運転をサポート

ホンダ 10代目シビックの歴史を振り返ってみる

ホンダ シビックの初代は1972年に発売されました。エンジンは初代から現在まで継続して直列4気筒が、排気量は初代は1.2Lが採用されています。

そして1979年に2代目、1983年には3代目、1987年には4代目が発売されました。

1991年に発売された5代目ではエクステリア(外装)がブラジルのサンバをイメージして作られており、シビックとしては2度目のカー・オブ・ザ・イヤーを受賞、1995年に発売された6代目では3度目の受賞を果たしました。

7代目5ドアモデルではインパネシフト・前後左右へのウォークスルーが可能なフラットフロアを採用しています。

2005年には8代目が発売され、ハッチバックが廃止され4ドアセダンのみの販売になりました。

9代目は2011年に発売されました。9代目は従来のモデルに比べて、視認性の向上・軽量化・操作性の向上などさまざまな基本性能がアップしています。エンジンは1.4Lと1.8Lのガソリンエンジン、2.2Lのディーゼルエンジンモデルが用意されており、初代に比べ大きな進化を遂げています。

そして、2015年に現行モデルである10代目 シビックが北米で発売され、日本では2017年に発売されました。

ホンダ 10代目シビックの基本をおさらい

ホンダ シビックは、若者を中心として人気になっていました。発売当初は「8代目の販売終了以降姿を消したシビックが帰ってきた」という話題で、盛り切りだったものです。それなら高年齢層に支持されるのが自然な流れでしょう。

実際に日本のシビックは高年齢層が支えてきたクルマです。

一方10代目は20代からも支持されていました。高年齢層に支持されていた理由は、走行性能の高さです。シビックはスポーツタイプの「タイプR」にあるように、走りを重視したクルマとなっています。

10代目は走行性能に加えて若々しいデザインとなったことで、デザイン重視の若者の目に留まったのでしょう。そうして興味を持った若者たちが、快適性の高さや走りの良さに惹かれ、支持するに至ったのかもしれません。

走行性能が高く、デザインも好評で居住性も高いのがシビックの魅力だと言えるでしょう。

走行性能に関しては、最高出力134kW(182PS)/5,500rpm(6MT)、最大トルク240N・m(24.5kgf・m)/1,900〜5,500rpm(6MT)と数値を見るだけで高いことがわかります。エンジンは2.4L自然吸気エンジンを凌ぐほどの、高トルクとパワーを実現した1.5L直噴VTEC TURBOエンジンです。

そんな走りが楽しいという魅力があるシビックですが、若者に受けたのには他に理由があります。現代の若者に受けるのに大切なのは、利便性です。

シビックの利便性について、ラゲッジルームから見ていきましょう。

ホンダ 10代目シビックは走りが楽しく利便性が高いクルマ!

まず、ホンダ シビックの特徴について簡単にご紹介します。

シビックの魅力といえば、走りです。スポーツタイプのクルマがかっこいいと感じる年代の人にとって、シビックは大衆車でありながらも本格的な走りが楽しめる良い車種でした。実際のシビックの支持層も、現在では高年齢層になっています。

シビックに搭載されているのは、1.5L直噴VTEC TURBOエンジンです。排気量を小さくしているダウンサイジングターボですが、過給を効率よく行う給排気デュアルVTC、電動ウェイストゲート付ターボチャージャーなどにより、本格的な走りを実現しています。

低回転域から幅広い領域で高トルクと高回転まで伸びやかに走る感覚があり、走りの楽しさは健在です。

加えて若者が重視する燃焼効率も直噴システムによってカバーしています。ハッチバックタイプは6MTとCVTの両方が搭載されており、高年齢層・若年層ともに取り込めるようになっているクルマです。

そのうえ、シビックは高い居住性と利便性を兼ね備えています。10代目によってデザインが現代的でかっこよくなったのと同時に、走行性能と居住性・利便性の良さが広がり、若年層の支持も新たに得たクルマです。

ホンダ 10代目シビックのシート周りの機能を紹介

ホンダ シビックのフロントシート(前席)は、ホールド性の高いバケットタイプのシートです。リアシート(後席)はベンチシートとなっており、ハッチバックは3人乗りが可能です。

リアシートの中央は2人乗りの際、ドリンクホルダー付のセンターアームレストとして活躍してくれます。ドリンクホルダー付のアームレストは大衆車というより、高級車によく標準装備されているものです。シビックはもはや大衆車ではない、と言えるのかもしれません。

さらに、リアシートの左右にはコートフックがあります。ここも高級感があって好印象です。

収納関係も、豊富に用意されています。

たとえばアームレスト付コンソールボックス、センターポケット、助手席シートバックポケットなど。ハッチバックにはラゲッジルーム(荷室)にコンビニフック、タイダウンフックなどがあります。

そして、シート機構も豊富。

ハッチバックは運転席8ウェイパワーシートと、助手席4ウェイパワーシートが標準装備されています。この電動シートは高級車でもグレード別設定になっているケースがありますが、シビック・ハッチバックは標準搭載です。

ただし、セダンにはメーカーオプションとなっています。

ホンダ 10代目シビックのシートアレンジをじっくり紹介

ホンダ シビックのシート関係の機構が豊富だ、と紹介しました。ハッチバックの運転席は8ウェイパワーシートなので、徹底的に自分好みにアレンジすることができます。助手席も4ウェイパワーシートがあり、アレンジしやすいです。

肝心のリアシートは、6:4分割可倒式となっています。左右両方とも倒せば、ラゲッジルームの大幅拡張が可能です。

ラゲッジルームの容量はセダンが519L、ハッチバックが420Lとなっています。それぞれ、ゴルフバッグ4個分と3個分程度の大きさです。ハッチバックのほうが容量は少なめになっているものの、フックなどの各種装備により使い勝手では勝ります。

セダンにはトランクスルー機構もあるので、リアシートを倒したときの使い勝手はとても良好です。

ハッチバックにもセダンにも、それぞれのシートアレンジの良さがあると言えるでしょう。

ホンダ 10代目シビックのシートの機能性を高める装備

まず紹介するのがラゲッジネットです。

ラゲッジネットは荷物を固定することができ、不安定な荷物を積むときに役立ちます。

その他にもトランクトレイにトランクネット、ユーティリティベルトなど荷物を固定し、揺れや振動から守るものが多く用意されています。

また、トランクフックが用意されており、トランクの上部に取り付けて袋やバッグなどをかけることができます。

次にラゲッジトレイです。

ラゲッジトレイを使用すれば濡れた荷物でも気にすることなく積むことができます。さらに取り外して水洗いもできるので、汚れた荷物も安心して積載でき、特にアウトドアシーンで重宝します。

またホンダ シビックはLEDルームランプが充実しています。

シビックにはルームランプ・LEDルーフ照明やプラズマクラスター搭載のLEDルーフ照明などが搭載されています。LEDランプの光で夜間時でも安全に乗り降りしたり、荷物をスムーズに積載できます。

ホンダ 10代目シビックは先進安全システムで安全な運転をサポート

ホンダ シビックにはホンダ独自の安全装備であるHonda SENSING(ホンダセンシング)が用意されています。

ホンダセンシングには衝突軽減ブレーキが装備されており、先行車や歩行者・障害物を検知し、衝突の危険がある場合に音とディスプレイ表示で警告します。

さらに衝突の危険性が高まった場合には、軽いブレーキ操作・強いブレーキ操作を行い、衝突回避・被害軽減をサポートします。

まず歩行者事故低減ステアリングは、車線をはみ出して路側帯を歩く歩行者に衝突する危険性を感知した場合に、音とブザーで警告・必要な場合にはステアリング操作をサポートすることで衝突回避に寄与します。

さらに夜間走行時に、システムが前方や対向車の状況を把握し、ハイビームとロービームを自動で切り替えるオートハイビームが装備されています。

先行車発進お知らせ機能は信号待ちなどの停車時に、前方のクルマの発進を検知し、ドライバーがアクセル操作を行わなかった場合に音とディスプレイ表示で知らせてくれます。

またアクティブクルーズコントロールはあらかじめ設定した速度内で、先行車と一定の距離を保つために自動で加減速します。

今回は、ホンダ シビックのシートアレンジについて紹介しました。

シビックはシート周りの機能として、収納機能やシート機構が豊富で使い勝手がいいということがわかりました。

シートアレンジはアレンジが自分好みに設定できたり、大幅に拡張できるになど利便性という点においては優れているのではないでしょうか。

※2021年7月現在

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道