メルセデスベンツ 3代目Vクラス(447811C/447815C型)の3つのグレードを徹底比較!おすすめのグレードは「V220d」!?

メルセデスベンツ 3代目Vクラス

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メルセデスベンツ 3代目Vクラス(447811C/447815C型)は高級感あふれるミニバンスタイルのクルマとなっており、グレードは3つ用意されています。大きなグレード差はなく、比較がしやすい内容となっているので、それぞれどのような違いがあるのかをこちらでご紹介します。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
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メルセデスベンツ 3代目Vクラス V 220 d AVANTGARDE【価格:789万円】
メルセデスベンツ 3代目Vクラス V 220 d AVANTGARDE long【価格:814万円】
メルセデスベンツ 3代目Vクラス V 220 d AVANTGARDE Extra-long【価格:839万円】

メルセデスベンツ 3代目Vクラス V 220 d AVANTGARDE【価格:789万円】

「V 220 d AVANTGARDE」はメルセデスベンツ 3代目Vクラスのエントリーモデルとなっています。

パワートレインは、トランスミッションが電子制御7速A/Tの7G-TRONIC PLUSが採用され、エンジンが2.2L 直列4気筒直噴ディーゼルターボエンジンとなっており、駆動方式はFR(後輪駆動)です。

最高出力は120kW(163PS)/3,800rpmで最大トルクは380Nm(38.7kgm)/1,400~2,400rpmを発生します。燃費性能はWLTCモードで11.4km/Lとなっています。


エクステリア(外装)では、アバンギャルドライン(フロント、リアバンパートリム)が装備され、リアコンビネーションランプやハイマウントストップランプ、ウインカーはLED仕様となっています。そのほかにはルーフレールの装備や、リアウィンドウが開閉式となっており、テールゲートを開けずにラゲッジルーム(荷室)を利用することもできます。

インテリア(内装)では、本革巻ステアリングに、アンスラサイトウッド調インテトリムとなっています。オーディオシステムでは、タッチスクリーン式の10.25インチワイドディスプレイと合わせて、タッチパッドも搭載されています。
シート素材は本革となっており、フロントシート(前席)にはメモリー付パワーシートに、シートヒーター、電動ランバーサポートといった機能が搭載され、後席はすべて脱着式シートになっています。

安全性能では、LEDインテリジェントライトシステムや、危険な状況を検知すると、電動シートベルトが身体をしっかりシートに固定してくれるPRE-SAFE、アクティブブレーキアシストや、アクティブディスタンスアシスト・ディストロニックといったブレーキ制御機能が搭載されています。

また、レーダーキーピングアシストや横風に応じてサポートをしてくれるクロスウインドアシストなどのハンドル制御機能も搭載しています。そのほかにも、ブラインドスポットアシストや車線逸脱機能、アテンションアシストといった警告機能も備えられており、充分な安全性能機能を搭載しています。

価格は789万円となっており、3つのグレードの中でもっとも安価な設定となっています。

メルセデスベンツ 3代目Vクラス V 220 d AVANTGARDE long【価格:814万円】

「V 220 d AVANTGARDE long」は「V 220 d AVANTGARDE」と基本的な装備や性能に変わりありません。

違いがあるのはグレード名にlongとついているとおり、車体サイズの違いがあります。

「AVANTGARDE」が全長4,905mm×全幅1,930mm×全高1,930mm、ホイールベースが3,200mmという大きさに対し、「AVANTGARDE long」は全長5,150mm×全幅1,930mm×全高1,930mm、ホイールベースが3,200mmで、全長が245mmも大きいサイズとなっています。
これによりラゲッジルームにも影響があり、フルシート状態の通常容量が720L、セカンドシートとサードシートを取り外した最大容量が4,500Lという「V 220 d AVANTGARDE」に対して、「V 220 d AVANTGARDE long」は通常容量は1,030L、最大容量が5,000Lと、通常容量で280L、最大容量で500Lもアップしています。

そして、唯一の標準装備となっているのが、サードシートのフルフラット機能となっています。

そのほかには、音響面においてBurmesterサラウンドサウンドシステムが搭載され、スピーカー数が6基から15基に増設されています。

価格は814万円となっており、「V 220 d AVANTGARDE」よりも25万円高く設定されています。

メルセデスベンツ 3代目Vクラス V 220 d AVANTGARDE Extra-long【価格:839万円】

「V 220 d AVANTGARDE Extra-long」は、こちらもグレード名から察することができるように、「V 220 d AVANTGARDE long」よりさらに大きくなっており、全長が5,370mmで、ホイールベースmmが3,430mmと、それぞれ230mm大きくなっています。

それに伴い、通常容量が1,410L、最大容量が5,500Lとなり、「V 220 d AVANTGARDE long」からさらに通常容量で380L、最大容量で500L大きくなっています。
装備や安全性能といった基本的な機能は「V 220 d AVANTGARDE long」から変化はなく、ラゲッジネットが標準装備されていることが挙げられるくらいです。

価格は839万円となっており、「V 220 d AVANTGARDE long」より25万円高く設定されています。
メルセデスベンツ 3代目Vクラスは、グレード差での大きな性能の変化などはなく、車体全長の違いが大きなポイントで、それに伴ってラゲッジルーム容量が変わってくるので、グレード選択の際はラゲッジルームの使用頻度に合わせるといいでしょう。

「V 220 d AVANTGARDE」はエントリーモデルではあるものの、十分な室内空間と安全装備を備えているので、普段使いとしてはおすすめと言えそうです。

※ 2021年1月現在
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