トヨタ 初代ピクシス メガ(LA700A/710A型)の収納機能は利便性が抜群！

初代ピクシス メガの大きな特徴は広い室内スペースですが、多彩な収納スペースを有効活用することで使い勝手をさらに高めることができます。

シートまわりには、運転席・助手席を中心に10種類以上の収納機能があります。いずれも他の車種とそう変わらない装備ですが、グローブボックスやカップホルダー・大型のインパネトレイなどが標準装備されています。ちょっとした小物やドライブ時のペットボトルなどを置く際も、使い方に困ることはまずないでしょう。

リアシート(後席)まわりには、リアシートクォーターポケットやボトルホルダーが装備されます。これも個性的な装備ではありませんが、目立たないながらも快適な時間を過ごすためになくてはならない機能です。

2WD車にのみ用意される収納機能としては、大容量のラゲージアンダートランクがあります。リアのラゲッジルーム床下に90Lのトランクが装備されており、クーラーボックスなどの大きなものも積み込めます。4WD車の場合はアンダートランクの容量が少なくなり、グレードによりますが16～29Lになります。

初代ピクシス メガの収納について、前項では小物の収納を見てきましたが、大きな荷物の収納という意味で、ラゲッジルームの容量や使い勝手はどの程度なのかを具体的に紹介します。

初代ピクシスメガは、荷室高1,140mm×荷室幅875mmという高いスペースが特徴です。荷室フロア高が595mmと低くなっているので、荷物を積み下ろしする際も身体への負担が少なくてすむのは嬉しいメリットです。

また初代ピクシス メガのラゲッジルームは3つのモードを使い分けることで、積みたい荷物の量や大きさへ柔軟に対応することができます。

1つ目は通常モードですが、余裕のあるラゲッジルーム高のため、ノーマルの状態でも長いものや大きい荷物を楽に積むことができます。アンダートランク一体モードが使えるのは2WD車に限られますが、デッキボードを開けることで、植木鉢など背の高い荷物を積載できるようになります。

さらに上下2段調整式デッキボードの脚を立てると、アンダートランクをより効率よく使える二段積みモードになります。このモードではデッキボードの上にも荷物が積めるため、ラゲッジルームをより有効に活用できます。

トヨタ 初代ピクシス メガはスーパーハイトワゴンというボディタイプから、室内スペースを上に広げることで高い居住性と荷物の積載性を両立させています。4人乗車時でも十分な収納機能をもっていますが、シートをアレンジすることでさらに収納機能をアップさせることも可能なのです。そこで、実際のアレンジパターンをいくつか紹介します。

初代ピクシスメガのリアシートは、シートバックが分割可倒式になっている点、リクライニングや格納機能がつく点などが特徴で、乗車人数や荷物の量に応じたシートアレンジが可能です。リアシートを格納すると、ほぼフラットなラゲッジルームが出現します。

加えて左右それぞれにスライド機構がついており、微妙な積載量の変化や乗員の体格にあわせた使い方もできます。

また初代ピクシス メガは、助手席をアレンジすることでさらに使い勝手が高まります。アンダーボックスのついた助手席にはタンブル機構が備わっており、座面とシートバックを倒すことでフラットな状態にすることができます。

このスペースはテーブルとして使用することも可能ですが、助手席スペースをラゲッジルームとして使うこともでき、特に長尺物を積む際には重宝します。室内長2,215mmというスペースを十分活かすこのアレンジは、オプションのジョイントクッションを敷けば車内泊にも対応できるようになり、使い方の可能性がさらに広がります。

ここまで初代ピクシス メガの収納機能を、様々な角度から紹介してきました。

全高1,835mmというボディが生み出す広大な車内スペースは、広さだけでなく収納機能も充実しています。また装備される様々な機能を駆使することで収納性やラゲッジスペースはさらに広がり、使い勝手をより高めることが可能です。

充実した収納機能により、様々な場面で活躍する初代ピクシス メガを使いこなす楽しみが大きくなり、豊かなカーライフを送ることができるでしょう。

収納機能という視点からカタログを眺めたりディーラーで実車を見たりして、初代ピクシス メガの魅力に改めて触れてみてはどうでしょうか。 

※ 2020年12月現在