スズキ 3代目 アルトラパン(DBA-HE33S)の乗り心地はいかに?

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今回はスズキ アルトラパンの快適な乗り心地について紹介します。スズキ アルトラパンは丸いヘッドライトが特徴の可愛らしいクルマです。

うさぎをモチーフにした「可愛くてちいさくてまるい」デザインが特に女性を中心に人気を集めており、街中を走っている姿を覚えているという方も多いのではないでしょうか。そんなスズキ アルトラパンの魅力は見た目だけに留まりません。乗り心地とあわせて、乗っていて楽しいと思えるような工夫も紹介したいと思います。

文・PBKK
Chapter
スズキ アルトラパンの車内は疲労を溜めさせないくつろぎ空間!
スズキ アルトラパンのパワートレインはエコでスマート!
スズキ アルトラパンに詰め込まれたスズキの安全テクノロジー
スズキ アルトラパンの簡単で安全な操作性能

スズキ アルトラパンの車内は疲労を溜めさせないくつろぎ空間!

ラパンのシートは上下60mmの高さで調節ができます。家族や友達、誰が乗っても最適なドライビングポジションを見つけることができるでしょう。もちろんシートに合わせてハンドルも35mmの高さで調節ができます。

アームレストがついているのもラパンの嬉しい点です。アームレストはあまり目立たない装備ではありますが、長時間運転の肩こりや腕の疲れは、アームレストの有無で大きく変わってくると言えます。ずっと乗り続けるクルマだからこそ、自分に合ったポジションをぜひ見つけてくださいね。
また、ラパンはシートのヒップポイントが地面から580mmと比較的高くなっています。そのためクルマから降りる際に足を持上げる必要がなく、まるでカフェのカウンターチェアから立ち上がるような、自然な動きで降りられるでしょう。

タイトスカートといった脚の移動が制限される洋服や、裾の広いロングスカート、ワイドパンツでも地面に着いて汚れる心配がないので、好きな服を着て遊びに行けますね。

ラパンのフロントシートは背もたれをフルフラットまでリクライニングできます。長距離ドライブの休憩やアウトドア先でのんびりしたい時に、おうちのソファーのようにのびのびくつろげるのは嬉しいですね。

そのほか車内には、ナノイー搭載エアコンUV&IRカットガラスシートヒーターなど、比較的女性に人気とされるラパンらしい機能が備えられています。

スズキ アルトラパンのパワートレインはエコでスマート!

ラパンに搭載されているエンジン「R06A」は大人気のスズキ ハスラーなどにも搭載されている、スズキを代表するエンジンです。直列3気筒のDOHC排気量は658cc、可変バルブ機構(VVT)とロングストロークにより発進から加速までの低回転域でも力を発揮できます。

ラパンにも搭載されている可変バルブ機構とは、エンジンの回転速度に対して最適なタイミングとなるよう吸排気のバルブ開閉を調整するもので、エネルギーの無駄を無くし動力のアップや燃費を向上させるといった効果があります。

その結果ラパンの最高出力(ネット)は38kW(52PS)/6,500rpm、最大トルク(ネット)は63Nm(6.4kgm)/4,000rpmとなりました。ラパンの車重は680kg軽自動車の中でもかなり軽いため、街中での走行には十分な性能だと言えるでしょう。


続いてはエンジンの動力を伝達するトランスミッションの紹介です。ラパンのトランスミッションはグレードによって異なり、X,S,Lには副変速機構付きCVTを、Gにはオートギアシフトを搭載しています。それでは、それぞれどのような特徴があるのか見ていきましょう。
スズキの自信作 副変速機構付きCVT(X,S,Lグレード)
従来のATトランスミッションでは、ギアの組み合わせを変えることで数段階の変速を切り替えていました。自転車の1速~3速を切り替えるようなイメージですね。そのため、シフトチェンジの際にはドライバーに伝わる衝撃がありました。

ラパンに搭載されている副変速機構付きCVTでは、ギアの代わりに径の変わるシャフトとベルトによって変速を行っています。そのため実質無段階の変速が可能で、シフトチェンジのショックもほとんどなくすことができます。効果はショックの軽減だけでなく、常に最適なトルクを伝えることができるので、燃費の向上にもつながります


MTとATのいいとこどり オートギアシフト(Gグレード)
オートギアシフトはMTとATのいいところだけを集めたような性能です。ギアの機構は5つの変速比を持つMTですが、クラッチとシフトの操作をコンピューターが行うため、最適なタイミングで自動的にシフトチェンジが行えます。これにより操作性はAT車のままMT車の伝達効率の良さを取り入れ、燃費を向上させることができます。

またラパンはクルマの減速時にモーターで発電をする「回生ブレーキ」を利用してバッテリーを充電し、エネルギーの無駄を減らしています

こうして電力を蓄えることで、アイドリングストップ中でも一定時間冷房の力を保つ「エコクール」の搭載が可能になりました。ラパンのアイドリングストップは、停車前の減速に入った時点からエンジンを停止することで、より無駄なガソリン消費を抑えるという新しいシステムを採用しています。

このような環境への配慮の積み重ねで、ラパンの燃料消費率は35.6km/L(JC08モード)軽自動車の中でもトップクラスの低燃費になっています。クルマに乗ってたくさん遊びに行きたい人にとって、地球にもお財布にも優しいのは嬉しい点ですね。

スズキ アルトラパンに詰め込まれたスズキの安全テクノロジー

スズキの長年の経験と培った技術を活かして開発された「スズキ セーフティーサポート」は事故を未然に防ぎ、運転の楽しさを支えるものです。ではラパンにも搭載されているスズキ セーフティーサポートとは具体的にどういうものなのでしょうか。ここではその代表的な5つの機能について説明していきましょう。


前後の衝突被害軽減ブレーキ
この機能は前方の車両や歩行者を感知し、衝突の恐れがあるとブザー音やメーター表示でドライバーに警告します。その後ドライバーがブレーキを踏むと力をアシストし、それでも衝突の恐れがあると判断すれば自動で強いブレーキがかかります。

ドライバーの目では見落としていても高性能なデュアルセンサーが感知し、何段階もの対策をするため、事故の確率は大きく下がり、もし事故になってしまっても被害は最小限に抑えられるでしょう。後退時は車両と壁などの障害物の距離を計測し、4段階の変化するブザー音で距離を教えてくれます。

後方の距離は、慣れたドライバーでも一人では確認しにくいものです。この機能は音で距離を教えてくれるので、まるで駐車場の誘導員が常に後方を見てくれているようで、とても心強いですね。またこちらも衝突の恐れがあると自動でブレーキをかけるため、ぶつかってしまっても被害を最小限に抑えることができます。

前後の誤発進抑制装置
この機能は前後両方の障害物を感知し、現在のクルマのシフトポジションと照らし合わせることで誤発進を検出します。

検出した際はエンジンの出力を最長約5秒間抑制し、急発進、急加速ができない状態にしてドライバーへ知らせます。これにより操作ミスなどが原因となる事故は回避、軽減できるでしょう。

近年、クルマ全体の事故件数は減少傾向にある中で、アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故はひと際多く発生しています。またそのほとんどがAT車による駐車場で発生した事故です。

この事故が大きな被害を生んでしまうのは、ブレーキペダルを踏む力加減でアクセルペダルを踏んでしまったために、予期せぬ方向に加速してしまったということが原因です。引き起こしてしまうのは決して高齢者のみでなく、若者や運転に十分慣れている人でも、ちょっとしたことがきっかけで発生してしまいます。

そのためこの機能は、運転する全ての方にとって、事故の予防につながる大切なものだと言えるでしょう。

車線逸脱・ふらつき警報機能
この機能はレーンの上を走行中に、走行ルートからふらつきを検出したとき、またレーンをはみ出してしまった時にブザーを鳴らして知らせるものです。眠気や不注意によって引き起こされる事故だけでなく、注意していてもレーンをはみ出しやすいトンネルなどでの事故も未然に防ぐことができます。

レーンのはみだしによって起こる事故は対向車との接触が多く、大事故につながりやすい事故でもあります。この機能があれば発生確率を大幅に減らす事ができるので、長距離ドライブでも安心ですね。
標識認識機能
続いては比較的新しい機能です。特に見知らぬ道、複雑な道では、運転中に標識を見落として危うく逆走しかけた、なんて経験がある方も多いかと思います。

そんな時でもこの機能があれば、クルマに取り付けられた専用のカメラが、道路標識を認識してドライバーに教えてくれます。カーナビだけではわかりにくかった点をカバーしてくれるので、知らない土地でも安心してドライブを楽しめますね。

先行車発進お知らせ機能
たとえば信号待ちの間に、オーディオの切り替えや地図の確認をしていて先行車の発進に気づかず、後ろの車にクラクションを鳴らされてしまう、といった経験はないでしょうか。

マップを確認すること自体はその後の運転で道を間違わないためにも必要な行為です。しかし、だからといって後続車に迷惑をかけたくはないですよね。この機能があれば先行車の発進を見逃してしまっても知らせてくれるので、もし渋滞に巻き込まれても安心です。

これまでに紹介した5つのサポートは、どれも便利なものですが、あくまでドライバーの補助として搭載されているものです。そのため最初から機能に頼らず、もしもの時に助けてくれる心強いものとして考えておきましょう。

スズキ アルトラパンの簡単で安全な操作性能

先ほどは事故を予防するためのシステムを紹介しましたが、ラパンにはそもそもそのシステムが作動する状況をつくらないための基本安全と呼ばれる工夫がされています。

例えばフロントガラスは広く、ピラーの幅は狭くなっているため前方の視界はかなり見通しが良いです。後方を確認するルームミラーも大きいので、前後の視認性はバッチリです。カーナビやシフトレバー、ハザードやエアコンといったスイッチ類も瞬時に判断でき、操作しやすいデザインをしています。

またラパンは最小回転半径が4.4mと軽自動車の中でもトップクラスの小回りの良さです。クルマの大きさも全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,525mmとコンパクトなので、細い道でのすれ違いや駐車もスムーズな操作でできるでしょう。

ボディには強度が高く軽量な高張力鋼鈑を使用しているため、高速走行でもハンドリングに変化はありません。同時にエンジン音や風切り音といった騒音の遮断も施されているため、どんな速度でも車内は快適に保たれ運転に集中できるでしょう。
スズキ アルトラパンの乗り心地は、軽量でコンパクトなボディによる軽やかなドライビングと、だれが乗っても安心して運転できる工夫やサポート機能が魅力でした。特別なお出かけの日も、毎日の運転も、クルマに乗るのが楽しくなるような、気の利いた装備もラパンの特徴だと言えるでしょう。
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