生まれ変わったデリカD:5の安全装備はどう進化した!?

2019年2月にビッグマイナーチェンジを受けた三菱 デリカD:5。近年、必須装備とも言える各種運転支援システムを代表とする安全装備は、ビッグマイナーチェンジでどのように進化したのか?使い勝手などの面も含めてチェックしていきたいと思います。

文・西川 昇吾/写真・宮越 孝政

Chapter
まずは基本的な安全装備から
各種電子制御にも注目!
グレードごとに異なる先進運転支援技術
目新しい安全装備はないものの、基本的な部分の安全性能が高い印象

まずは基本的な安全装備から

三菱 デリカD:5 アーバンギア

「安全装備」そう聞くと衝突被害軽減ブレーキなどの先進技術を思い浮かべるかもしれませんが、オフロード走行も視野に入れて開発したデリカD:5は、ボディの基本骨格も頑丈に出来ており、安全性の向上に一役買っています。

その一例として挙げられるのがマイナーチェンジ前から採用されているリブボーンフレーム。各ピラーやテールゲートなどの開口部を環状骨格構造で覆うようなリブボーンフレームは、高い衝突安全性とボディ剛性をもたらし、操縦安定性に寄与しています。

またボディに関して、マイナーチェンジで進化があったのはフロントまわり。新たな衝突基準に対応すると共に、フロントサスペンション周りの剛性も向上。ステアリングフィーリングや走行安定性は、従来のモデルに比べると圧倒的に向上しています。

こういった基本的な部分の性能向上も、ドライバーの疲労を少なくして事故を未然に防ぐ安全装備と言えるでしょう。

各種電子制御にも注目!

三菱 デリカD:5 アーバンギア

今や当たり前の装備となっているABSスタビリティコントロールなどといった電子制御。オフロード走行を得意とするデリカは、更に4WDの駆動制御も、様々なシチュエーションで安心安全に走行できるシステムとなっています。

まず注目したいのがEBD付きのABS。単にブレーキング時にタイヤをロックさせないだけでなく、車内の乗員数や積載量によって、ブレーキの制動力を配分し、調整してくれます。これにより、車内の重量がどのように変化しても、ドライバーのイメージに近い制動を見せてくれます。

そしてなんと言っても見逃せないのが進化したAWDシステム。単純に前後の駆動トルクを配分するだけでなく、4輪それぞれの駆動トルクを制御。ハンドル角やエンジントルク、ヨーレートセンサーなどを用いて車両の走行状況を判断し、的確なトルク制御を4輪それぞれに行います。

雪道などの低ミュー路でも安全で快適なドライブを楽しむことが可能です。

グレードごとに異なる先進運転支援技術

三菱 デリカD:5 アーバンギア

近年の安全装備と言えば、やっぱり代表的なのは衝突被害軽減ブレーキなどの運転支援技術でしょう。デリカD:5にももちろん装備されています。まず基本となるのが前方に関する安全性能です。衝突被害軽減ブレーキと車線逸脱警報システムは全車標準装備となります。

異なってくるのは後方に関する安全性能。後側方車両検知警戒システム、俗に言うレーンチェンジアシストや後退時車両検知警報システムは最上級グレードPに標準装備、もしくはその1つ下のグレードG Power Packageにオプション装備となっており、GとMグレードには装備できません。

先進運転支援技術は上記のような内容となっており、目新しいものはなく現代の中ではベーシックな内容と言えるでしょう。

目新しい安全装備はないものの、基本的な部分の安全性能が高い印象

三菱 デリカD:5 アーバンギア

先進運転支援技術に代表される目新しい安全装備は少ないものの、頑丈な車体や悪路での安全なドライビングを実現する電子制御類はデリカD:5らしい安全性と言えるでしょう。もしもの時の安全性能、そしてあらゆるフィールドでドライバーが安全を感じることができる運転フィールのデリカD:5は、ドライバーにとって心強い相棒となるでしょう。

西川 昇吾|にしかわ しょうご

1997年生まれ。富士スピードウェイ近隣で生まれ育ち、大学で自動車に関する学習をする傍ら、自動車ライターとしての活動を始める。過去にはコミュニティFMのモータースポーツコーナーにてレギュラー出演経験あり。「書くこと、喋ることで自動車やモータースポーツの面白さを伝える」ことを目標とし、様々なジャンルのライティングや企画に挑戦中。

西川 昇吾|にしかわ しょうご