【試乗レビュー】ダイハツ タントの乗り心地や運転のしやすさは?ライバル車と比べて勝っているか!?

2020 ダイハツ タント

タントのような軽スーパーハイトワゴンは、リアシート(後席)の広さや荷室の使い勝手の良さから、子育て中のママを始めとして、多くの方の「日常の足」として使われています。毎日のことだからこそ、運転のしやすさや乗り心地など、走行性能も気になるところ。他社車と比べて、タントの走行性能は如何に!?

文・吉川 賢一/写真・エムスリープロダクション 鈴木 祐子

Chapter
快適かつサポート性も必要十分なシート
新手法のDNGAにより実現した小さなロードノイズ
どの道を走ってもソフトな乗り心地
コーナリング中のボディの動きはあと一歩!ライバル車と変わらない?
動力性能はNAだと物足りない?ターボでようやく必要十分!

快適かつサポート性も必要十分なシート

タントの運転席シートは、シートのサイドサポートはあまりありませんが、座面が広くソフトな座り心地をしており、シート素材に使われているファブリックによって身体がズレる心配はなく、体格が大きくても小さくても、ホールド性は高くなるように設計されています。後席の印象も同じく、ソフトな座り心地でかつフラットな形状ですが、あまり影響はないように感じます。

新手法のDNGAにより実現した小さなロードノイズ

タント・スペーシア・N-BOXといった軽スーパーハイトワゴンは、ドア面やガラス面が大きいために、ロードノイズがキャビンへ侵入しやすいのですが、新型タントは静粛性が高く、一般道の低中速(~60km/h)、または高速道路(~100km/h)において、従来の軽スーパーハイトワゴンよりもロードノイズは静かでした。

タントの試乗会に参加した際に、タントを担当した車体開発エンジニアの方に質問したところ、「入力をボディ骨格全体で受け止める「DNGA」によって、静粛性を向上することができました。」とのこと。

新型タントから導入した、新たな設計思想のもと、車体フロアの設計方法を見直し、効果的にロードノイズを低減できる車体構造や、遮音材の配置などを検討、これにより、静粛性を大幅に改善できたそう。前型と乗り比べれば、誰でもわかるレベルで改善しています。

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どの道を走ってもソフトな乗り心地

吉川 賢一|よしかわ けんいち

モーターエンジニア兼YouTubeクリエイター。11年間、日産自動車にて操縦安定性-乗心地の性能技術開発を担当。次世代車の先行開発を経て、スカイラインやフーガ等のFR高級車開発に従事。その後、クルマの持つ「本音と建前」を情報発信していきたいと考え、2016年10月に日産自動車を退職。ライター兼YouTube動画作成をしながら、モータージャーナリストへのキャリア形成を目指している。

吉川 賢一