見る角度によって色が変わる!?マジョーラカラーってどんな色?

見る角度や光の当たり方によって色が変化するマジョーラカラー。見る人の目を引き、そして様々な角度から眺めてしまう不思議なカラーです。このマジョーラカラーがどのようにできているか気になったことはありませんか?今回はこのマジョーラカラーとはどのような塗装なのかご紹介していきます。

文・西川 昇吾

Chapter
マジョーラカラーとは?
マジョーラカラーは純正採用もされている?
マジョーラ、マット…現代のボディカラーは種類が豊富

マジョーラカラーとは?

2019 ジューク マジョーラ

見る角度や光の当たり方によって変化する分光性塗料である「マジョーラ」は、日本ペイント登録商標です。つまりこの派手なカラーは意外にも日本生まれなのです。

「MAZIORA(マジョーラ)」という独特で耳に残る響きは、ラテン語で魔法という意味を持つ「MAGIA(マジア)」と自然界のカラーシフト現象「AURORA(オーロラ)」を組み合わせた造語となっています。

マジョーラカラーは5層構造となっており、光は表面層で約50%、残りの約50%が中央層で反射するように造られています。この異なる光の反射層が見る角度によって異なる色を見せる根本的なメカニズムなのです。

マジョーラカラーは純正採用もされている?

そんな不思議で魅力的な塗装であるマジョーラカラー。登場当初はモータースポーツシーンを中心にプロモーション活動をし、カスタムカーの世界などで注目を集めた塗装でしたが、2000年代初頭あたりから限定車などを中心に純正採用もされてきました。

2000年に販売されたトヨタbBの特別仕様車「マジョーラ」や、日産のセレナやエルグランドに一時期ラインナップされていた「ミスティックブラックパール」が純正マジョーラカラーに該当します。

カーマニアの間でマジョーラカラーを純正採用したモデルと言えばTVRのタスカンなどが有名でしょうか?マジョーラカラーは光の当たり方によって色が変化する塗装なので、タスカンのように曲線が多いボディラインのクルマにはとっても映えます。

マジョーラカラーと聞くと派手になりがちなイメージですが、ダークブルーやグレーなどといったシックな濃色ベースのものもあったりするので、ボディラインに曲線が多いクルマに乗っていて人と違うカスタムをしたい方はマジョーラカラーでのオールペンも検討してみてはいかがでしょうか?

マジョーラ、マット…現代のボディカラーは種類が豊富

不思議で魅力的な塗装、マジョーラカラーはいかがでしたか?1990年代末に登場したマジョーラカラーですが、1990年代から純正カラーでもメタリックやマイカ系のボディカラーの採用が目立つようになりました。

また2000年代に入るとパール系のボディカラーが各社で純正採用され、「ホワイト」に代わり「パールホワイト」の人気が目立つようになったと思います。2010年代に入るとスポーツモデルを中心に艶消し塗装であるマット系ボディカラー登場しました。

マットは艶がなく、目立つため街中で見かけることは少ないですが、スポーツモデルやカスタムの世界では近年人気の流行色とも言えるでしょう。2020年代、そしてその先は果たしてどのようなボディカラーが登場し、流行となるのでしょうか?自動車の「色」の進化も見逃せません。

西川 昇吾|にしかわ しょうご

1997年生まれ。富士スピードウェイ近隣で生まれ育ち、大学で自動車に関する学習をする傍ら、自動車ライターとしての活動を始める。過去にはコミュニティFMのモータースポーツコーナーにてレギュラー出演経験あり。「書くこと、喋ることで自動車やモータースポーツの面白さを伝える」ことを目標とし、様々なジャンルのライティングや企画に挑戦中。

西川 昇吾|にしかわ しょうご