トヨタ C-HRとレクサス UXの違いを徹底比較
更新日:2024.09.09
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日本だけでなく、ディーゼルエンジンに逆風が吹いている欧州でもハイブリッドの人気が高まり、トヨタ C-HRは堅調に売れているという。一方のレクサス UXは、北米仕様も2018年12月に発売されるなど、ほかのレクサスモデルと同じように、北米が主戦場といえそうだ。
文・塚田 勝弘
文・塚田 勝弘
トヨタ C-HRとレクサス UXを徹底比較
同じプラットフォームを使うトヨタ C-HR、レクサス UXは、トヨタ ハリアーとレクサス NXのように比較されることも多くなるのは、同じホイールベースであることからも当然かもしれない。しかし、その差は意外に大きいといえる。
C-HRもUXも、オフロード走行を見据えたラダーフレーム系の本格SUVではなく、エンジン横置きのFFをベースとした応力外皮構造(モノコックボディ)の都市型SUVになっている。
CH-RとUXの両モデルともにホイールベースは同値だが、サイズは結構異なる
両車ともにプラットフォームはTNGAの「GA-C」を使用。プリウスやカローラスポーツなどと同じミドルクラス向けの車体を使いSUVに仕立てられている。
C-HRもUXもホイールベースは、2640mmと同値だが、ボディサイズは意外なほど差がある。C-HRは、全長4,360mm×全幅1,795mm×全高1,550mm(FF)。4WDは全高が1,565mmになっているから、1,550mm以下の機械式立体駐車場には入庫できない。
一方のUXは、FFも4WDも全高が同値で、全長4,495mm×全幅1,840mm×全高1,540mm。全長はUXの方が135mm長く、全幅も45mmワイドで、全高は10mm〜25mm低い。なお、最低地上高はC-HRが140mm(FF)、155mm(4WD)。
C-HRもUXもホイールベースは、2640mmと同値だが、ボディサイズは意外なほど差がある。C-HRは、全長4,360mm×全幅1,795mm×全高1,550mm(FF)。4WDは全高が1,565mmになっているから、1,550mm以下の機械式立体駐車場には入庫できない。
一方のUXは、FFも4WDも全高が同値で、全長4,495mm×全幅1,840mm×全高1,540mm。全長はUXの方が135mm長く、全幅も45mmワイドで、全高は10mm〜25mm低い。なお、最低地上高はC-HRが140mm(FF)、155mm(4WD)。
一方のUXは、FFも4WDも160mmとなっている。豪雪地帯などでクリアランスが気になる場合は、UXの方が若干有利で、一方のC-HR(とくにFF)は、街乗りをかなり重視したディメンションといえそうだ。
日本の狭い住宅街や狭い駐車場などに向くのは、サイズからいっても物理的にC-HR。マンションなどにある幅1.8m以下という駐車場でも入庫できるし、先述したように、FFなら1,550mm以下の高さ制限にも対応する。
一方のUXは、全長が135mm長く、全幅も45mmワイドということで、外観デザイン的にも有利で、低く構えたデザインもあってレクサスらしい高級感を抱かせる。
日本の狭い住宅街や狭い駐車場などに向くのは、サイズからいっても物理的にC-HR。マンションなどにある幅1.8m以下という駐車場でも入庫できるし、先述したように、FFなら1,550mm以下の高さ制限にも対応する。
一方のUXは、全長が135mm長く、全幅も45mmワイドということで、外観デザイン的にも有利で、低く構えたデザインもあってレクサスらしい高級感を抱かせる。
レクサス UXには最新の2.0LエンジンやCVTを用意
パワートレーンの違いも見逃せない。トヨタは、次世代のパワートレーンを積極的に採用していて、より新しいUXも例に漏れない。C-HRは、純ガソリン仕様が116ps/185Nmの1.2L直噴ターボ、98ps/142Nm(エンジン)、53kW(72ps)/163Nmのハイブリッド仕様が1.8Lになる。
UXは、新開発の直列4気筒2.0L直噴エンジンや2.0Lハイブリッドシステムを搭載している。さらに、ガソリン仕様には、発進用のギヤを追加することで、ダイレクトな発進、加速フィーリングを実現したという「Direct Shift-CVT」をガソリン仕様に組み合わせている。
UXの2.0Lガソリン車は、174ps/209Nm。ハイブリッド仕様は、2.0Lエンジンが146ps/188Nmで、FFはフロントモーターが80kW (109ps)/202Nmというスペックになっている。さらに、E-Fourの4WDはリヤモーターが配されていて、5kW(7ps)/55Nmという出力、トルクを得ている。
UXは、新開発の直列4気筒2.0L直噴エンジンや2.0Lハイブリッドシステムを搭載している。さらに、ガソリン仕様には、発進用のギヤを追加することで、ダイレクトな発進、加速フィーリングを実現したという「Direct Shift-CVT」をガソリン仕様に組み合わせている。
UXの2.0Lガソリン車は、174ps/209Nm。ハイブリッド仕様は、2.0Lエンジンが146ps/188Nmで、FFはフロントモーターが80kW (109ps)/202Nmというスペックになっている。さらに、E-Fourの4WDはリヤモーターが配されていて、5kW(7ps)/55Nmという出力、トルクを得ている。
レクサス UXにはハイブリッド仕様に4WDも設定
レクサス UXは、ガソリンもハイブリッド仕様も動力性能が上なだけでなく、ハイブリッドの4WD(E-Four)も設定しているのが強みで、雪国のユーザーにも訴求しているポイントといえるだろう。E-Fourは、発進時などに背中を少し押してくれるような発進性が得られるはずで、走行安定性が魅力。
そのほか、LEDヘッドランプや10.3インチワイドディスプレイなど、最新かつ充実の装備が用意されているレクサス UX。デザインやパワートレーンの性能面だけでなく、装備面での差も大きく、価格差に見合う差別化が図られている。
そのほか、LEDヘッドランプや10.3インチワイドディスプレイなど、最新かつ充実の装備が用意されているレクサス UX。デザインやパワートレーンの性能面だけでなく、装備面での差も大きく、価格差に見合う差別化が図られている。