ホンダの技術力が発揮された!知られざる名車、ホンダ ビガーの魅力とは?
更新日:2024.09.09
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近年のホンダのイメージといえば、フィットやN-BOXに代表されるデザインが洗練されていて燃費もいい大衆車を作るメーカーといったところでしょう。しかし、かつてはFFレイアウトにいち早く注目したり、CVCCを開発したりと、独自の路線を歩みながら優れた自動車を作るメーカーというイメージでした。そんな時代に生まれたホンダ車のなかでも、こだわりが遺憾なく発揮されていたセダンがあるのです。それが、ホンダ ビガーです。
ホンダ ビガーとはどんな車?
ホンダ ビガーが登場したのは1981年。アコードが初めてモデルチェンジする際、販売チャネルの異なるベルノ店向けに用意されました。
ちなみにベルノ店とは、プレリュードやNSXなど、上位車種を販売していたチャネルで、ビガーも当然スペシャリティなクルマに仕上げられていたのです。
アコードの姉妹車なので、当然ながら「アコードで十分では?」との声も珍しくありませんでした。しかし、ベルノ店で販売されたビガーには、アコードには無いメカニズムと魅力がふんだんに投入されていたのです。
ちなみにベルノ店とは、プレリュードやNSXなど、上位車種を販売していたチャネルで、ビガーも当然スペシャリティなクルマに仕上げられていたのです。
アコードの姉妹車なので、当然ながら「アコードで十分では?」との声も珍しくありませんでした。しかし、ベルノ店で販売されたビガーには、アコードには無いメカニズムと魅力がふんだんに投入されていたのです。
初ものづくしで訴求した初代ビガー
ビガーは、ベルノ店向けということで、さまざまな初めての装備がなされていました。
まず車速応動型/バリアブル パワーステアリング、マイルドフローベンチレーションが世界初。2P・4W(2ポスチュア4ホイール)オートレベリングサスペンションは日本初、それに組み合わせられる三次元リアダンパーも世界初。さらに、日本初の性格分けパーソナルシートなんてものも装備されていました。
また、当時は”必要なのか”と言われたクルーズコントロールや、ワンタッチで燃料消費などを確認できるエレクトロニックナビゲータなどは、現代は標準装備品となっています。こういった、数々の装備がライバルはもちろん姉妹車のアコードにも差を付けていたのです。
まず車速応動型/バリアブル パワーステアリング、マイルドフローベンチレーションが世界初。2P・4W(2ポスチュア4ホイール)オートレベリングサスペンションは日本初、それに組み合わせられる三次元リアダンパーも世界初。さらに、日本初の性格分けパーソナルシートなんてものも装備されていました。
また、当時は”必要なのか”と言われたクルーズコントロールや、ワンタッチで燃料消費などを確認できるエレクトロニックナビゲータなどは、現代は標準装備品となっています。こういった、数々の装備がライバルはもちろん姉妹車のアコードにも差を付けていたのです。
エンジンで圧巻なのは3代目ビガー
ビガーのエンジンで圧巻なのは、1989年に登場した3代目モデルです。
まさに世はバブルで、開発費も青天井な時代に産み落とされたモデルは、”縦置きエンジン・フロントミドシップ”という凝ったレイアウトのFFだったのです。そこに搭載されたエンジンは、新開発の直列5気筒SOHC。排気量は2.0Lで、最高出力160ps、最大トルクは19.0kgmを発揮。
先代モデルではDOHCエンジンだっただけに、なぜここまで冒険するのか、という声もありました。しかし、このようなチャレンジこそエンジンにこだわりを持っていたホンダが、”何か”を見据えた末に生み出されたものだったはずです。
さすがにかなり古いモデルですので、中古車市場でもあまり見かけない1台ですが、ビガーはどの世代でもホンダのこだわりを随所に感じられます。
まさに世はバブルで、開発費も青天井な時代に産み落とされたモデルは、”縦置きエンジン・フロントミドシップ”という凝ったレイアウトのFFだったのです。そこに搭載されたエンジンは、新開発の直列5気筒SOHC。排気量は2.0Lで、最高出力160ps、最大トルクは19.0kgmを発揮。
先代モデルではDOHCエンジンだっただけに、なぜここまで冒険するのか、という声もありました。しかし、このようなチャレンジこそエンジンにこだわりを持っていたホンダが、”何か”を見据えた末に生み出されたものだったはずです。
さすがにかなり古いモデルですので、中古車市場でもあまり見かけない1台ですが、ビガーはどの世代でもホンダのこだわりを随所に感じられます。