日本では絶対に見たこと無い!? スペインの格好良すぎるクルマ5選

日本ではあまり知られていませんが、スペインにはいくつかの自動車メーカーが存在します。また、すでに消滅した戦前のイスパノ・スイザや、戦後のペガソといえば、マニア垂涎のスペインメーカーです。そんなスペインで、2018年現在も生産されているメーカーの車両を集めてみました。

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その①:セアト アローナ
その②:セアト イビーザ
その③:セアト レオン CUPRA R
その④:UROVESA ウロ VAMTAC S3
その⑤:コマルト T-BUS

その①:セアト アローナ

セアト アロナ

スペイン・カタルーニャ地方に本拠地を置くセアトは、1950年に設立されたメーカーです。フィアットのライセンス生産と独自モデルを生産していたものの、1980年にフィアットが撤収。その後は、VWと業務提携を結び、1993年にはVWの傘下に入りました。

現在、セアトで生産されているモデルは、VWグループの基本コンポーネンツを使用し、高品質な作りがウリになっています。

そんなセアトの最新モデル アローナは、2017年に発売が開始されたクロスオーバーSUV。2016年にデビューしたアテーカよりも下のセグメントをカバーします。

全長4,138mm×全幅1,780mm×全高1,552mmのコンパクトボディに、1.0LガソリンのTSIを2種、1.6LディーゼルのTDIを1種用意します。乗車定員は5名で2列シート仕様。セカンドシートは6:4分割可倒式です。ラゲッジ容量は、定員乗車時で400Lを確保しています。

ボディサイズ的にライバルとなるのは、日産 ジュークです。

その②:セアト イビーザ

セアト イビザ 2017

2017年1月から販売されている現行型イビーザは、5代目のモデルです。Bセグメントに属し、VWのMQBプラットフォームを採用しています。

ボディサイズは、全長4,059mm×全幅1,780mm×全高1,444mmとコンパクト。ホイールベースは、ポロの2,550mmに対して、2,564mmと若干延長されています。

搭載エンジンは、ガソリンが1.0と1.5L、ディーゼルは1.6Lというラインナップで、ガソリンの1.0Lエンジンは、MPI(55kW/75ps)、TSI(70kW/95ps)、TSI DSG(85kW/115ps)の3種類。1.5Lは、TSI EVO(110kW/150ps)。ディーゼルは、TDIが2種類(59kWと70kW)が用意されます。

5代目イビーザの注目ポイントは、サイドのデザイン処理。深く切り込まれたキャラクターラインとリアハッチとリアフェンダーの立体的な造形は、このクラスの他ブランドではなかなかお目にかかれません。

その③:セアト レオン CUPRA R

セアト レオン CUPRA R

現行セアトのホットモデルが、レオン CUPRA Rです。レオンは、Cセグメントの車種で、5ドアハッチバックのレオン、3ドアハッチバックのレオン SC、ステーションワゴンのレオン STと3種のボディバリエーションがあります。各ボディタイプに、ホットバージョンのCUPRAが設定されます。

CUPRAのエンジンは、2.0L 直4 MPI+TSIターボで、最高出力は221kW/300ps。他のレオンと比較しても、外観は大径ホイールが目につく程度。室内では、アルミ製ペダルが専用アイテムとなっており、まさに羊の皮をかぶった狼。そのレオン CUPRAの最強バージョンがCUPRA Rというわけです。

エンジン形式はノーマルのCUPRAと同様ですが、さらにチューニングされ、最高出力は231kW(314PS)を発揮。セアト社で唯一カーボン製パーツをがおごられたボディのフロントインテークは面積を拡大し、フロントフェンダーはアーチモールで拡幅されています。

CUPRA Rならではのパーツには、カッパー フィニッシングを採用。特別な存在であることを控えめに主張しながらも、よりワイド感が強調され安定感と走りの良さを感じさせるデザインになり、しかもカッパーフィニッシングがもたらす微妙な色調の変化が、なんとも大人っぽく色気を感じさせます。

その④:UROVESA ウロ VAMTAC S3

1981年に設立されたウロ(URO, Vehículos Especiales, S.A.)は、1984年からスペイン陸軍の車両提供サプライヤーとなり1,000台以上の納入実績があります。

ウロには乗用車部門と軍用車部門があり、いずれも本格的オフローダーとトラックを販売しています。

なかでも注目が、VAMTAC S3。完全な箱型のボディは、ハマーやトヨタ メガクルーザーを想起させるもので、ウインカー、フォグランプ類はオフロードでの破損防止用なのか、細い格子によってガードされています。またアンダーボディに見えるサスペンション部材は鉄骨が長辺を縦にして配置している感じで、見るからに頑強そうです。

ボディサイズは、全長4,845mm×全幅2,175mm×全高1,900mm。車両重量は最大3,500kgなので、日本の道路でも使用可能な規格です。

エンジンは、3.2L 直6ディーゼルで、最高出力188ps(138kW)、最大トルク410Nmをそれぞれ発揮します。変速機は5AT、駆動方式はフルタイム4WDですが、デフによりハイとローに切り替え可能です。サスペンションは、4輪独立懸架式。ブレーキは、4輪ベンチレーテッドディスクです。

発表されている燃費は5.8km/L、最高速度は135km/h。オフロード性能に特化したモデルとなっています。

その⑤:コマルト T-BUS

コマルトは元来ゴルフカートのメーカーですが、近年ではその技術を活かし、小型電気自動車を製造・販売しています。ゴルフカート需要を主としているT-BUSは、3列シートの9人乗りです。

フロントスクリーンのみで、サイドはなし。つまりドアは一切ありません。ボディサイズは、全長3,292mm×全幅1,400mm×全高1,812mmと軽自動車よりコンパクト。横3人乗車可能なのは、ひとえにドアが存在せず内装がないことで、全幅ギリギリまで乗車スペースに充てているからのようです。

搭載される電気モーターは48V版と72V版があり、48V版の出力は最高出力5.4kW、最大トルク60Nm。72V版は8.5kW、80Nm。ゴルフ場内を低速で走行するには十二分な性能です。

一番の注目ポイントは芸術の国スペインらしい個性的なエクステリアです。丸目縦4連とこれまた珍しいレイアウトで、日本にはないセンスを感じます。

日本では、保安基準を満たせないので公道走行は難しそうですが、ゴルフ場や私有地内なら走行可能。どこかのゴルフ場でぜひ、導入してもらいたい1台です。