渋滞になりやすい区間はどんな対策がされている?
更新日:2024.09.09
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ようやく春が訪れ、行楽シーズン開幕。GWのドライブが待ち遠しいという方も多数ではないでしょうか。しかし、行楽ドライブには渋滞がつきもの。「あの渋滞さえ無ければ、もっと遠くへ」なんて考えている方も、少なからずいると思います。行楽や帰省シーズンの風物詩ともなりつつある渋滞は、国や高速道路運営会社も対策を行っているようなのですが…。
*2018年の情報です
*2018年の情報です
行楽ドライバーを悩ませる、渋滞…
行楽シーズン到来が到来し、お休みの日にドライブの計画を立てている方も多いことでしょう。しかし、避けて通れないのが渋滞です。週末やGW、お盆に年末年始など、休日が集中する期間はどうしても道路が混雑しがちです。
特に渋滞がひどいことで有名なのが、東名高速道路の「大和トンネル付近」。国土交通省資料によれば、海老名ジャンクションが2010年に供用開始され、圏央道と接続したことで、若干の渋滞減少が認められるとのことですが、実感としてはそれほどの効果を感じられません。
こうした大和トンネル付近をはじめとしたボトルネックから起こる渋滞対策として、国土交通省は「首都圏渋滞ボトルネック対策協議会」を設立し、対策を検討しています。
特に渋滞がひどいことで有名なのが、東名高速道路の「大和トンネル付近」。国土交通省資料によれば、海老名ジャンクションが2010年に供用開始され、圏央道と接続したことで、若干の渋滞減少が認められるとのことですが、実感としてはそれほどの効果を感じられません。
こうした大和トンネル付近をはじめとしたボトルネックから起こる渋滞対策として、国土交通省は「首都圏渋滞ボトルネック対策協議会」を設立し、対策を検討しています。
なぜ東名高速 大和トンネル付近は渋滞するのか?
※画像:国土交通省資料
こうした渋滞の多い区間には、当然原因があります。
大和トンネル(上り線)のケースは
・上り勾配になることによる速度の低下
・トンネルの心理的圧迫による速度の低下
上記2点が要因とされています。この区間へのピンポイント対策として、国交省は”交通容量の拡大が効果的”とし、2020年の東京五輪開催までに大和トンネルを含む前後約5km(上り線 約4km/下り線 約5km)の区間にて、付加車線を設置すると発表しています。
何度もこの区間を利用した方ならご存知かと思いますが、この付近は住宅が多く道路の拡幅は困難。そこで、ここでは既存の車線幅を狭めて車線を創出するという手法がとられます。具体的には、片側3車線それぞれ3.6m幅を狭めるとともに、3mある路肩も1.75mとすることで付加車線を設置するようです。
その一方で、車線が狭まることによる心理的圧迫感も生まれるはずで、こうした措置がどこまで効果をあげるのか、非常に気になるところです。
こうした渋滞の多い区間には、当然原因があります。
大和トンネル(上り線)のケースは
・上り勾配になることによる速度の低下
・トンネルの心理的圧迫による速度の低下
上記2点が要因とされています。この区間へのピンポイント対策として、国交省は”交通容量の拡大が効果的”とし、2020年の東京五輪開催までに大和トンネルを含む前後約5km(上り線 約4km/下り線 約5km)の区間にて、付加車線を設置すると発表しています。
何度もこの区間を利用した方ならご存知かと思いますが、この付近は住宅が多く道路の拡幅は困難。そこで、ここでは既存の車線幅を狭めて車線を創出するという手法がとられます。具体的には、片側3車線それぞれ3.6m幅を狭めるとともに、3mある路肩も1.75mとすることで付加車線を設置するようです。
その一方で、車線が狭まることによる心理的圧迫感も生まれるはずで、こうした措置がどこまで効果をあげるのか、非常に気になるところです。
中国自動車道の「宝塚トンネル」の渋滞は緩和された?
※画像:NEXCO西日本
東名の大和トンネル同様、渋滞の名所として知られるのが中国自動車道の「宝塚トンネル」です。ここも大和トンネル同様、上り勾配やトンネルの圧迫感が渋滞の要因とされている箇所。
しかし、こちらは2018年3月18日に新名神高速 川西IC~神戸JCT間(16.9km)が開通。高槻JCT/IC~神戸JCT間は名神高速・中国自動車道と新名神高速が並行して通るようになりました。これによって、宝塚トンネルを回避することが可能になったといえます。
交通量を分散させること、全体の容量を拡大させることが達成されたことで、実際に渋滞の抑制に効果があるかどうか、このGWが最高の試金石になるのではないでしょうか。
道路は私達にとって非常に重要なインフラです。渋滞は行楽で使う私達にとってもストレスであると同時に、物流の観点からも経済面での大きな損失があると考えます。
国に対しては、こうした(原因のわかっている)渋滞のボトルネック箇所対策に、より本腰を入れて取り組んで欲しいと願うところです。
東名の大和トンネル同様、渋滞の名所として知られるのが中国自動車道の「宝塚トンネル」です。ここも大和トンネル同様、上り勾配やトンネルの圧迫感が渋滞の要因とされている箇所。
しかし、こちらは2018年3月18日に新名神高速 川西IC~神戸JCT間(16.9km)が開通。高槻JCT/IC~神戸JCT間は名神高速・中国自動車道と新名神高速が並行して通るようになりました。これによって、宝塚トンネルを回避することが可能になったといえます。
交通量を分散させること、全体の容量を拡大させることが達成されたことで、実際に渋滞の抑制に効果があるかどうか、このGWが最高の試金石になるのではないでしょうか。
道路は私達にとって非常に重要なインフラです。渋滞は行楽で使う私達にとってもストレスであると同時に、物流の観点からも経済面での大きな損失があると考えます。
国に対しては、こうした(原因のわかっている)渋滞のボトルネック箇所対策に、より本腰を入れて取り組んで欲しいと願うところです。