買ってからデザインを変えられる ~コペン DRESS-FORMATION

アヘッド コペン

※この記事には広告が含まれます

コペンは気軽にオープンドライブを満喫できる2シーターの軽スポーツカー。丸目のヘッドランプが愛嬌を振りまいていた初代の登場から12年の月日を経て、2014年6月に2代目が登場。樹脂製のボディパネルが着せ替えできるというユニークな発想で、乗り手がクルマを通して自分らしさを表現したり、仲間との繋がりを楽しむ新たな提案がもたらされた。

text:藤島知子 [aheadアーカイブス vol.153 2015年8月号]
Chapter
買ってからデザインを変えられる ~コペン DRESS-FORMATION

買ってからデザインを変えられる ~コペン DRESS-FORMATION

発売後は星空を望むロマンティックなイベントが開催されたり、湘南にある「コペン ローカルベース 鎌倉」は誰もが気軽に立ち寄れるカフェとして営業を開始。海の街にピッタリのソウルフードや飲み物を楽しみながら、コペンを囲んでコミュニケーションを図る場を提供している。

コペンはすでに精悍な面持ちの「ローブ」やSUV的なルックスの「エクスプレイ」を販売していたが、ここにきて第3のスタイルとなる「セロ」が登場。「ローブ」と「セロ」はボディパネルやランプ類が交換できる構造で、「ローブ」を「セロ」仕立てにしたい場合は35万円前後の金額でキットが購入できる。

私がセロを目にしたのは今年1月の東京オートサロン。ダイハツブースはコペン一色で、無限に拡がるカスタマイズの可能性が散りばめられて胸が躍った。

そこには「ローブ」のスポーツ性をモダンなスタイルにモディファイしていたり、「エクスプレイ」のボディパネルにスポイラーを一体化して空力性能を高めたもの、ラリーカーを彷彿とさせる作品までが提案されていた。
ボディパネルの着せ替えを洋服に例えるなら、都会に映えるトラッド系、運動に適したスポーツウエアなど、好みのテイストをチョイスして、TPOに合わせた機能性を纏うことにも近い。ドア以外のパネルを大胆に変更できることはデザインの自由度を飛躍的に拡げてくれる。

また、 「着せ替えができる」と言えばファッション性重視のクルマだと思われがちだが、コペンは本格派スポーツモデルとして硬派な一面を併せ持つ。ドライバーにクルマを操る歓びを与え、本格派の走りを実現している点も特筆すべきポイントだ。

持て余さないパワーを受けとめて走る軽量ボディは重さに振り回されがちな欧州スポーツカーさえ凌駕する爽快な走りを披露する。自分らしさを演出し、クルマや仲間との関わりで世界が拡がるコペンはスポーツカーの醍醐味を未来に繫ぐ立役者なのだ。

▶︎ローブからセロ、セロからローブへ、ボディの外板を着せかえることで、購入後でも自由に柄や形、空力特性を変えることができる「DRESS-FORMATION」。いったん購入したらデザインは変えられないという固定概念を覆した。2015年10月よりサービス開始。詳しくは販売会社へ。https://copen.jp/

●Copen Cero
車両本体価格:¥1,852,200
(7速スーパーアクティブシフト付CVT、税込)
排気量:658cc
最高出力:47kW(64PS)/6,400rpm
最大トルク:92Nm(9.4kgm)/3,200rpm

-----------------------------------------------
text:藤島知子/Tomoko Fujishima
レース活動を通じて得た体験をもとに、Web、雑誌、TV番組等で活躍するモータージャーナリスト。テレビ神奈川の自動車情報番組「クルマでいこう!」では2008年のスタート以来レギュラー出演している。
【お得情報あり】CarMe & CARPRIMEのLINEに登録する

商品詳細