ドッグラン見聞録 vol.2 佐野SA(下り線)

アヘッド vol.2 佐野SA(下り線)

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関東の水瓶「利根川」。東北自動車道を北上すると埼玉と栃木の県境を成す大きな川を渡る。車道の天を覆うような、白いトラスが目印だ。佐野SAはそこから更に10分ほど下ったところに位置している。

text:河村大 photo:渕本智信 [aheadアーカイブス vol.118 2012年9月号]
Chapter
vol.2 佐野SA(下り線)

vol.2 佐野SA(下り線)

ドッグランのない首都高の都心環状線から90㎞余り。ちょうどワンコのトイレが気になり出すポイントだ。

ここのドッグランはサービスエリアの入り口側だ。ドッグランは小型犬用スペースが区切られた造りで、那須高原SAのように「広大」とまではいかない。でも遊ぶのに十分な広さを備えている。ありがたいのはドッグラン脇に洒落た散歩道が用意されていること。小高い尾根を歩く感じで高台からの見晴らしもよく、ドライバーのリフレッシュにもなる。

ドッグラン入り口には専用の水道とゴミ箱が。さすがにウンチ処理用袋までは常備されていなかったが、これは飼い主が持っていて当たり前。困ることはないはずだ。すぐ脇には喫煙所とフードコート。ここのパラソル付き野外テーブルが便利だった。 リードフックが付いていて、食事休憩しながら愛犬と過ごせるのだ。
この日も多くの方がドッグランを利用されていたので、何組かの方に突撃インタビュー。するとほとんどの方がリピーターだった。旅程の中に予め佐野SAを組み込んでいるといい、そうすることで犬も出かけるのが楽しみになるという。

犬は不思議な動物だ。飼い主とのコミュニケーションの中で自分の存在意義を確かめ、絆が深ければ深いいほど幸せになっていく。そんな彼らにしてみれば日がな一日ケージのなかで留守番させられるより、クルマの旅だろうが何だろうが一緒に過ごしたほうが楽しいに決まっている。

こうしたサービスエリアが増えれば飼い主側のハードルも下がり、お互いに出かけやすくなるだろう。これは犬と高齢者の良好な関係を考えた時、今後の日本の社会にとっても大切なことと言えるのだ。犬好きでない方も暖かく見守って欲しい。
なお、このドッグランは上り線側のサービスエリアから歩いて行くことが可能だ。また下り線のスマートインターチェンジが駐車場手前にあるため、施設の利用ができないように見えるがそれもご心配なく。実はゲート通過後にも駐車場があり、そこから歩いてアクセスできる。

佐野といえばペット同伴可能なプレミアムアウトレット(各店舗内は不可)が有名だ。最寄りはやや南の佐野ICだが、ここからでも僅か3・5㎞。犬連れならこの施設を有効に使わない手はないだろう。




ドッグラン広さ:合計420㎡
利用時間:24 時間
数:2(中・大型犬用、小型犬用)
ペット専用の水道あり
ベビーコーナー(授乳・オムツ替え):24時間
レストラン:7:00 〜 22:00(朝食バイキング 7:00〜10:00)
スナックコーナー:24時間
出光興産:24時間

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