カンガルーのマッドガードで90年代を一世風靡したJAOSをあなたはご存知?

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JAOS

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みなさんは「JAOS(ジャオス)」というパーツメーカーをご存知でしょうか? もしかしたら名前は知らなくても、90年代に大流行した「RVブーム」のときに、カンガルーのマークの入ったマッドガード(泥除け)やスペアタイヤカバーをリリースしていたメーカーと言えばお分かりになる方もいらっしゃるのでは?

今回は、そんなSUV車やRV車向けのパーツをリリースし続ける老舗パーツメーカーであるJAOSさんをご紹介します。
Chapter
JAOSの成り立ち
ブルバー1のヒット
SUV総合パーツメーカーへと成長
車両メーカーに認められ、純正コンプリートカーも手掛ける
まとめ

JAOSの成り立ち

先ほど90年代のRVブームの話が出たようにJAOSの歴史は古く、設立は今から30年以上前の1985年のこと。
当時は本格的なRVブームが始まる前であり、当然現在のようなクロスオーバーSUVというようなジャンルもなく、RV車は無骨なオフロードカーといった立ち位置で、どちらかというとマニア向けのパーツの販売が中心でした。
ちなみに当時は日本よりもRV車の人気が高かったオーストラリアからのパーツ輸入が主であり、
JAOSの名前も「Japan Australia Off-road Service」という意味が込められていました(現在は「JApan Off-road Service」の頭文字)。

※当時の主力商品 オーストラリア TJM 社 製の「ガードバー」 

そのため、ロゴにはオーストラリアを象徴するカンガルーのシルエットが取り入れられていたというわけなのです。

ブルバー1のヒット

そして90年のRVブームと共に1991年にリリースされた「ブルバー1」が大ヒット。
これはカンガルーバーやグリルバーとも呼ばれるアイテムで、フロント周りをヘッドライトまでカバーするタイプのバンパー。当時はこれを装着したランドクルーザーやパジェロがたくさん走っていたことを記憶している方も多いハズです。
その後は前述のマッドガードが空前の大ヒット。RV車の標準装備と言っても過言ではないくらいでした。

SUV総合パーツメーカーへと成長

ニッチなカスタムシーンで産声を上げ、RVブームと共に事業を拡充した JAOS は、現在にいたるまでに 4WD・SUV に特化した総合パーツメーカーへと成長しました。
現在では定番のマッドガードはもちろん、サスペンションキットや
マフラーやエアクリーナーなどの吸排気系
ブレーキ、エアロパーツにアルミホイールまで
タイヤ以外のほぼすべてのパーツを手掛けていますので、SUV車を購入してなにかカスタマイズをしたいと思ったらJAOSのアイテムをチェックすれば問題解決と言えますね。
そして、SUV総合パーツメーカーと言うからには、ランドクルーザーやーパジェロ、デリカだけでなく、C-HRやヴェゼルなどの都会派SUVも、
ジムニーや
ハスラーなど軽オフロード・SUVまで守備範囲を広げています。対応車種とカスタムパーツのラインナップを広げることにより、オフロードジャンキーからビギナーまでニーズに応えられるのがJAOSの強みですね。

車両メーカーに認められ、純正コンプリートカーも手掛ける

90年代後半よりエアロアイテムの開発にも本格的に取り組み始めました。
※上記の写真は当時、好評を博したエクストレイル

そのクオリティが車両メーカーの目に止まり、メーカーオプションパーツにOEM提供するようになりました。
※2002年トヨタモデリスタインターナショナル×JAOSコラボレーションモデル
「ランドクルーザープラド・ハイラックスサーフ"JAOSバージョン"」
ちなみに、モデリスタによる「JAOS バージョン」 とは、純正オプションと同様に各ディーラーで注文できるものであります。
それらを数多くリリースしたことは、自動車メーカーも認めたクオリティであることの証明であると言えるでしょう。
2018年1月現在、トヨタ・ランドクルーザー200やトヨタ・FJクルーザーにこのJAOSバージョンが用意されています。

まとめ

30年以上の歴史の中で高いクオリティのパーツを続々とリリースし続けているJAOS。前述もしましたが、パジェロやランクルなどの王道車種はもちろん、軽自動車のハスラーやジムニーからクロスオーバーSUVのC-HR、さらには輸入車のJEEPラングラーやレネゲード、ミニクロスオーバーまで幅広いラインナップを誇っていますので、当該車種にお乗りの方はぜひ一度チェックしてみてはいかがでしょうか?

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