あぁ懐かしい…西部警察に登場した名車たち

西部警察 DR30型スカイライン

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カーアクションで有名な日本のドラマといえば『西部警察』でしょう。「太陽にほえろ!」と並ぶ、石原プロの看板作品です。西部警察は日産協力のもと製作されたため、主役級マシンはすべて日産車がベースでした。
Chapter
西部警察とは?
S110型ガゼール
KHGC211型スカイライン
DR30型スカイライン
VRG160型サファリ
S130型フェアレディZ

西部警察とは?

『西部警察』とは、1979年10月から1984年10月まで5年に渡りテレビ朝日で放映されていた刑事ドラマで、3シリーズが製作されています。

注目は派手なカーアクションや爆破シーンで、1、2話では装甲車が登場し市街地を走行、爆破・炎上させています。当時の特撮技術といえばブルーバック合成が主流で、CGなどない時代。爆破シーンは当然、本物。このド迫力が視聴者の度肝を抜き、一躍人気ドラマとなりました。

そんな西部警察シリーズの魅力のひとつに、スーパーマシンと呼ばれる特殊車両の存在がありました。そのなかから懐かしい名車を紹介します。

S110型ガゼール

※画像はベースモデル

ガゼールはS110型、およびS12型シルビアの兄弟車です。

デビュー当初は1.8Lと2.0LのZ型直4SOHCを搭載していましたが、1981年のマイナーチェンジで当時流行していたドッカンターボのZ18ETを搭載。1982年にはR30型スカイライン RSから2.0L直4DOHCのFJ20DEが移植され、スポーティー度が上がりました。

西部警察では小暮課長の専用車にして覆面パトカーのガゼール・オープンが登場します。当時の正規ラインナップにオープンモデルの用意はなく、撮影用の特別車両でした。

KHGC211型スカイライン

5代目スカイライン、通称”ジャパン”の2ドアハードトップモデルです。エンジニアリング的には3代目ハコスカの流れを汲む最後のモデルで、第1期スカイラインのラストモデルでもあります。

当時のスカイラインはベーシックグレードには直4、それ以外には直6エンジンが搭載されており、このシリーズ構成はR32型まで踏襲されました。

西部警察ではマシンX(M-X)として登場。現在のインターネットやドライブレコーダーを思わせる先進装備を搭載しています。

DR30型スカイライン

西部警察に登場したDR30は、後期型RSは、鉄仮面と呼ばれました。エンジンはレース直系のFJ型を搭載。パワーではGT系を凌駕し、ケンメリ以来のGT-Rの再来とファンは盛り上がりました。

しかしスカイラインの生みの親、桜井眞一郎氏は直4にGT-Rの称号を与えるのは相応しくないとして、RSのグレード名に落ち着いたとの逸話が残っています。

西部警察ではマシンRSとして登場。マシンRSは3タイプが同時に存在し、RS軍団とも称されました。

VRG160型サファリ

※画像はベースモデル

現在は海外専用車パトロールとなった日産のフルサイズSUVがサファリです。トヨタのランドクルーザーと同車格の車です。1980年にデビュー後、2回モデルチェンッジを受けたものの2007年に日本での販売を終了しています。

西部警察では、初代モデルが特別機動車両隊の旗艦にして指令車サファリとして登場します。特殊装備はフロントバンパーの散水銃2門とルーフ内部の高圧放水銃2門。攻撃手段は放水なのです。

わざわざサファリを改造しなくても、消防車で良いのでは?と突っ込みを入れたくなる設定です。

S130型フェアレディZ

※画像はベースモデル

ご存知2代目フェアレディZです。メカニズム、エクステリアデザイン的にも大ヒットモデルとなった初代S30型フェアレディZを踏襲し正常進化。

ボディ幅がやや拡大されたものの、搭載エンジンは直6SOHCのL型で、排気量は2.0Lと2.8L。それぞれNAとターボ仕様が用意されました。

西部警察では”殉職”したマシンXの後任車として登場。ベース車両はフェアレディZ280とされていますが、登場初期は5ナンバーであったことから2.0Lモデルだったのかも知れません。Tバールーフを活かしたガルウイングが注目を集めました。

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