ポルシェ911、1970年製と2017年製を動画で比較!

ポルシェ カレラS

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ポルシェのフラッグシップモデルである911。その歴史は長く、ポルシェを語るうえで、決して欠かすことのできないモデルです。発売から50年以上経つこともあり、デビュー当初の911と現行モデルの911には、伝統として守られてきたことがある反面、スタイリングには隔世の感すらあります。今回は、1970年製と2017年製のポルシェを比較してみたいと思います。
Chapter
ポルシェ 911とは?
サイズとスペックの違い

ポルシェ 911とは?

911は、356の後継車として1964年にデビューしたモデルです。2シーターで登場したものを後に2+2とした356とは異なり、当初から4人乗車ができるよう設計されていました。

911のボディフォルムは時代が進むにつれて大きく変化していますが、4人乗りのRRクーペであること、フロントに丸型のヘッドランプを備えることなど、基本的なコンセプトはほとんど変わっていません。
911がデビューしたころ、駆動輪の上にエンジンを配置するRRレイアウトは、トラクション性能を高めることに有利とされ、スペースユティリティ的に見ても利点が多かったことから、スポーツカーのみならず乗用車でも採用例がありました。

しかしコンパクトカーやミニバンでFFが主流になった現在は、スペース効率が悪く、かつエンジン冷却や走行安定性にも問題があるなどの理由で、911以外の乗用車では採用する例は極端に減っています。

そういった点からも911が、かたくなにRRに拘り続けていることがわかるでしょう。

動画に登場する1970年式の911 S 2.2 タルガは、コクピットの上部のルーフが取り外し可能なオープンモデルで、ロールバー形状のBピラーが特徴です。

タルガトップの場合、ルーフはメタルトップなので美しいルーフの形を維持することができます。

サイズとスペックの違い

※画像は1967年製911 S タルガ
1970年製と2017年製の911のボディサイズやスペックは、どれくらい異なるのでしょうか?

【1970年製911 S 2.2 タルガ】
エンジン:水平対向6気筒2.2L
最高出力:180ps(133kw)/6,500rpm
最高速度:230km/h
ボディサイズ:全長4,163mm×全幅1,610mm×全高1,320mm(ホイールベース:2,268mm)

【2017年製911カレラS】
エンジン:水平対向6気筒3.0Lツインターボ
最高出力:20kW(420ps)/6,500rpm
最高速度:308km/h
ボディサイズ:全長4,505mm×全幅1,835mm×全高1,295mm(ホイールベース:2,450mm)


モデルコード991と呼ばれる現行型911は、前期モデルまで自然吸気エンジンを採用していましたが、2016年以降の991では、燃費とパワーを両立するためについにターボエンジンに切り替えられました。

一方、1970年の911 Sといえば、当時のレギュラーラインナップではトップの性能を備えたモデルですが、やはり技術の進歩にはかないません。最高出力、最高速度ともに現行モデルが大幅に上回っています。

もうあと50年もすると、現行911に対して”当時はハイスペックだった”と語られる日が来るのかもしれませんね。

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