全てが別次元!! 試乗してわかる、テスラ・モデルXの『性能は?安全性は?』に迫る

人類未体験の領域を走るSUV

テスラモーターズ モデルX 75D

スポーツカーの「ロードスター」、セダンタイプの「モデルS」に続いて、EV専門メーカーであるテスラモーターズがリリースしたのが、クロスオーバーSUVの「モデルX」です。世界にPHVやHVのSUVは存在しても、電気自動車はこのモデルXのみという希有な1台なのです。

エクステリアは非常に特徴的です。フルサイズに若干満たないボディサイズですが、堂々たる体躯の持ち主と言えるでしょう。エンジンがないため冷却系を必要とせず、必然的にフロントグリルは存在しません。そのマスクは、まさしくテスラの1モデルという印象に溢れています。

ルーフラインは空力を考えて、後部に向かって緩やかに下がっています。通常のSUVであれば、ラゲッジルームのスペースユーティを考えて箱形にすることが多いのですが、後ろが垂直気味に切れ落ちたボディ形状は車両後部で乱流が発生しやすく、空理的に不利です。

そこでプリウスのようなハッチバック形状を採用して、X6のようなクーペスタイルに仕上げています。この形状は一見して空気抵抗が少ないことが分かりますが、SUVでありながらモデルXは最長推定航続距離565㎞を達成しています。もちろん、これには素材の軽量化なども寄与しています。

テスラモーターズ モデルX 75D ファルコンウイング

さらに驚くべきは、ファルコンウイングという上方に向かって大きく開口するドアを、セカンドドアに採用したことです。ドアのヒンジ部分も非常にユニークな機構を使い、電動によってストレスなく開閉できます。ストレスがないのは、乗降も同様です。例えドアサイドのスペースがない場所で乗降する時でも、開口部が大きいために身をよじらせるなどということがありません。

さらにファルコンウイングドアは大きなメリットを持っています。モデルXはこのサイズのライバル同様、サードシートを選ぶことができるのですが、サードシートへの乗降が驚くほどスムーズにできるのです。狭い「穴」に入り込むような姿勢を取る必要は無く、立ったまま車両後部に乗り込めるのは感動でした。

ちなみにモデルXは購入時に5人乗り、6人乗り、7人乗りのシートレイアウトの選択が可能で、多様なライフスタイルに対応しているのもトピックのひとつですが、インテリアについては後述することにしましょう。

テスラモーターズ モデルX 75D ヘッドライト

ヘッドライト内に設けられたポジションランプ(デイライト)やリアコンビネーションランプが明発光になっているのも、いかにも高級車という印象。タイヤ&ホイールは20インチを採用し、このクルマが非凡な走行性能を持っていることをさりげなくアピールしています。

ただしインテリアに比べたら、エクステリアは敢えて凡庸であると言っておきましょう。このクルマのドライバーズシートに乗り込んだ時、それは分かります。


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