街中で乗るスポーツカーのメリットとは?

復権の兆しのあるスポーツカー

マツダ RX-VISION

2000年代以降、環境問題が顕著に取り上げられるようになり、またその元凶の一部としてやり玉に挙がってしまったのがクルマです。

内燃機関で動いている以上、CO2の発生はいかんともできず、ましてや出力を向上させたスポーツカーなどは”環境に悪い”というレッテルをはられ、エコカー補助金をはじめとした国策により、その居場所を追いやられてしまったのは記憶に新しことと思います。

この状況は、今も実質的には変わっていないのですが、その揺り戻しというべきか、ここ数年で各メーカーが新型スポーツカーをリリースするようになっています。もちろん、環境性能も過去のスポーツモデルよりはるかに優れた仕様となっています。

とはいえ、現実的に所有するとなると、環境性能は劣るわけですし、運用面ではデメリットのほうが多そうです。スポーツカーのメリットというのは、どういったポイントにあるのでしょうか。

惹き付けられるスポーツカーのメリットとは…

日産 GT-R 2017

スタイリング

街中でスポーツカーを乗る際の最大のメリットは、スタイリングかもしれません。

2シーター、またオープンスポーツであれば、ミニバンやセダンモデルにない存在感を醸します。これは3.0Lオーバーのモデルであれ、軽スポーツであれ同様。一部からは、羨望の眼差しで見られることでしょう。まあ自己満足なのでしょうけど…。

しかし、車を持つことのひとつに所有欲があるとすれば、スポーツカーは間違いなくそれを満たし、オーナーを幸せにしてくれます。

運動性能と安全性能

スタイリングや存在感といったところに魅力のあるスポーツモデルですが、街中で走行する際にはその運動性能は間違いなくプラスに作用します。

まず重要なのが、ブレーキ性能。ゴー&ストップが多く、また予期せぬ動きの多いトラフィックのなかにあっては、”確実に減速できる”ブレーキ性能は安全性の担保となるでしょう。加えていえば、強力なパワーユニットによる加速性能も、いざという時の危機回避に繋がる武器となります。

また昨今のスポーツモデルは路面を感知して、最適なトルク配分を与えるなど、滑らない技術も進化しています。

つまりスポーツカーは、高い運動性能に裏打ちされた安全性能も持ち合わせているということになるのです。とはいえ、乗り手の意識が重要なのは言うまでもありません。

走らせることの喜び

エンジンの出力特性、ステアリングなど、ドライバーの操作に直結する部分で、ミニバンやセダンよりも優れているのがスポーツカーです。

これはもう数値で表すことのできない堪能評価の部分ですから、はっきり言って”誰でも共通に”とはなりえません。しかし、ドライバーの意のままに動くフィールは、街中でも低い速度でも味わうことができます。

軽規格のスポーツカーや、NAの86/BRZ、最高出力100psに満たない旧車のスポーツカーに乗るのは、そういった理由もあるのです。

オーナー間のつながりも

ミーティング

街乗りからはちょっと話題がそれますが、スポーツモデルことさら少々特殊なモデルや旧車であればなおのこと、オーナーズクラブの活動が盛んです。

ミーティング、走行会やツーリング企画、はたまたBBQイベントなど、活動を活発に行っているクラブも多く存在します。こうしたクラブに加入するメリットは、そのモデルを維持するうえでの情報やパーツ売買はもちろん、人的交流にあるといえます。

同好の士は世代を超えて繋がりをもたらしますし、人生を豊かにする…といっても過言ではないといえます。

デメリットは多いが、魅力あるスポーツカー

ホンダ シビック タイプR 2017 ヨーロッパ仕様

今回はスポーツカーのメリットを考えてみました。もちろん、日常生活に使用するのであれば正直不便な部分も多いですし、家族が増えた際などは維持に頭を悩ますことになります。そうした事情で、手放すこともあるでしょう。しかしいつかまた、戻ってくればいいのです。

時代は急速に内燃機からEVに変化しようとしています。しかしメーカーサイドには、こうした楽しみ方と、ドライビングプレジャーに溢れたスポーツモデルの灯を絶やさずにいてほしい、そう願うところですね。

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