600馬力のV8ツインターボ搭載!新型M5はどんな車に?

さらに進化する世界最速4ドアサルーン

BMW M5

BMW M5が登場したのは、1985年のこと。5シリーズ2代目のE28型が最初でした。

パワーユニットは、BMW M1用をベースとした、3,453ccの直列6気筒DOHCで、最高出力は286ps(日本仕様260ps)を発生。最高速度は250km/hを誇り、文字通り当時の世界最速4ドアサルーンとして君臨してました。

その後ベースとなる5シリーズのモデルチェンジとともに進化を続け、現行モデルでは、最高出力412kW(560ps)/6,000rpm、最大トルク680Nm(69.3kgm)/1,500-5,750rpmをそれぞれ発生する4.4L V8 DOHCツインターボエンジンを搭載。それに7速DCTが組み合わされ、FRレイアウトを堪能できる非常に魅力的なモデルとなっています。

2017年、そのベースとなる5シリーズがモデルチェンジを受けて、M5の新型が発表されました。

FR駆動を捨てた新型BMW M5

BMW M5 2017

BMWが2017年8月に発表した新型BMW M5には、AWD機構であるM xDriveが採用されています。これまでFRを貫いていたM5としては、まさに新機軸といえますね。

M xDriveは、リアへの駆動配分を0から100%まで可変させることができるアクティブ4WDシステムで、ドライバーが望めばFR(2WD)で走行することも可能。DSC(横滑り防止機構)も組み合わされ、あらゆる天候で最適な路面追従性を発揮するようチューニングされています。

4.4L V8ツインターボエンジンは前モデル同様ですが、最高出力441kW(600ps)/5,600-6,700rpm、最大トルク750Nm(76.5kgm)/1,800-5,600rpmとさらなるパワーアップを遂げています。

そのパフォーマンスは、0-100km/h3.4秒、0-200㎞/hが11.1秒、最高速度305㎞/h(オプション装着車)と、スーパースポーツといえるスペックを突き進んでいます。これはAWD化によるところが大きいといえそうですね。

そして近年BMWが力を入れている軽量化にも注力しており、ルーフには炭素繊維強化プラチック(CFRP)を採用、ボディ強度確保と軽量化を両立しています。

あらゆる面で進化を遂げたM5。一般へのお披露目は、2017年9月12日よりスタートする本国ドイツのフランクフルトモーターショーを予定。また2018年春ごろのデリバリーを目途に生産が進められています。

気になる価格は、11万7,900ユーロ(約1,500万円)と発表されていますので、日本ではもう少し高額になりそうです。とはいえ、望外のスペック、そして世界最速4ドアサルーンと考えれば、安いのかもしれません。

■新型BMW M5 スペック
・ボディサイズ:全長4,965mm×全幅1,903mm×全高1,473mm
・車重:1,855kg
・エンジン:4,395cc V8ツインターボ 
・最高出力:411kW(600ps)/5600rpm
・最大トルク:750Nm(76.5kgm)/1800-5600rpm
・ホイールサイズ:フロント9.5J×19、リア10.5J×19

M5のAWD化は必然か

BMW M5 2017

現在、ハイパワーを誇るモデルは、こぞってAWD化を進めています。確かにトラクション確保という意味で、後輪(前輪)2輪ではAWDに劣ってしまうのは紛れもない事実。

また、電子制御の進化著しい昨今では、それぞれの駆動輪に最適なトルク配分を行うことで、トラクションの確保はもちろん、安定した挙動も可能となり、あらゆる路面状況でドライバーのイメージに近い走行が可能になります。

M5のライバルは、メルセデスAMG E63S 4MATIC+、アウディRS6といった、いずれもAWDを採用するハイスペックモデルですね。

とはいえ、BMW M5はFR駆動ベースのAWD仕様で、切り替えも可能とのことですから、場面に応じてFRの挙動を楽しむことや、AWDでハイパワーを存分に楽しむ、そんなフレキシブルな味わいがもたらされているともいえます。

ブランドのキャッチコピーでもある「駆け抜ける喜び」が、キッチリもたらされているのは間違いないでしょう。

より戦闘力を増したBMW M5が、他ブランドの強豪たちとどのようにマーケットで渡り合うかというのも非常に興味深いところではないでしょうか。

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