SUVの次はピックアップ!? Xクラスが日本で流行る可能性…ありますよ。

SUVの次に来る!? ピックアップトラックを発表したメルセデス・ベンツ

メルセデス Xクラス 2017

メルセデス・ベンツといえば、押しも押されぬ高級車ブランドです。近年では、セダン、クーペのみならず、SUVにも力を入れるなど、老舗ながらトレンドに敏感な柔軟性も感じさせています。

そんなメルセデスが、2017年7月18日、ブランド初となるピックアップトラック Xクラスを発表したのです。

メルセデスがトラック…というと、なんともミスマッチな気もしますが、前述のように機を見るに敏なメルセデスだけに、思惑はしっかりとあるようです。

さて、このXクラスはいったいどんなモデルなのでしょうか。

日産ルノーとダイムラーの関係が生み出した「Xクラス」

メルセデス Xクラス 2017

フロントマスクに、まぎれもないメルセデスのアイコンが与えられているXクラスですが、全体の雰囲気を見ると、なんとなく既視感も感じるのではないでしょうか。

じつは、メルセデス初のピックアップトラックであるXクラスは、日産ルノーアライアンスとダイムラーの提携による産物。日産のピックアップトラック NP300ナバラの基本コンポーネントを共有した兄弟車です。

生産はアルゼンチンのルノー工場と、スペインの日産工場で行うとのこと。いわばダイムラーグループと日産ルノーアライアンスの提携によって生まれたプレミアムなピックアップトラックということです。

【Xクラス(X350d) スペック】
ボディサイズ:全長5,340mm×全幅1,920mm×全高1,819mm
ホイールベース:3,150mm
エンジン:3.5L V型6気筒ターボディーゼル
最高出力:190kW(258ps)
最大トルク:550Nm 
トランスミッション:7速AT(7G-TRONIC PLUS)

他にもガソリンのX200、2.3LディーゼルのX220d(シングルターボ)、X250d(ツインターボ)がラインナップされ、もっとも安いモデルは、37,294ユーロ(日本円で約485万円:1ユーロ=130円)です。

2017年度中に欧州向けが日産工場で生産が始まり、2018年にオーストラリア、南アフリカ向け、2019年にアルゼンチン、ブラジル向けがデリバリーを開始する予定。

北米で人気のあるピックアップトラックだけに、北米攻略の重要な戦力としたいでしょうし、また新興国の富裕層など、SUV以上に実用性を重んずる層に売り込みをかけたい意向と思います。ただし、現在のところ、日本、北米での導入次期は未定です。

価格含め、このXクラスがどのような評価を受けるのか、興味深いところですね。

Xクラスはメーカー間の協業の産物

メルセデス Xクラス 2017

こうしたメーカー間の提携によるモデルが、近年増えています。今回のXクラスは、ダイムラーと日産ルノーの提携によるもの。これが初めてのケースかといえばそうではありません。

ルノー トゥインゴと、スマートが同じようにコンポーネントを共有する共同開発でした。そう、スマートはダイムラーグループ、つまりメルセデスのAセグメントモデルなのです。

今回は、ピックアップトラックというカテゴリーで、同様の提携が行われたということになりますね。

メルセデス単独でも、ピックアップトラックを開発することは可能でしょう。しかし、これまでにノウハウのないカテゴリーだけに、単独開発は多大なコストがかかってしまう。ましてや、マーケットに投入した際のリターンが見えにくい、いわば非常にリスクが高いニューモデルということになります。

こう考えると、日産ルノーとの提携は非常に合理的です。メルセデスとしてはリスクを減らして新しいラインナップを得ることができる、日産ルノーとしてもコンポーネンツの新たな供給先が出来る。というわけで、WIN−WINの関係となるわけです。

今後もこうしたメーカー間の提携モデルは、多く出てきそうな気配ですね。いずれにしても、メルセデスの野心ともいうべきXクラスがどのような存在感を示すこととなるのか、興味深々です。

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