テスラ モデルSの維持費っていくらかかるの?

テスラ モデルS

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電気自動車の概念を覆し、2017年現在では定番モデルとして定着、さらには進化を続けているテスラ モデルS。そんなモデルSを購入した場合、維持費はどれほどかかるのでしょうか?
Chapter
テスラ モデルS 100Dを購入した場合…
気になる維持費はどうか?
電気自動車の弱点、バッテリーの劣化は?

テスラ モデルS 100Dを購入した場合…

人気のテスラ モデルS。その中でも性能とコストパフォーマンスが非常に優れているのが、100kWhバッテリーを搭載し、グレード最長の632kmの航続距離を誇る100D。

では、このモデルS 100Dを購入した場合のシミュレーションをしてみましょう。

■テスラ モデルS 100D
車体価格 …11,850,000円(税込)
オプションなし…0円
諸費用等…76,450円

自動車重量税…37,500円 →免税 0円
自動車取得税…296,200円→非課税 0円
計1,261,450円

・補助金
クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金…-600,000円

合計11,326,450円

概算ですが新車購入時にこのような価格になると想定できます。
※クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金は、新車登録後1か月以内に申請する必要があるので注意が必要です。

それではモデルS 100Dにかかる維持費はどうでしょうか?

気になる維持費はどうか?

年間10,000km走行すると仮定して考えてみましょう。

燃料代(電気代)…22,700円
(1kWh=12円、10,000km走行時エネルギー1,890kwh計算)

自動車税29,500円→7,500円(登録翌年度)
※所有翌年度は減税となりますが、それ以降は29,500円の自動車税となります。
自動車重量税…免税0円

自賠責保険/12か月概算…15,600円
任意保険…約30,000円(車両保険加入なし、40代)

合計75,800円


このように、エコカー減税がフルに使えるため、税制度は最も優遇される結果となっています。(2017年4月時点)。

またテスラ公式HPでの充電計算によれば、10,000km走行時の電気代が22,700円となりますから、他の高級サルーンと比べるべくもない、安価な燃料代という事になりますね。

ただしランニングコストとしては、他にも月極駐車場(概算25,000円/月300,000円/年)、また車両保険も考えるとさらにかかってきますが、これはどんなクルマを所有しても同様にかかるので仕方のないところ。

いずれにしても、エコカー減税の恩恵も相まって、テスラ モデルSの維持費は非常に低いのは間違いないでしょう。

電気自動車の弱点、バッテリーの劣化は?

日々スマートフォンを使っていると、電池の減りが早い、充電されない、などの不具合が出てくる経験をされた方は多いでしょう。

電池は劣化するものであり、電池を交換したり、場合によっては本体ごと取り替える必要があります。これは電気自動車でも同様で、バッテリーユニットをいつか交換する必要が出てくるといえるでしょう。

ではテスラのバッテリーの劣化はどうなのか。これには興味深いデータがあります。

オランダとベルギーのテスラオーナーのグループが、世界各地286人のオーナーからデータをとった結果、なんと16万km走行しても95%のバッテリー性能を保っている、という数値になったそうなのです。

勿論、発表されてここ数年のモデルなので、経年劣化によるデータなどはまだ未知数のところもありますが、テスラ モデルSのバッテリーの劣化は非常に少ない、と現時点では評価されています。

テスラ社はバッテリーアップグレードプログラム等も実施しており、たとえばかつてリリースされたテスラロードスターには約300万円でバッテリ―のアップグレードを行っています。

またモデルSの場合、60kWh仕様を75kwhにアップグレードする際は、約113万円〜で行うことができます。

バッテリー容量、あるいは技術というのは今後も進化を続けていますから、テスラ社としては購入後のオーナーに対して、積極的にアップグレードを推奨していくと考えられます。

また、将来的にレベル4の完全自動運転も見据えた造りとなっており、その際にはアプリケーションのアップデートという形で「課金」していくようです。

つまり、クルマではあるものの、既存のクルマとは全く違ったビジネスモデルを展開しているのがテスラの興味深いところ。維持費そのものは安くても、今後思わぬところで「課金」してしまうことがあるかもしれませんね。

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