BMWとBMWのMは何が違うのか
ホンダは、しばしば"技術のホンダ”と形容されるように、そのエンジニアリングに定評がありました。一方、ドイツの技術屋といえばBMWが思い浮かびます。ホンダの高性能車、タイプRと、BMWのMシリーズ。それぞれを比較してみると、どう違うのでしょうか。
ホンダは、しばしば"技術のホンダ”と形容されるように、そのエンジニアリングに定評がありました。一方、ドイツの技術屋といえばBMWが思い浮かびます。ホンダの高性能車、タイプRと、BMWのMシリーズ。それぞれを比較してみると、どう違うのでしょうか。
ラインナップの最低価格が700万円以上と、価格からして別格なMシリーズ。具体的に、どういったところが魅力なのでしょうか。
Mシリーズを開発しているのはBMWのレース部門、モータースポーツ関連研究開発子会社、BMW M(モータースポーツ)社です。
その記念すべきファーストナンバーを持つM1は、1976年、当時ポルシェ934や935の独断場だったシルエットフォーミュラに挑む形で登場したグループ4規定のミドシップスポーツカーです。その後、1983年にM1と同じエンジンをディチューンして搭載したM635CSi、1984年にはM535i続けて発表するのですが、主戦場をモータースポーツとする姿勢は変わりませんでした。
そして1985年、当時のグループA規定に合致したスポーツモデル M3(E30)が発売されます。初代M3は、ヨーロッパのみならず日本のツーリングカーレース、ラリー選手権で活躍。BMW Mモデルとモータースポーツ、2つのイメージの結びつき確立したモデルでした。
現在は、M4、M6と、さまざまなモデルを輩出しており、搭載エンジンはMシリーズ専用設計に拘り、ボディ剛性やブレーキに関してもグレードアップされている、まさに別格の仕様となっているのです。
それでは具体的にどのように違うのか、3シリーズとM3で比較してみましょう。
現行モデルである6代目は2012年から販売されています。日本国内で販売されるエンジンは、排気量と種類によって318i、320i、340iのガソリン仕様、ディーゼル仕様の320d、ハイブリッド仕様の330eが用意されています。
それぞれのエンジンは、小型化し低排気量で低燃費、そして高出力化を目指すようになっています。また、エンジンを他のシリーズと共有することにより、低コストなモデリングになっています。
一方でM3はどうでしょうか。2014年2月からM3セダンとして日本で販売されているモデルのエンジンは、直列6気筒Mツインパワー・ターボを搭載!その最高出力は、431psとなっています。
低コストや低排気量などの3シリーズとは、異なるパワフルでスポーティなモデルに仕上がっています。
日本にもBMWのMシリーズのように上位グレードがある車種として、ホンダのタイプRやレクサス Fが挙げられます。
ホンダのタイプR、レクサス Fもエンジンやブレーキ、サスペンション等が高性能版になっています。
なかでもエンジンは「技術のホンダ」と謳われるほど定評があり、その性能は信頼に値します。
ホンダのタイプRと、BMWのMは、上位グレードという点では共通しているのですが、それぞれの特徴が内装に現れています。
スポーツモデルとして作られた宿命なのか、軽量化を第一に考えたタイプRの内装は、かなり簡略化されています。オーディオやエアコンなどを取り払い、走行性能を向上させるホンダ。
一方で、Mシリーズの内装は、スポーツ性と日常的な機能性が両立されており、上質な素材やカーボンファイバーを使ったスポーティーなデザインが施され、都会を走る高級スポーツカーという雰囲気を醸し出しています。
2012年、BMWはスポーティ性と日常性の両立に加え、卓越した効率性の追求という明確な方向性を持つBMW M performance Automobilsが立ち上げ、現在は各シリーズにM performanceモデルがラインナップされています。
このM performanceモデルには、これまでM社が手掛けてこなかったディーゼルモデルなども含まれています。その最初のモデル、M550dは、3個のターボチャージャーを備え付けた直列6気筒ディーゼルエンジンで、最高出力は381psでした。
日本にはM135iが導入されていますが、M社の手がけたこのディーゼルモデルも気になりますよね。
BMWからの最高級モデルMシリーズ。今後の展開も気になります。
ゲレンデを駆け上るスバルゲレンデタクシー。今シーズンは意外なコラボも!
世はコンパクトSUV時代!? 今買いたいコンパクトSUV5選
パターの選び方がスコアアップへの道!グリーンを制する者はゴルフを制す!
なぜRF(リアエンジン・フロントドライブ)の車が存在しないのか?
ゴルファーの92%が体験したことがある恥ずかしい”ゴルフあるある”とは?
車内をとても快適にするおすすめカー用品・便利グッズ15選!自動車のプロが厳選!
自動車のプロがおすすめする洗車グッズ17選!これでもう迷うことなし!
パッティングの悩みはスタイル変更が功を奏す!|すぐに試せるスコアアップ術
新しい自動車税は単なる増税か!? 走行距離によって税額が変わるかも?
じつは50年前にもあった!? シーケンシャルウインカーとは?
パドルシフト、シフトレバー…AT車のマニュアルモードの効果的な使い方