都内で見かける、キャラクターに扮して走るカートの集団。なぜ公道を走行できるの?

普通免許があれば公道カートに乗ることができる

カート

日本の公道を走るすべての車両は、『道路交通法』に従わなくてはなりません。道路交通法の第3条にある自動車の種類では、公道カートは普通自動車に分類されます。そのため、公道カートに乗るためには普通免許が必要になります。また、海外から来日された観光客の方々が乗る際には、日本で有効な国際免許が必要となります。

そして、公道カートを運転する際には、『道路交通法』に定められている通り、交通標識や法定速度に従う必要があります。

いまや東京以外でも、横浜、大阪、札幌など、日本中に公道カートレンタル業者が存在しています。お気に入りのコスチュームや、ゲームのキャラクターに扮装して、自らの運転で観光をするツアーは、良い思い出になるのでしょうね。

『道路運送車両法』では動機付自転車と同じ扱い

公道カートについているエンジンは、0.6kwもしくは総排気量50㏄以下です。そのため『道路運送車両法』では、原動機付自転車として扱われます。原付バイクと同じ扱いのため、シートベルトを締める必要はありませし、車検もありません。原動機付自転車ですから自動車専用道路や高速道路を走ることはできません。

しかしよく見れば、ドライバーはヘルメットを着用していません。原動機付自転車であれば、ヘルメット着用は義務ですが、どうしてヘルメットが着用されてないのでしょうか?

じつは公道カートは、道路交通法ではミニカーに分類され、ヘルメットの着用、2段階右折などの原動機付自転車のルールを逃れることができるのです。このように、道路交通に関する法律のすき間をついた公道カートは、ノーヘル、ノーシートベルトで許されてきたのです。非常に危険ですね。

そして昨今、公道カートによる事故が相次ぎ、ついに国土交通省は公道カートにおける安全基準の強化を発表しました。

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