訓練始まる 〜Mazda Women in Motorsport Project 2015〜

訓練始まる 〜Mazda Women in Motorsport Project 2015〜

アヘッド Mazda Women in Motorsport Project 2015

第1回目は、座学で基本的なクルマの動きを学習したのち実技に入った。訓練車(ロードスター)は2人に1台が割り当てられる。まずは高速域からのブレーキ+スラローム。1速で発進し、レブリミットぎりぎりまでアクセルを全開、2速にあげるとちょうど100km/h。そこから思いっきりブレーキングして決められたパイロン手前で停止するという練習だ。次はブレーキングの後、人に見立てたパイロンを避ける練習。その次はABSを切って、ブレーキング→タイヤロック→ロック解除→パイロンを避けて停止と、どんどん難易度があがっていく。

そもそも普段の運転の中で、1速で全開にすることも、全身の力を込めてブレーキを踏むこともまずない。だからひとつひとつの操作が"甘い"ことを痛感する。

この日はマツダドライビングスクールのインストラクターが一人一人に同乗してワインディングロードを走り技量判定も行った。この判定と井原慶子氏の観察結果をもとに、2日目は3グループに分かれての訓練となる。

最も運転に慣れていると判断されたAグループは滑りやすい路面でのブレーキングとスピン体験、そしてドリフト走行にもトライ。午後はサーキットでの練習に入った。B、Cグループは初日の課題を繰り返し、結果、全員がそれぞれの課題をマスターした。

第2回目の合宿では前回のメニューをおさらいし、Aチームはパイロンで作ったU字型のコースで、タイム計測しながら、加減速とコーナーのライン取りを練習。午後は全グループがサーキット走行へと移行した。

井原氏の指導で印象的なのは「自分で考えさせる」こと。例えばU字型のコーナーは3速から2速に落としてそのまま出口まで行くのか、さらに1速まで落としたほうがいいのか。自分で考えてトライしてみる。それでも分からなければ聞いてみる。いつも誰かに答えを求めていたら本当の意味での成長はない。

井原氏は常にそうして自分を鍛え、現在の地位を築いてきたのだろう。今回の訓練に限らず、随分と答えをもらうことに慣れてしまった自分に気付かされている。

26名のメンバーは背景や経験値も違うため、初回の訓練ではまず全員の技量確認を行ったのちにサーキット走行を前提とした基礎訓練及び危険回避を徹底的に身につけることを目的とした。

2回目はサーキットの特徴的な一部の複合コーナーを切り取り、どんな場合にも応用可能なサーキット走行の基礎を追求した訓練が行われ、全員がメキメキと上達した。

●動画や速報はこちら。
http://mzracing.jp/
www.youtube.com/user/masatom0714

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text:若林葉子/Yoko Wakabayashi
1971年大阪生まれ。Car&Motorcycle誌編集長。
OL、フリーランスライター・エディターを経て、2005年よりahead編集部に在籍。2017年1月より現職。2009年からモンゴルラリーに参戦、ナビとして4度、ドライバーとして2度出場し全て完走。2015年のダカールラリーではHINO TEAM SUGAWARA1号車のナビゲーターも務めた。

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