私の永遠の1台 VOL.3 ディーノ 206GT 246GT/GTS
気持ちの中に住みついて離れていかないクルマは何台だってある。でも、その中から1台だけ選べといわれたら、やはりディーノだろう。僕は1970年代半ば過ぎのスーパーカーブームの敗残兵みたいなもので、おかげで自動車雑誌の編集者を経由してクルマにまつわるモノ書きに堕ちた幸せな転落人生を過ごしてるわけだが、あの頃すでに、最も綺麗なクルマはディーノだと言い放っていた覚えがある。根は深いのだ。
text:嶋田智之 [aheadアーカイブス vol.161 2016年4月号]