春は自動車税に注目!

アヘッド 春は自動車税に注目!

※この記事には広告が含まれます

自動車やバイクを持っていると税金が掛かります。ナンバープレートを取得し、法規上登録しているクルマを所有(使用)している場合に支払わなければいけない税金についてお話しましょう。税金には、自動車税と軽自動車税、それに重量税の3種類があります。

text:国沢光宏 photo:山岡和正 [aheadアーカイブス vol.124 2013年3月号]
Chapter
春は自動車税に注目!

春は自動車税に注目!

●自動車税(四輪車) 
車検証に記されている「使用者」が支払う税金です。3ナンバーなど、車体の大きさによるナンバー区分で決まると思われがちですが、排気量によって決まります。

同じ車種で、ボディの大きさが同寸でも、5,000ccエンジン搭載車は年額8万8,000円、2,000ccエンジン搭載車は、3万9,500円といった具合です。税額は1,000cc未満の2万9,500円から始まり、大雑把に言って500ccあたり5,000円ずつ増えていきます。2,500ccを超えると急激に右肩上がりに増額します。

軽自動車税(軽自動車と二輪車)
こちらも排気量による区分です。660cc以下の軽自動車は7,200円、 二輪車は126cc〜250ccが2,400円、251cc以上は、一律4,000円です。ただ二輪車と軽自動車は、自動車税の月割り制度が無いため、年単位での支払いとなります。

4月1日時点での所有者(使用者)に納税義務があるので、それ以降に購入(登録)した車両は、その年に納税通知は来ません。逆に言うと、売却や廃車(抹消登録)にする予定があるのなら、3月31日までに行うことをお勧めします。

●自動車重量税
これは本来、道路の補修費用という名目でしたが、今は単なる税金となっています。四輪車と軽自動車、251cc以上の二輪車は車検時に5,000円を支払います。126cc〜250ccは新規登録時のみ6,300円の支払い義務があります。125cc以下は非課税です。

●自賠責保険 税金ではありませんが、公道を走る全ての車両(自転車を除く)に加入(支払い)が義務づけられている損害保険です。車検義務のある車両は、車検時に自賠責保険を更新する必要があるので忘れることはありませんが、車検義務の無い車両は自賠責保険の契約満了までに所有者が自分で継続加入しなければなりません。

自賠責保険の無保険車両運転は50万円以下の罰金または1年以下の懲役、さらに交通違反点数6点が加算されます。違反前歴が無かったとしても免許停止処分になるので注意して下さい。また250cc以下の二輪車の自賠責保険は長期加入する方が安くなります。125cc以下の場合、1年契約なら7,280円。

最長の5年契約にすると1万5,600円です。そして今、知っておきたいのが来月の4月1日より自賠責保険料が値上げされることです。自家用自動車の場合、24ヶ月で2,890円の値上げになります。

もし今年の4月29日までに車検が切れる車両をお持ちなら、車検を3月29日(30、31日は休日)までに通せば値上げ前の保険料金が適用されます。車検(継続検査)は、有効期間が満了する一ヶ月前から受けることができます。

---------------------
text:国沢光宏
1985年東京都中野区生まれ。ベストカー編集部を経て現在はフリーランスの自動車評論家。COTY選考委員。ベストカー、カートップ、エンジン誌など に寄稿する他、ラジオやTVのコメンテーターも務める。WRC出場2回。2005年アジアパシフィックラリー選手権シリーズ参戦。2010年タイラリー選手権ナショナルチャンピオン。
【お得情報あり】CarMe & CARPRIMEのLINEに登録する

商品詳細