今度は車線もキープする 〜進化した新型アイサイト

アヘッド 今度は車線もキープする 〜進化した新型アイサイト

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運転しているとき、ドライバーは事故を起こさないように、ぶつけられないように、と四方八方に目を光らせている。だが、どんなに注意していても、避けられない事故はあるものだ。スバルは、世界で初めてステレオカメラを使って常に前方を監視し、必要に応じてドライバーをアシストする先進の運転支援システムを実用化した。

text:片岡英明 [aheadアーカイブス vol.138 2014年5月号]
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今度は車線もキープする 〜進化した新型アイサイト

今度は車線もキープする 〜進化した新型アイサイト

●「SUBARU レヴォーグ」
価格:¥2,775,600(税込、1.6GT EyeSight)
最高出力:125kW(170PS)/4,800〜5,600rpm
最大トルク:250Nm(25.5kgm)/1,800〜4,800rpm
JC08モード燃費:17.4㎞/ℓ


ご存じのように、危険を予測することで衝突の被害を軽減する自動ブレーキ(プリクラッシュブレーキ)の考え方を採り入れた「アイサイト」だ。

事故を起こさないための多彩な機能を搭載し、クルマだけでなく横断歩行者や路肩を走っている自転車なども、危険な状態になる前に認識。そして衝突の危険があると判断すると、自動でブレーキをかけて衝突を回避、あるいは被害の軽減をアシストしてくれる。

アイサイトは、レーザーやミリ波レーダーなどを使っている他社のものと比べ、危険を早い段階で認識する能力に優れている。しかも自動ブレーキは、クルマが完全に停止するまでアシストを続けるなど、作動する領域が驚くほど広い。
▶︎母親や子ども向けイベントでも、体験試乗コーナーが混み合うほど注目されるアイサイト。最新版では、「走る」「止まる」だけではなく、「曲がる」領域もサポートできるようになった。


最新作のレヴォーグに搭載されるのは、進化版のアイサイト・バージョン3だ。人間の目と同じように、より広角で、遠くまでセンシングするカラー認識の新型ステレオカメラを採用し、赤信号や前走車のブレーキランプなども識別できるようになった。今までより早いタイミングから衝突の危険を察知してくれるから、安心感は絶大だ。逆光など、見えにくい状況下で作動安定性が高められたのも、大きな進化である。

また「自動ブレーキ」や「追従機能付きクルーズコントロール」などの性能もアップ。最新アイサイトでは、衝突回避が可能な相対速度を50㎞/h以下に拡大している。
数多い新機能の中でも、注目は高速道路での運転支援領域を広げた「アクティブレーンキープ」。これは車線の中央を走り続けられるように、白線を認識してハンドル操作を自動で行ってくれる機能で、車線からはみ出しそうになると自動でハンドルの操舵をアシストし、引き戻してくれる。そのアシストは驚くほど自然だ。

誤操作による急発進を防ぐ、「AT誤発進抑制制御」も機能を増やした。これまでは、前にある壁などの障害物を検知する“飛び出し抑制”だけだったが、後方に障害物があるときでも急発進を防いでくれる。

安全運転と運転負荷の軽減に大きく役立つ最新アイサイトは、より頼り甲斐のある安全装備へと進化を遂げている。

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