【座り心地・足元空間はどう?】新型エスティマ3列目シート画像レビュー

トヨタ エスティマ 2016

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2016年6月、トヨタのエスティマ(ESTIMA)がビッグマイナーチェンジ。エスティマ(ESTIMA)ですが、先代モデルと同様に最大3人座れる3列目シートを用意しています。そして、この新型モデルの3列目シートの格納方法は、先代モデルと同様に床下に収納する方式を採用。そのため、運転席や2列目シートなどに比べて、3列目シートの作りやデザインは若干シンプルになっています。また試乗した際に確認してみたのですが、座り心地や足元空間にも気になる点が・・・。そんなエスティマ(ESTIMA)の3列目シートの座り心地や足元空間の広さを確認してきたので、紹介したいと思います。

2016/8/1
Chapter
エスティマ 3列目画像レビュー1:デザイン編
3列目シートの格納は少し大変
エスティマ 3列目画像レビュー2:機能編
3列目シートのリクライニング幅も十分
エスティマ 3列目画像レビュー3:快適性編
3列目シートの足元空間も狭め

エスティマ 3列目画像レビュー1:デザイン編

エスティマの3列目シートは、このようなデザインになっています。
ちなみに、こちらはエスティマ(ESTIMA)の上から2番目のモデル“アエラス プレミアムスマート”のホワイトの内装色の3列目シート。

3列目シートに採用されている素材はグレードによって異なりますが、フロントシートやセカンドシートと全く同じ素材が使用されています。なので、上記の”プレミアム スマード”では、3列目シートに2列目やフロントシートと同じ素材の合成レザーが採用されていました。

また、ビッグマイナーチェンジをした新型エスティマ(ESTIMA)の人気グレード”アエラス プレミアム”の3列目シートも、セカンドシートやフロントシートと同様の合成レザー×トリコットが採用されていました。
このように3列目シートも他のシートと同様の素材を採用しており、デザイン性が損なわれていないのは、個人的には良いと思いました。
また、エスティマ(ESTIMA)の最上位モデル”アエラス プレミアムG”を除いて、3列目シートの床下への収納・格納は手動になっております。実際にこの新型モデルの3列目シートを格納すると、このような感じ。
床下収納なので、3列目シート格納時でも荷室の横幅が狭くならずスッキリとしたデザインになっているのはとても良いと思いました。

3列目シートの格納は少し大変

このように3列目シートを格納した時にスッキリとしたデザインになるのは好印象だったのですが、実際に収納操作をしてみて気になったのは、格納時に若干チカラが入ること。

エスティマの3列目シートは6対4分割方式になっているのですが、特にシートが大きい右側を格納する時はちょっと大変。
男性の私でも「よっ!」と、最初少しチカラを入れないと3列目シートを持ち上げて格納する事ができません。男性の私でも少し重たいと感じるので、女性では少し大変なのかなと感じました。

もしエスティマ(ESTIMA)の試乗をされる際は、3列目の格納のしやすさもしっかりと確認した方が良いのかなと思いました。


エスティマ 3列目画像レビュー2:機能編

このようにデザイン性は優れている新型エスティマ(ESTIMA)の3列目シートですが、機能面も充実。

まずこのエスティマの3列目シートに座ってみて良いと思ったのは、ドリンクホルダー付きのアームレストが装備されていること。

実際にこのドリンクホルダー付きのアームレストは、このようなデザインになっています。
アームレスト部分がソフトパットや本革など柔らかい素材ではなくプラスチックのため腕を置いた時の肌触りがイマイチなのが少々残念でしたがドリンクホルダーが2つ装備されているのは、良かったです。

また、エスティマの3列目シートの右側には、ドリンクホルダーだけでは無くこのような小型の収納スペースも装備。3列目シートまわりには収納スペースがこれ以外に用意されていないので、かなり重宝するのかなと思いました。

3列目シートのリクライニング幅も十分

また、今回ビッグマイナーチェンジをしたエスティマ(ESTIMA)の3列目シートは、背もたれのリクライニング幅も十分。


この3列目シートを一番後ろまでリクライニングすると、このような感じ。
このリクライニング幅はスゴイですよね。

このようにエスティマの3列目シートは、90度近くまで背もたれをリクライニングする事が可能です。このリクライニング幅は、車中泊をする時など大い役立ちそうだなと思いました。

このほぼ垂直にまでなるエスティマ(ESTIMA)の3列目シートのリクライニング幅は、とても良いと思いました。

ちなみに、このクルマの3列目シートを最大限にリクライニングすると、荷室・ラゲッジスペースは、このようになります。
背もたれで荷室・ラゲッジスペースの高さが制限されてしまうので、ご注意を・・・。

エスティマ 3列目画像レビュー3:快適性編

このようにデザイン性も機能性も良いエスティマ(ESTIMA)の3列目シートですが、座り心地や快適性は独立したキャプテンシートになっている2列目シートなどに比べて、若干劣るような気がしました。

エスティマ(ESTIMA)の座面は、このように比較的広くて良いのですが、実際に座ってみて気になった欠点・デメリットは、着座位置。
今回ビッグマイナーチェンジをして新発売されたこの新型モデルは、床下部分に収容する事を考慮してか、着座位置・座面の高さが若干低め。

そのため、身長175cmの私がこのクルマの3列目シートに座ると、腿や膝の裏が座面から浮いてしい快適性はイマイチ・・・。小柄な女性や子供なら大丈夫だと思いますが、成人男性が3列目に座るのは少々大変なのかなと感じました。


また、このクルマの3列目シートは座面も薄く、クッション性も他のシートよりは劣ります。乗車人数が多い時のためのシートとして考えれば十分ですが、日常的に使うには少々物足りなさを感じました。


3列目シートの足元空間も狭め

また、今回ビッグマイナーチェンジをした新型エスティマ(ESTIMA)を試乗した時に3列目シートの足元空間の広さも確認してみたのですが、思ったよりも足元空間も狭め。
このクルマは、新型ヴェルファイアやアルファードと異なり、3列目シートのスライド機能が装備されていません。なので、3列目の足元空間の確保するには、2列目シート位置を前方にするしかありません。

実際にこの新型エスティマの2列目シートを、外側にスライドした状態で一番後ろまで下げた時の3列目シートの足元空間は、このような感じ。
足元空間に隙間が無く、子供でも座れない状態に・・・。このロングスライド時の3列目シートの足元空間の狭さは、少々残念でした。

ちなみに、このように3列目シートの足元空間をある程度確保した時の2列目シートのスライド位置は、このような感じ。

■3列目シートの足元空間の広さ
■2列目シートのスライド位置
このくらい2列目シートを前にスライドしないと、3列目シートで快適に過ごすことはできません。

実際に新型エスティマの3列目シートに座ってみて、居住性・快適性は3列目シートのスライド機能が装備されている新型ヴェルファイアやアルファードの方が良いのかなと思いました。

また3列目シートを使用した状態では、7人乗りに採用されている2列目シートのロングスライド機能は、かなり制限されてしまうのかなと感じました。
エスティマ(ESTIMA)の3列目シートは、このようになっていました。

やはり3列目シートは、フロントシートや2列目シートと比較するとシンプルな作りになっているため、座り心地や快適性で物足りなさを感じました。なので、この新型エスティマ(ESTIMA)の3列目シートは、乗車人数が多い時の緊急用のシートと言う認識の方が良いのかなと感じました。

もしこれから新しくなった新型エスティマ(ESTIMA)を見に行く際は、3列目シートの快適性や格納方法もしっかりと確認してみてくださいね。

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