スズキXBEEで車中泊は可能か検証してみました!

スズキ クロスビー

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今やスズキの軽の中でも中心機種となっている大ヒットモデル「ハスラー」。そのハスラーの兄貴分とも呼べるデザインのコンパクトSUVがこのXBEE(クロスビー)です!ここでは、車中泊ができるかどうかを詳しく見ていきたいと思います。

2018/2/9
Chapter
XBEE車中泊が可能かどうか?
XBEEで車中泊する際のデメリットは?
XBEEで快適に車中泊するには?

XBEE車中泊が可能かどうか?

結論から申し上げますと、できます!まず、車中泊する上でかならず必要なのが、「シートのフルフラット化」だと思います。



これはご覧のとおり、フロントシートのヘッドレストを外し、リアシートを最も手前までスライドさせてから前に倒して、今度はフロントシート倒してから合わせると…このようなかなりのフルフラット化ができます。

荷室側とフロントシートとの段差はどうしてもできますが、寝転んでみてもこれくらいなら全然気にならない程度ですので、問題はありません。

寝転ぶ際は、座席側が頭になるように寝転ぶ事をおすすめします!あとはここにクッションを敷いて、布団を敷けば2人が寝られる空間になります。このように、XBEEでの車中泊は原則できる!と言って良いでしょう。

ですが、あくまでAセグメント車。室内長も室内幅も限られてはいるため、大人2名の車中泊が限界だとは思いました。

XBEEで車中泊する際のデメリットは?

上でも書きましたが、やはりAセグメントに属する車格のため、全長と全幅の面で車中泊に有利とは言えません。

それと、荷室の大容量ラゲッジアンダーボックスがあるせいか、リアシートを倒した際の床面がそのラゲッジアンダーボックスの最上点となってしまっています(つまり、フルフラットにした時の床面がかなり高い)。

室内高が1,280mmとそれなりにあるため、寝転んでも窮屈な感じはしませんが、分厚いベッドクッション等を敷くと、高身長の方はそれなりに圧迫感を感じてしまうかもしれません。あまり厚めのベッドクッションはおすすめできないなと思いました。

ちなみに、リアシートを倒した床面に何も敷かない状態で、身長168cmの筆者が胡座をかいて座ってみたところ、天井と頭がギリギリでした。

胡座をかいて座るのはさすがに圧迫感がありましたね。


また、このフルフラット状態では当然荷室が使えませんので、ラゲッジアンダーボックスに物を収納する事になると思うのですが、このラゲッジアンダーボックス、底が深いのが売りだったワケでして…つまり車内からラゲッジアンダーボックスにアクセスしようとすると、一番底までは手が届きませんでした。


ただ、ラゲッジアンダーボックスのフタは軽く、片手でも操作性は良かったのであまり苦にはならなかったですけれど。

また、筆者がそのままで寝転んでみたところ、やはりフロントシートの背もたれと座面のつなぎ目にできてしまう窪みが、背中の位置に来てしまい違和感を覚えてしまいます。
ここには何か荷物を置くなどして、窪みをできるだけ減らすような工夫が必要だと思いました。

また、やはりそのサイズですので、2人が寝てしまうと、荷物を置けるスペースにはかなりの制限ができてしまいます。

フロントシート前方には小さめのデイパックくらいしか置けませんし、フロントシート背面と床への間の空間は、ボストンバッグ2つ程度といったところでしょうか。

床面に敷くクッションの形状によっては、幅も有効に活用できないものもありますので、実車を良く見てからどれくらいの荷物が置けるかをしっかりとイメージして、車中泊用の道具を準備した方が良いと思います。

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