自動車ドライバーが恐れる自転車乗り10の行動

自転車

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近年ブームとなっているロードバイクは、スピードが出やすいためか、自動二輪車と同じような動きをすることがあります。その一方で、自転車特有の機動力によって、道交法を無視した行動を取る自転車も少なくありません。そのため、ほとんどの方は車を運転中に自転車にヒヤッとさせられた経験があるはず。同じ公道を使って走行するのであれば、せめて道交法を守った運転を心がけてほしいもの。あなたは、自転車のどんな行動が恐いと感じますか?
Chapter
ドライバーが恐い、自転車乗り10の行動
①右側通行
②斜め横断
③片手運転
④無灯火運転
⑤一時停止無視
⑥信号無視
⑦右折レーンを使って右折
⑧車の横を並走する
⑨左折時に幅寄せしているのに無理やり入ってくる
⑩自転車が自転車を追い抜く

ドライバーが恐い、自転車乗り10の行動

①右側通行

自転車は道交法で軽車両に定義される乗り物です。つまり、自転車を乗る際には道交法を守らなければ違反になります。道路の右側通行も、もちろん違反です。

2015年の道路交通法改定により自転車の取り締まりが厳しくなりましたが、いまだ逆走は減っていません。自転車は軽車両であるという認識が低いためか、車道と歩道が分かれていない路地などに多いように思います。

自転車による逆走は、3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金ですが、なかなか一般に周知されていないことも事実のようです。

逆走する自転車は、道交法を守った自転車と正面衝突するかもしれませんし、どちらかが避ける行動を取れば車道側へはみ出すことになり、ドライバーにとっては恐怖そのもの。ほんとに、やめて欲しいですよね。

②斜め横断

後ろの安全確認をせずに、道路を横断する自転車に遭遇したことがあるドライバーは多いと思います。近年はハイブリッド車やEVが多くなったため、「エンジン音がしない=後方に車がいない」と判断しているのかもしれませんが、大変危険。ドライバーがブレーキをかけなければ、接触事故になったというケースも少なくないのではないでしょうか。

もし確認をしたとしても、道路を斜めに横断すれば、横断した先では逆走になっているはず。そこに対向車が近づいてくれば、対向車は自転車を回避するためセンターライン寄りにクルマを動かしますから、反対車線のこちらはムダな緊張を強いられることになります。

このように自転車に乗っている人が気づかずに、自動車のドライバーが危険回避行動を取っている例はいくつもありそうですね。

③片手運転

傘や携帯電話を片手に、自転車に乗っている人。自転車はバランスを崩しやすいため、フラついて車道にはみ出てくることもあります。

少し前に話題になりましたが、電動自転車の普及によって、片手運転がしやすくなっていることも事実。片手運転をしている自転車の横を通るときは注意しましょう。

④無灯火運転

以前よりは減っているようですが、無灯火の自転車をいまだに見かけることがあります。街灯の少ない夜間の住宅街では、暗闇に紛れてドライバーから見えにくく、ヒヤッとすることがあります。

自転車に乗っている人は、自分の行き先が見えているので安心しているのかもしれませんが、ライトには自車の存在を知らせるという目的もあるのですのですから、最低限の装備は怠らずにしてほしいものです。

また尾灯については、道交法によって反射板があれば装着の義務はないのですが、小さな反射板だけの自転車は夜間黒っぽいウェアで乗っていると、ドライバーから視認しにくいことがありますね。

自転車と自動車の事故において、自動車の追突による致死率は非常に高いそう。自転車乗りを守るため、尾灯の点灯も義務付けにならないのでしょうか?

⑤一時停止無視

止まれの標識で減速もせずに交差点に進入する自転車。これらは自転車に乗る人のモラルの欠如としか言いようがありません。

前述したリポートにおいて出会い頭の事故件数が突出して多いことからも、そういったモラルを無視した自転車の行動が事故を引き起こしていることは想像に難くありません。

ドライバーは左右の安全をしっかり確認してから進んでいますが、歩行者よりも速い自転車が対向車や物陰から急に出てきたと感じることは少なくありません。とくに皆が先を急いでいる通勤時間帯は要注意です。

⑥信号無視

自転車は基本的には車用の信号を見るべきですが、歩道を走る場合には歩道用の信号を見ることになります。しかし、なかにはそのどちらも守らずに縦横無尽に駆け抜ける自転車も見受けられます。

ドライバーからすると行動の予測ができないので、重大な事故の原因となってしまうかもしれません。前述した一時停止無視と同様、出会い頭事故の原因になります。

自転車での信号無視は車に比べて違反という認識が薄いのかもしれませんが、3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金となります。


⑦右折レーンを使って右折

これはロードバイクなどのスポーツタイプの自転車でしばしば見られるのですが、交差点を右折するときに車用の右折レーンを利用しています。

自転車は、交差点の斜め横断は禁止。二段階右折が正しいルールです。

⑧車の横を並走する

都市部や観光地など交通量が多い道路で車のスピードが上がらないと、速い自転車が歩道と自動車の間を走っているような状況がしばしばあります。

このような場合、自転車はドライバーの死角に入りやすく、さらに音もなく走っているのでドライバーの認識が遅れます。もし自動車がお店やガソリンスタンドに入るために左に寄ったら、接触してしまう可能性が高くなります。

自転車に乗っている人には、ドライバーが自分を認識しているかどうかを考えながら、走ってほしいと思います。

⑨左折時に幅寄せしているのに無理やり入ってくる

一時期SNSでも話題になりましたが、車は道交法で左折時にはあらかじめ左側によって徐行することが義務付けられています。それは、左折時に自転車やバイクの巻き込みを防止するための行動でもあるのですが、自転車乗りの多くは「危険・嫌がらせ」と解釈しているようです。

なかには、自動車に対抗するように無理やり間を縫っていこうとする自転車も見受けられますが、接触の原因にもなりますし、もう少しドライバーの意図をくみ取ってもらえるとうれしいですね。

⑩自転車が自転車を追い抜く

自転車レーンを走っている遅い自転車を、後ろからやってきた速い自転車が抜くとき、後ろから近づいている車にあまり気を配っていないシチュエーションもよく見られます。

ドライバーからするとレーンからはみ出して、車道に飛び出してくるのでブレーキを踏まなければならないこともありますね。追突事故にもつながる動きなので、自転車乗りには自重してほしいですね。

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