突然の大雪で動けなくなったら、どうしたら良いの?

ワイパー 雪

※この記事には広告が含まれます

2014年2月、日本列島は中国四国地方から東北地方にかけて大雪となりました。みなさんは覚えていますか?

このとき、関東では平野部で30〜80cm、山梨県では一晩で100cm以上の積雪で、中央道大月ICから甲府方面が閉鎖され、並走する国道20号線に700台もの立ち往生が発生しました。

今回は、そんな大雪にも耐える、冬の準備や対策を紹介します。
Chapter
冬が来る前に整備しよう
冬季の運転に役立つアイテム
降雪時の対処方法

冬が来る前に整備しよう

居住している場所によって、大雪の感覚はさまざま。東京都内では、5cmで大雪注意報が発表されます。たかが5cmですが、都内の交通は大混乱となり、幹線道路の路肩には動けなくなって乗り捨てられたと思しき車両が点々とします。

そんな冬季に備えて行いたい整備点検を紹介します。

①バッテリー

バッテリーの弱点は、夏の暑さと冬の寒さです。冬になる前にバッテリー液、液漏れ、本体に異常はないかチェックしましょう。もし交換するなら、同車の寒冷地仕様に使用されるバッテリーがお勧めです。長期間使用している車なら、予防交換も検討しましょう。

②ウインドウウォッシャー液

冬は意外にウインドウが汚れやすく、ウォッシャーが予想以上に活躍します。寒さに強い不凍タイプに変更しておくと安心ですね。

③スタッドレス/タイヤチェーン

名称とは裏腹にゴムや合成樹脂製が主流なタイヤチェーン。スタッドレスと一緒にヒビ、亀裂、弾力の有無を確認しましょう。スタッドレスは残りの溝の深さも要チェックです。十分な溝がない、購入から3年が経過していたら、早めに交換しましょう。

④灯火類のバルブ

前方の見通しが悪くなる吹雪に備えて、灯火類が十分な輝度で光るか要チェックです。もし輝度が不十分ならバルブ交換をおすすめします。

では、これらの整備点検を万全に行っていたのにトラブル発生!そんなとき、雪道ではロードサービスはあまり頼りにできません。トラブルに単独で対処できるアイテムはどんなものがあるのでしょうか?

冬季の運転に役立つアイテム

①解氷剤

凍結した鍵穴、ガラスとワイパーを解氷する時などに使用します。フロントガラスの凍結をお湯で解氷する方法もありますが、ガラスにキズがあった場合、フロントガラス破損につながる恐れや、塗装への悪影響も考えられますので、解氷剤がベストでしょう。

②タイヤチェーン

スタッドレスでも凍結路では滑ります。そのためタイヤチェーンを装着しないと通行できない規制になることもあります。タイヤチェーンは駆動輪に装着し、駆動力を確保しましょう。

③スコップ・毛布・軍手

車がスタックしたらスコップで駆動輪付近を除雪し、毛布を駆動輪下に敷けば、スタックから脱出できる可能性が向上します。軍手は作業時に使用しますが、車体後部から押してくれる人に貸与もできます。

④タオル・着替え・新聞紙

濡れた身体をタオルで拭いて、風邪や発熱を予防します。着替えがあれば濡れた衣服に困ることもありません。新聞紙は靴の湿り取りだけでなく、身体に巻いて防寒にも役立ちます。

⑤食料品・飲料水・簡易トイレ・保温用カイロ

食料品・飲料水・簡易トイレ・保温用カイロは、車内雪中サバイバルに最低限必要なアイテムです。

食料はすぐに食べられるチョコレート、ビスケット、カロリーメイトなど高カロリー食品を用意しましょう。高速道路の渋滞ではトイレに困ることが多々ありますので、簡易トイレを用意しておくと便利です。

また長時間の渋滞では、バッテリーが消耗しがちなので、カイロや前述の新聞紙、衣服で暖を取りましょう。

⑥多めの発煙筒

吹雪が起これば多重衝突事故を招きかねません。自車の安全確保のためにも発煙筒は多めに準備しておくと良いでしょう。

降雪時の対処方法

運転操作で気をつけること

降雪時の運転で気をつけたいのは”急”な操作を行わないことです。急発進、急ブレーキ、急加速、急ハンドルなどは車両制御不能のもととなり、重大事故につながります。

特に運転に注意したいのが4WD車。4WDは2WDと比べて滑り始める限界が高いだけで、滑らない車ではありません。むしろ全輪が駆動輪のため、摩擦係数の低い凍結路では2WDより滑り出しが早い傾向にあります。さらに最低地上高の高いクロカンは高重心のため、低重心の4WD車よりも滑りやすいのです。

4WDだからといって、過信は禁物です。

降雪量がマフラーの高さまできたら要注意!

渋滞時、積雪がマフラーの高さに達したら要注意です。マフラーから排気ガスが適切に排出されないと、車内に一酸化炭素が充満します。

エンジンを始動し続けるならマフラー付近の除雪は必須。無理ならエンジンを停止し、車内で前述の方法で暖を取りましょう。

冬季の自動車使用で気をつけること

外出スケジュールは時間に余裕をもたせて早目に立て、不要普及な外出を避けます。もし外出中に夜間になり路面が凍結しだしたら、無理せず宿泊して安全確保に努めましょう。

冬季の運転には、万事につけ余裕をもって臨みたいものです。
【お得情報あり】CarMe & CARPRIMEのLINEに登録する

商品詳細