TVR グリフィスってどんな車?500馬力のエンジンで金額は約1,300万円?
更新日:2024.09.09
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イギリスのスポーツカーメーカー、TVRの歴史は古く創業1947年。その後、紆余曲折を経て現在はイギリス人オーナーのもとで復活を図っています。その第1段として発表されたモデルがグリフィスです。新しいグリフィスは、2018年より生産開始、2019年よりデリバリーとのこと。新世代のグリフィスは、どのような車に仕上がっているのでしょう。
TVR グリフィスとは?
TVR グリフィスは、イギリスのスポーツカーメーカー、TVRを代表する1台です。2017年9月8日、グッドウッド リバイバルの会場で発表されたモデルで3代目となります。
初代グリフィス(1963〜65年)
1963年に販売が開始された初代グリフィス(200)は、1.6L 直4 OHVを搭載するグランチュラ マークIIIのシャーシに、フォード製4.7L V8 OHVを搭載。まさにグランチュラ マークIIIを魔改造したモデルでした。
グランチュラ用のFRP製ボディは、大きなV8エンジンに対応するため、フロントグリルを大型化、ノーズ先端にエアインテークを3点新設し、さらにボンネットにはパワーバルジが追加され、いかにもマッチョなハイパフォーマンスカー然とした外装となっていました。
その運動性能は、0-100km/h加速が約6秒、最高速度は225km/h。しかし、もともとグランチュラは、1.1Lのコベントリー・クライマックスかフォードの1.2L、またはBMCの1.6Lを想定して設計されたモデルだったので、4.7L V8搭載は無理があったのでしょう。グリフィス200は、操縦安定性に難があったとされています。
デビューから2年後の1965年、ベース車のグランチュラがマークIVへとモデルチェンジ。同車の改良されたシャーシをグリフィスにも搭載、車名もグリフィス 400へと切り替わります。しかし操安性の改善にはいたらず、新型発表から1年もせず生産終了となりました。
グランチュラ用のFRP製ボディは、大きなV8エンジンに対応するため、フロントグリルを大型化、ノーズ先端にエアインテークを3点新設し、さらにボンネットにはパワーバルジが追加され、いかにもマッチョなハイパフォーマンスカー然とした外装となっていました。
その運動性能は、0-100km/h加速が約6秒、最高速度は225km/h。しかし、もともとグランチュラは、1.1Lのコベントリー・クライマックスかフォードの1.2L、またはBMCの1.6Lを想定して設計されたモデルだったので、4.7L V8搭載は無理があったのでしょう。グリフィス200は、操縦安定性に難があったとされています。
デビューから2年後の1965年、ベース車のグランチュラがマークIVへとモデルチェンジ。同車の改良されたシャーシをグリフィスにも搭載、車名もグリフィス 400へと切り替わります。しかし操安性の改善にはいたらず、新型発表から1年もせず生産終了となりました。
2代目TVR グリフィス(1992〜2001年)
初代の生産終了から27年を経た1992年に発表されたのが、2代目グリフィスです。グランツーリスモにも登場するモデルなので、馴染みのある方も少なくないでしょう。
鋼管チューブラーフレームにFRP製ボディを架装するという基本設計は初代モデル同様。フロントミドに搭載されるエンジンは、当初、ローバー製4.0L V8 OHVのみだったのですが、翌年には4.2L、さらに翌年には5.0L V8 OHVへと進化。最終的には、TVRが開発した5.0L V8を搭載するグリフィス500となります。
日本で販売された5.0L V8エンジンは、最高出力320ps/5,500rpm、最大トルク44.5kgm/4,000rpmを発揮。車両重量が1,060kgと軽量なため、クラシカルな雰囲気とは裏腹なスパルタンなマシンに仕上がっていました。
鋼管チューブラーフレームにFRP製ボディを架装するという基本設計は初代モデル同様。フロントミドに搭載されるエンジンは、当初、ローバー製4.0L V8 OHVのみだったのですが、翌年には4.2L、さらに翌年には5.0L V8 OHVへと進化。最終的には、TVRが開発した5.0L V8を搭載するグリフィス500となります。
日本で販売された5.0L V8エンジンは、最高出力320ps/5,500rpm、最大トルク44.5kgm/4,000rpmを発揮。車両重量が1,060kgと軽量なため、クラシカルな雰囲気とは裏腹なスパルタンなマシンに仕上がっていました。
3代目 TVR グリフィス(2019年〜)はどんな車?
2001年以来16年ぶり、2度目の復活となるグリフィスは、イギリスのグッドウッド リバイバルの会場で、ファストバックスタイルのクローズドクーペボディがお披露されました。コンバーチブルも用意されるとのことです。
TVR グリフィスのパワートレーン・最高出力・車両重量
フロントに搭載されるエンジンは、フォード製の直噴5.0L V8をコスワース社がチューニングしたもの。Tremec製6速MTを介し、後輪を駆動させるFRモデルです。
最高出力480bhp(486ps)で、1t当りのエンジン出力は400bhp。問題の車両重量は2,700ポンド(1,224kg)未満で、前後重量比は50:50。軽量ボディと400bhpエンジンが生み出す迫力ある走りは、まさに500bhpクラスと言えます。
ちなみに車重は、日産 ジューク 15RX(1,200kg)並みですから、かなり軽量ですね。
最高出力480bhp(486ps)で、1t当りのエンジン出力は400bhp。問題の車両重量は2,700ポンド(1,224kg)未満で、前後重量比は50:50。軽量ボディと400bhpエンジンが生み出す迫力ある走りは、まさに500bhpクラスと言えます。
ちなみに車重は、日産 ジューク 15RX(1,200kg)並みですから、かなり軽量ですね。
TVR グリフィスの運動性能
かつてマクーラレンF1を手掛けたデザイナー、ゴードン・マーレイによるボディ骨格は、鋼管フレームをカーボンパネルで補強するというユニークなもので、高い剛性と軽量化を両立しています。
軽量な車重がもたらす運動性能は、世界でも一流。PWRは2.52kg/ps、0-60mph加速が4秒未満。最高速度は200mph(322km/h)以上になるとのこと。
軽量な車重がもたらす運動性能は、世界でも一流。PWRは2.52kg/ps、0-60mph加速が4秒未満。最高速度は200mph(322km/h)以上になるとのこと。
TVR グリフィスのエアロチューニングされた外観
最高速度が300km/hオーバーとなると、エアロダイナミクスを考えないわけにはいきません。基本スタイルはロングノーズ・ショートデッキ。フロントマスクは歴代グリフィスをオマージュ。外観は随所に、エアロチューンが施されています。
圧巻なのはフロントフェンダー後部から顔を覗かせるエキゾースト。車体側方で後方に排気ガスを排出することにより、フラットなアンダーフロアを実現しています。日本では2017年7月の保安基準改正で、マフラーの出口位置が自由化されました。英国仕様のまま、日本の公道を走行できそうですね。
圧巻なのはフロントフェンダー後部から顔を覗かせるエキゾースト。車体側方で後方に排気ガスを排出することにより、フラットなアンダーフロアを実現しています。日本では2017年7月の保安基準改正で、マフラーの出口位置が自由化されました。英国仕様のまま、日本の公道を走行できそうですね。
TVR グリフィスの販売予定価格と予約金は?
販売予定価格は、500台用意される予定のローンチエディションが、9万ポンド(約1,310万円)から。予約金は5,000ポンド(約73万円)です。※1ポンド145円で換算
500psクラスのパフォーマンス的にも、コレクターズアイテムになり得る点(少量生産でイギリス・ハイパフォーマンス・ガソリン車の最終期モデルになり得ること)でも、バーゲン価格だと思います。気になる方は、TVR公式ページから予約ができますのでチェックしてみましょう。
500psクラスのパフォーマンス的にも、コレクターズアイテムになり得る点(少量生産でイギリス・ハイパフォーマンス・ガソリン車の最終期モデルになり得ること)でも、バーゲン価格だと思います。気になる方は、TVR公式ページから予約ができますのでチェックしてみましょう。