トヨタ 2代目ピクシス エポック(LA350A/360A型)の現行モデルとモデルチェンジ前の違い

トヨタ 2代目ピクシス エポック

※この記事には広告が含まれます

今回は、トヨタ 2代目ピクシス エポック(LA350A/360A型)について、世代による違いを紹介します。

2代目ピクシス エポックは軽自動車の原点である日常生活の足として、軽自動車本来の特徴である低燃費・低価格がとことん追求されていますが、フルモデルチェンジによって、エクステリア(外装)以外にどんな点が変わったのかが気になるところです。

2代目ピクシス エポックは見た目以外の変更点が気付きにくいモデルですが、初代と現行モデルの2代目を比べ、その違いを具体的に掘り下げていきます。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
トヨタ 2代目ピクシス エポックってどんな車?
トヨタ 2代目ピクシス エポックの進化したイーステクノロジー
トヨタ 2代目ピクシス エポックがもつベーシックカーとしての高い使い勝手
トヨタ 2代目ピクシス エポックの安全性能を高めるスマートアシスト機能

トヨタ 2代目ピクシス エポックってどんな車?

トヨタ 2代目ピクシス エポックは、子会社であるダイハツから販売されているミライースの姉妹車として、2012年に誕生しました。

ミライースと同様、エネルギー効率の最大化を図った新技術であるイーステクノロジーを採用しており、ガソリン車でトップクラスの高い燃費性能が最大の特徴です。駆動方式はFF(前輪駆動)と4WD(4輪駆動)から選ぶことができます。

また2代目ピクシス エポックは、同時に軽自動車の基本に立ち返り、デザイン性や4人がしっかり乗れる広さ、利便性などを兼ね備えたベーシックカーとしても高い完成度を誇ります。その2代目ピクシス エポックは2017年にフルモデルチェンジされ、現行モデルの2代目が登場しています。

トヨタ 2代目ピクシス エポックの進化したイーステクノロジー

トヨタ 2代目ピクシス エポック最大の特徴かつ長所として高く知られているのが、優れた燃費性能です。これを実現させているのが、トヨタの子会社であるダイハツの開発技術、イーステクノロジー(Energy Saving Technology)です。

軽量ボディやエネルギーマネジメント機能・燃費性能を追求した新エンジンの組み合わせにより、燃焼効率の向上とともにエネルギーロスの低減を図るという内容で、これまでのエンジン開発技術をさらに追求したものです。

イーステクノロジーは現行モデルの2代目ピクシス エポックにも継承されていますが、その内容は初代から一層の進化を遂げています。

パワートレインは初代と同じく、0.66L直列3気筒のKF型エンジンで、最高出力36kW(49P)/6,800rpm・最大トルク57Nm(5.8kgm)/5,200rpmというスペックはそのままです。

燃費の面では、初代の35.2km/Lから34.2〜35.2km/Lとグレードによっては低く変化していますが、進化したイーステクノロジーは高いドライバビリティをもたらしています。そのため実燃費は、初代と現行モデルでほぼ変わらないともいえます。

トヨタ 2代目ピクシス エポックがもつベーシックカーとしての高い使い勝手

トヨタ ピクシス エポックは日常の足車として、2代目ではより使い勝手のよさが目立っています。

そのひとつに発進時や追い越し時の加速度があり、アクセルの踏み込みに対する反応を向上や変速制御の最適化を行うことで、ストレスの少ない走行ができるようになっています。

またピクシス エポックはベーシックカーとして、2代目では室内スペースの快適性をより追求しています。室内高1,240mmという数値自体はそのままですが、ドライビングポジションや頭上の圧迫感軽減などの改善をしながら、大人4人がしっかり乗れるスペースが確保されています。

トヨタ 2代目ピクシス エポックの安全性能を高めるスマートアシスト機能

トヨタ ピクシス エポックの初代と2代目における最大の違いは、衝突回避支援機能です。初代が登場した2012年時点ではこの機能がついておらず、2013年のマイナーチェンジでスマートアシストが搭載されるようになりました。

スマートアシストはレーザーレーダーにより車両を検知するシステムで、衝突回避支援ブレーキや誤発進抑制制御機能などにより、衝突の未然防止や衝突時の被害を最小限におさえるサポートを行ってくれます。

2017年に2代目へフルモデルチェンジされた際、スマートアシストのバージョンはⅡからⅢに進化されました。センサーとして新たに小型ステレオカメラを搭載することで、検知機能が大幅に向上しています。

また衝突回避支援ブレーキ機能が、車だけでなく歩行者にも対応するようになり、ライトのハイ・ローを自動的に切り替えるオートハイビームの機能も追加されました。
トヨタ ピクシス エポックの世代による違いを見てきました。初代も現行モデルの2代目も、高い燃費性能という特徴は共通していますが、細かい点が改良されることでより使いやすいベーシックカーに進化しています。

トヨタ 2代目ピクシス エポックは高い燃費性能はそのままに、室内空間や乗り心地もより快適に改善されており、軽自動車のスタンダードとして日常に寄り添ってくれるでしょう。

※ 2020年12月現在
【お得情報あり】CarMe & CARPRIMEのLINEに登録する

商品詳細