スズキ 3代目アルトラパンの欠点(デメリット)は10個もある!?こんなところが弱点だった!

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今回はスズキ 3代目アルトラパン(DBA-HE33S)の欠点を紹介します。アルトラパンは、女性をターゲットにしたキュートでオシャレなクルマとして人気で、2019年6月のマイナーチェンジで全グレードの安全機能が大幅に進化しました。

マイナーチェンジ前にあった安全機能などの欠点がかなり改善されたのですが、それでも基本が同じため、以前からある不満な点が少し残ったままです。マイナーチェンジ後でも残る装備して欲しいもの、オプションとしてあって欲しいもの、もうちょっと考えて欲しいものなど残念に思うことをいくつかあげてみました。

文・PBKK
Chapter
1.スズキ 3代目アルトラパンは誤発進抑制機能にブレーキをかける機能がない!
2.スズキ 3代目アルトラパンはサイドエアバッグ・サイドカーテンエアバッグの設定がない!
3.スズキ 3代目アルトラパンはアダクティブクルーズコントロールが未搭載!
4.スズキ 3代目アルトラパンはLEDヘッドランプがない!
5.スズキ 3代目アルトラパンのドライバーズシートはホールド性に期待が望まれる!
6.スズキ 3代目アルトラパンはフロントの収納に問題がある?
7.スズキ 3代目アルトラパンはリアの床に出っ張りがあり動きづらい!
8.スズキ 3代目アルトラパンはリアシートにスライド機能がほしい!
9.スズキ 3代目アルトラパンはラゲッジルームに床下収納がない!
10.スズキ 3代目アルトラパンのリアゲートは少し問題あり!

1.スズキ 3代目アルトラパンは誤発進抑制機能にブレーキをかける機能がない!

アルトラパンの残念なところ、まず安全装備から見ていきましょう。

2015年3月にフルモデルチェンジし3代目をむかえたアルトラパンは、4年以上にわたりフルモデルチェンジ当時の安全装備のままでした。しかし、2019年6月のマイナーチェンジにより、「スズキセーフティーサポート」が導入され、全く新しい先進技術搭載の安全装備に変更されました。

標準装備されたのは、デュアルセンサーブレーキサポートや誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、ハイビームアシスト、標識認識機能、後退時ブレーキサポート、後方誤発進抑制機能、リアパーキングセンサーとなり、ほぼ万全の安全装備といえるでしょう。
しかし、ひとつだけ残念なのは、誤発進抑制機能にブレーキ機能がないことです。誤発進した場合に警告でドライバーに注意喚起してくれるものの、最終的なブレーキ機能がありません。

急発進してしまったときに、警告だけですぐブレーキを踏むことができるかが問題。スズキセーフティーサポートの後方誤発進抑制機能にはブレーキ機能があるのに、誤発進抑制機能にブレーキ機能を搭載しなかったのか疑問が残るところです。

2.スズキ 3代目アルトラパンはサイドエアバッグ・サイドカーテンエアバッグの設定がない!

メーカーオプションを取り付けると、前後左右と死角を映し出す全方位モニターが設定されています。これは車体の前後左右に取り付けられたセンサーで上から俯瞰した映像を映し出し、的確なガイドラインと併せて安全正確な駐車をサポートする機能。縦列やバックでの駐車が苦手に人にはうれしい装備です。

しかし、横からの衝撃を軽減してくれるサイドエアバッグ・サイドカーテンエアバッグがオプションとしても設定されていません。思わぬ交通事故で、横からぶつけられたり、ぶつかった拍子に横から壁や木に衝突したりしてしまうことがあります。

軽自動車は、車内空間に余裕がないので、横からの受けた衝撃がすぐに伝わってしまう構造。サイドエアバッグ・サイドカーテンエアバッグのオプション設定に期待の声が集まります。

3.スズキ 3代目アルトラパンはアダクティブクルーズコントロールが未搭載!

安全性能でもう一つ欠点が。それは、アダクティブクルーズコントロール機能(ACC)もオプション設定されていないことです。クルーズコントロールは、アクセルを踏んでいなくても一定速度で走行してくれる機能で、高速道路の運転の負担を軽減してくれます。最近ではその機能がさらに進化。

前走車のスピードに合わせて自車のスピードをコントロールして安全な間隔を保って走行し、前走車がスピードを緩めるとそれに減速し、止まると自動的に停止してくれるアダクティブクルーズコントロールが多くのメーカーで採用されるようになってきました。標準装備するクルマもある中で、オプション設定もないことに不満が残ります。

4.スズキ 3代目アルトラパンはLEDヘッドランプがない!

視認性が良いということで採用されることが多くなってきたLEDヘッドランプ。これもアルトラパンにはオプション設定されていません。

アルトラパンのGグレード以外で標準装備されているのは、ディスチャージヘッドランプなので、明るさの面では全く問題がないのですが、LEDランプがオプションにもないのは寂しい限りです。また、アルトラパンGにはハロゲンヘッドランプが標準装備されています。

5.スズキ 3代目アルトラパンのドライバーズシートはホールド性に期待が望まれる!

ドライバーズシートは、運転席シートリフターが全グレードに、運転席シートヒーターがアルトラパンG以外のグレードに標準装備。ドライバーにとって使い勝手の良いシートとなっていますが、デザインが平板なためホールド感が良いとはいえません。座り心地は良いのですが、カーブなどで振られたときに不安定な姿勢になるかもしれません。

また、リアシートの背もたれは2分割になっていますが、座面はベンチシート。クッションは柔らかい素材でできていますが、形状がフラットで長距離ドライブはかなり腰や背中に負担がかかりそうです。

6.スズキ 3代目アルトラパンはフロントの収納に問題がある?

フロントシート周りは、収納が多く利便性が良くできています。特に助手席前には、ティッシュのボックスとグローブボックが上下に設置され、その上のインパネがカウンターテーブル状になっているので、かなりの収納力があります。

ただ、カウンターテーブルが滑る素材のため、急ブレーキでテーブルの上のものが滑り落ちることも。ボトルやカップ類必ずドリンクホルダーに、スマホは指定位置に置きましょう。

また、ドライブに欠かせないドリンクホルダーは、運転席側がインパネ上、助手席側がインパネから引き出すように設置されています。形状は四角で、牛乳パックはもちろん、ペッドボトルを入れるのにちょうど良い大きさです。

7.スズキ 3代目アルトラパンはリアの床に出っ張りがあり動きづらい!

フロントシート(前部座席)は、背もたれを目一杯後ろに倒すとリアシートとつながり、フルフラットになります。さらにリアシートは2分割シートになっていますので、前に倒すとラゲッジルームを広く使うことも可能。アルトラパンのフロントシートは、室内空間を広く使うためのアイデアが詰まった利便性の高いシートアレンジを持ち合わせています。

しかし、リアシートセンターの床部分が少し盛り上がっていることにより、左右の移動がスムーズに行かないこともしばしば。リアシートに片方のドアから2人乗り込むときに、足が膨らみの部分に突っかかってしまいます。

8.スズキ 3代目アルトラパンはリアシートにスライド機能がほしい!

アルトラパンのラゲッジルームは決して広いとは言えませんが、必要最低限の広さは確保しています。さらに、リアシートを倒せばかなり拡大でき、2分割もできるので、利便性が良いシートとなっています。ただ残念なのが、リアシートにスライド機構がないこと。

スライドできれば、シートを倒すことなくラゲッジルームを広げられ、シートを倒す手間が省けます。さらに、リアシートに座る方の体格が大きければ、フロントシートを前にスライドする必要があります。リアシートを倒したり戻したりするのは意外に力がいるので、シートにスライド機構があることに越したことはありません。

9.スズキ 3代目アルトラパンはラゲッジルームに床下収納がない!

ラゲッジルームに見られるもう一つの残念な点は、床下収納がないことです。ラゲッジルームの収納が足りないと、洗車道具やバッテリーコードといった普段使わないものがラゲッジルームに散乱してしまい、広いラゲッジルームが狭くなってしまいます。

オシャレで可愛い室内が荷物で散らかることを避けたい方は、オプションに用意されている収納グッズの購入を検討してみてください。

10.スズキ 3代目アルトラパンのリアゲートは少し問題あり!

アルトラパンはリアゲートの開口部が大きく、大きい荷物でも積み下ろしは非常に簡単。ラゲッジルームの床も低すぎないので、腰への負担が少なくて済みます。体格の大きい成人男性はもちろん、お年寄りにとってもちょうど良い高さ。さらに、リアゲートのバネは、女性ターゲットのクルマらしく柔らかく設定されています。

しかし、リアゲートにも少し残念な点があります。ひとつめは、リアゲートを開けたときの最高位置が高いこと。170cmくらいの人であれば問題がないのですが、背の小さい女性では目一杯に腕を伸ばさないと届かない高さとなっています。

それとリアゲートに持ち手がないのも不満のひとつです。特に閉めるとき持ち手がないと、外板を押し下げることになります。外板は泥はねやほこりなどで汚れていますし、雨のときは触るのを避けたくなります。
その可愛さとオシャレさから人気を博しているスズキ 3代目アルトラパンにも改善が望まれる点があることがわかりました。しかし欠点以上に長所があります。

パワートレインに関しては、出力が38kW(52PS)/6,500rpm、トルクが、63Nm(6.4kgm)/4,000rpmと2代目とほとんど変わらない数値ですが、総重量を約150kg軽くしたことにより、パワー不足が改善しました。高速道では苦しいところはありますが、市街地では全く問題ありません。

オプションに設定されていない安全装備も挙げましたが、標準装備されている安全機能を見てみるとかなりの数。安全性も決して低いわけではないことがわかります。
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