シール剥がしの方法5種|車に貼られたステッカーをきれいに剥がすには?
更新日:2024.09.09
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クルマには様々なシールが貼られています。もちろん貼ることが義務付けられている標章類もありますが、例えばエコカー減税の対象者であることを示すシールや、ディーラーのステッカーなどは、貼ることが義務付けられているわけではありません。また、義務付けられている標章も、例えば車検更新時や、クルマの買い替えの際に古い車庫証明シールを剥がす場合などもあることでしょう。簡単に剥がれてしまわないように、クルマのステッカー類は、強力な粘着力で貼られています。こうしたシールを剥がす場合、どんな方法があるのでしょうか。
文・中込健太郎
文・中込健太郎
シール剥がしの方法① 熱湯をかける
なかなか剥がれないシールと格闘していて、この方法を思いつく方は少なくないかもしれません。お湯自体にはきれいに剥がす効果はそれなりにあると言えます。ですので、悪くはないですが、これがベストな方法かと言えばやや疑問も残ります。
なぜかというと、やはり熱湯、それ自体が危険を伴います。やけどしないように注意してください。また、冷えるとすぐにまた強力な粘着力が復活して剥がしにくくなってしまいます。冬は使えないかもしれませんね。
さらに、一番深刻なのが、例えば外気温やガラスに傷があるといったコンデションの条件が重なった場合、ひびが入ったり割れるということもないとは言えないでしょう。そういう意味ではあまり胸を張って一番おすすめとも言いにくい方法ではあるのです。いろんな意味で注意が必要な方法だと言えるでしょう。
なぜかというと、やはり熱湯、それ自体が危険を伴います。やけどしないように注意してください。また、冷えるとすぐにまた強力な粘着力が復活して剥がしにくくなってしまいます。冬は使えないかもしれませんね。
さらに、一番深刻なのが、例えば外気温やガラスに傷があるといったコンデションの条件が重なった場合、ひびが入ったり割れるということもないとは言えないでしょう。そういう意味ではあまり胸を張って一番おすすめとも言いにくい方法ではあるのです。いろんな意味で注意が必要な方法だと言えるでしょう。
シール剥がしの方法② ドライヤーで温める
熱湯に近い効果が期待できる方法です。シールやステッカーにピンポイントで熱風を吹き付けるので、冷めにくく、もしかしたら熱湯よりも効果的な方法と言えるかもしれません。これも冷めると効果は薄れてしまいますが。
しかし、問題がないと言えば全くないわけではないでしょう。すべての人が簡単にできないかもしれないということです。というのも、自宅の車庫で電源が取れるような環境であれば問題はないですが、駐車場に愛車を止めている場合、エンジンをかけて電源を取ろうにも、かなり大きな電力を要するドライヤー。小さなインバーターなどでは連続運転は難しいかもしれません。
そのあたりも確認しながら実施するようにしましょう。手持ちの道具で、電源さえ取れるようであれば、悪くはない方法だと思います。
しかし、問題がないと言えば全くないわけではないでしょう。すべての人が簡単にできないかもしれないということです。というのも、自宅の車庫で電源が取れるような環境であれば問題はないですが、駐車場に愛車を止めている場合、エンジンをかけて電源を取ろうにも、かなり大きな電力を要するドライヤー。小さなインバーターなどでは連続運転は難しいかもしれません。
そのあたりも確認しながら実施するようにしましょう。手持ちの道具で、電源さえ取れるようであれば、悪くはない方法だと思います。
シール剥がしの方法③ スクレイパーでゴリゴリ
物理的に剥がす道具としては頼もしいのがスクレイパー。鋭いヘラのようなものですね。金属製のものや、プラスチック製のものがあります。
ボディにはプラスチック製、窓には金属製を使用するといいかもしれません。しかし、あまりゴリゴリやりすぎると、傷をつける可能性が高い方法です。あまり力任せにしないことが肝要と言えるでしょう。
ボディにはプラスチック製、窓には金属製を使用するといいかもしれません。しかし、あまりゴリゴリやりすぎると、傷をつける可能性が高い方法です。あまり力任せにしないことが肝要と言えるでしょう。
シール剥がしの方法④ 除光液
マニキュア落としですね。これもあれば拝借してシール剥がしに利用できます。結構効果的です。作業のコツとしてはしっかり浸透させること、のようです。小さなステッカーであればこれで間に合ってしまうケースも多いかもしれません。
では、浸透させるにはどうしたら効果的か。ラップをかぶせておくのがいいようですので是非お試しを。
では、浸透させるにはどうしたら効果的か。ラップをかぶせておくのがいいようですので是非お試しを。
シール剥がしの方法⑤ シール剥がし
餅は餅屋、ではありませんが、一番いいのはこれでしょう。シール剥がしという便利なグッズが売られているのです。
いろんな方法をご紹介してきましたが、とりあえず剥がせたとしても、ノリが残ってしまったり、クオリティの面で難がある場合も少なくないかもしれません。ノリが残ればそこに誇りが付着しやすかったりすることも考えられます。その意味では熱でも、スクレイパーでもなく便利グッズに頼るのは賢明と言えるでしょう。
最近ではカー用品店などで、クルマ用のシール剥がしなども売られているようです。クルマのシールは特に強い粘着力のものもありますので、身の回りのもので工夫するのもいいですが、専用剥がし剤を利用するのは最善の策には違いない、と言えるでしょう。
いろんな方法をご紹介してきましたが、とりあえず剥がせたとしても、ノリが残ってしまったり、クオリティの面で難がある場合も少なくないかもしれません。ノリが残ればそこに誇りが付着しやすかったりすることも考えられます。その意味では熱でも、スクレイパーでもなく便利グッズに頼るのは賢明と言えるでしょう。
最近ではカー用品店などで、クルマ用のシール剥がしなども売られているようです。クルマのシールは特に強い粘着力のものもありますので、身の回りのもので工夫するのもいいですが、専用剥がし剤を利用するのは最善の策には違いない、と言えるでしょう。
中込健太郎|Nakagomi Kentaro
自動車ライター。1977年生まれ。神奈川県出身。武蔵工業大学(現東京都市大学)工学部電気電子工学科を卒業後、自動車産業向け産業機械メーカーを経て、大手自動車買取販売会社で店舗業務からWEB広告、マーケティングなどに携わる。現場経験に基づくクルマ選びや中古車業界の事情は今も明るいことから、ユーザーはもとより、自動車販売の現場からの信頼も厚い。幼少期からクルマをはじめとした乗り物好きが高じ、車種を紹介するコンテンツなども手掛ける一方、「そのクルマで何をするか」をモットーに全国をクルマで旅行し、食べ歩き、温泉巡り、車中泊といったカーライフに関する執筆も多数手がける。愛車はマセラティ430とルノーラグナ、日野デュトロの積載車を所有する。