2019箱根駅伝大会関係車両にはセンチュリーも
更新日:2024.09.09
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関東地方では30%近いテレビ視聴率を誇る一大イベントの箱根駅伝に、トヨタは2004年第80回大会から、一部の運営車両を提供するなど大会運営に協力。
クルマ好きとしては、各大学の順位争いと同時に、大会関係車両にも目が行きます。
そんなPR効果を狙ってか、2019年は大会関係者使用車両は、すべてGRブランドで統一され、ちょっとした話題になったことは記憶に新しいところです。
文・赤井 福
クルマ好きとしては、各大学の順位争いと同時に、大会関係車両にも目が行きます。
そんなPR効果を狙ってか、2019年は大会関係者使用車両は、すべてGRブランドで統一され、ちょっとした話題になったことは記憶に新しいところです。
文・赤井 福
今回の箱根駅伝関係車両はGRで統一
ピンク色のクラウンやミライなど、話題性のあるクルマを提供してきたトヨタが、今年の大会関係車に選んだのは、スポーツブランドGRから販売されている車両でした。
GR(GAZOO Racing)とは、ル・マン24時間レースやWRCなどに積極的に参戦するトヨタのモータースポーツ部門で、市販車にはスポーツグレードのGRスポーツ、チューニングを施したGR、GRMN(ガズーレーシング・マイスター・オブ・ニュルブルクリンク)などがラインナップされています。
今回の箱根駅伝では、ほとんどがGRブランドのモデルでした。
GR(GAZOO Racing)とは、ル・マン24時間レースやWRCなどに積極的に参戦するトヨタのモータースポーツ部門で、市販車にはスポーツグレードのGRスポーツ、チューニングを施したGR、GRMN(ガズーレーシング・マイスター・オブ・ニュルブルクリンク)などがラインナップされています。
今回の箱根駅伝では、ほとんどがGRブランドのモデルでした。
箱根駅伝運営車ラインナップ
関係車両のラインナップは、大会本部車にセンチュリー GRMN、大会会長車はマークX GRMN、運営管理車/ノア、ヴォクシー GRスポーツ、技術総務車/ヴィッツ GRMN、広報車/プリウスPHV GRスポーツといった顔ぶれ。エスクァイアも確認できましたが、ほとんどがGRでした。
過去に、これほどスポーツ系モデルを揃えたメーカーは、なかったと思います。レース界で「モリゾー」として活躍する豊田社長のGRブランドに対する熱意が伝わってきます。
過去に、これほどスポーツ系モデルを揃えたメーカーは、なかったと思います。レース界で「モリゾー」として活躍する豊田社長のGRブランドに対する熱意が伝わってきます。
センチュリー GRMNが初お目見え
※写真は東京オートサロン2019で展示されたセンチュリー GRMN
今年の大会関係車両のなかで、もっとも目立ったのは、大会本部車として運用された白いセンチュリー GRMNです。
2018年にフルモデルチェンジを行ったセンチュリーは、長きにわたりトヨタの最高級セダンとして君臨してきたショーファードリブンですが、センチュリー GRMNは、豊田社長の要望から製作されたスペシャルモデルです。
純正色にはないホワイトパールで塗装されたボディには、ブロンズ塗装のスポイラーを装着、フロントグリルはハニカム構造に変更され、そこにGRMNエンブレムをセット。
ローダウンされた足回りには、19インチの専用アルミホイールと専用ブレーキキャリパーを装着し、走りの性能も抜かりなしと言える手の入れようです。
さらに内装には、純正では設定のないホワイトの本革シート、GRMNを感じられるスイッチ類を装着しています。
何もかもが特別なこのセンチュリーGRMNは、先頭のランナーにつねに追走する大会本部車として、非常に目立っていました。
現在のところ、市販化の予定はありませんが、センチュリーをスポーティに改造するという誰もが考えつかないことを、メーカーの社長がやってしまうというところに、豊田章男社長のクルマ好きな一面が見えてきます。
今年の大会関係車両のなかで、もっとも目立ったのは、大会本部車として運用された白いセンチュリー GRMNです。
2018年にフルモデルチェンジを行ったセンチュリーは、長きにわたりトヨタの最高級セダンとして君臨してきたショーファードリブンですが、センチュリー GRMNは、豊田社長の要望から製作されたスペシャルモデルです。
純正色にはないホワイトパールで塗装されたボディには、ブロンズ塗装のスポイラーを装着、フロントグリルはハニカム構造に変更され、そこにGRMNエンブレムをセット。
ローダウンされた足回りには、19インチの専用アルミホイールと専用ブレーキキャリパーを装着し、走りの性能も抜かりなしと言える手の入れようです。
さらに内装には、純正では設定のないホワイトの本革シート、GRMNを感じられるスイッチ類を装着しています。
何もかもが特別なこのセンチュリーGRMNは、先頭のランナーにつねに追走する大会本部車として、非常に目立っていました。
現在のところ、市販化の予定はありませんが、センチュリーをスポーティに改造するという誰もが考えつかないことを、メーカーの社長がやってしまうというところに、豊田章男社長のクルマ好きな一面が見えてきます。
毎年箱根駅伝の提供車両で驚きを与えてくれるトヨタですが、今年の驚きは近年まれにみるものでした。これによってGRブランドの販売台数増に直結するのかはわかりませんが、センチュリー GRMNを市販化して、トヨタとGRの本気度合いをアピールしていっていただきたいものです。