北米トヨタからの人気逆輸入車を紹介!
更新日:2024.09.09
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かつてレクサスは北米市場のみで展開されていたブランドでした。高級車路線に絞り込んだモデルのみをラインナップし、アメリカにおいて揺るぎない地位を確立しました。その後2005年にアメリカから日本へ逆輸入されるカタチで展開され、現在は日本でも高い人気を誇っています。このレクサスのように、北米市場で独占的に展開され、その人気ぶりが日本でも注目されるトヨタの自動車が数多くあります。今回はそんな北米トヨタからの人気逆輸入車4台にスポットを当ててお届けします。
文・西山昭智
文・西山昭智
北米トヨタからの人気逆輸入車|タンドラ
北米トヨタが展開するフルサイズのピックアップトラックが「タンドラ」です。個性的なモデル名はアラスカ北極圏などに広がる凍地地帯「ツンドラ」から取られたもの。初代モデルは1999年に登場し、日野自動車が開発を担当していました。
全長5.5メートル超の巨体に3.4L V6エンジンと4.7L V8エンジンを搭載。4人乗りのダブルキャブは全幅2メートルを超えていました。2007年にはさらに巨大化された2代目へとフルモデルチェンジを行い、米ビッグ3がつくり上げたフルサイズトラックの牙城を崩すべく北米市場に挑みます。
この2代目タンドラは米テキサス州の工場で生産された正真正銘のUSモデルで、2名乗車のシングルキャプのほかにプラス2の座席を持つダブルキャプやクルーマックスと呼ばれる4名乗車モデルが展開されています。
最も大きな2代目タンドラは全長6,266mm×全幅2,029mm×全高1,941mm(ロングベッドの場合)と、フルサイズの本場であるアメリカ車にも引けを取らないほど。心臓部にはV6のほかに5.7LのV8エンジンを搭載し、フロントマスクの精悍な顔つきとトヨタブランドの信頼性で高い人気を博しました。
その後2014年は3代目タンドラへと移行。ボディサイズは基本的に2代目タンドラと近しいスペックですが、フロントグリルがさらに大型化され迫力のある顔つきへと生まれ変わっています。この圧倒的な存在感が日本のSUVファンからも支持を集め、日本へと逆輸入されるケースが増えています。
全長5.5メートル超の巨体に3.4L V6エンジンと4.7L V8エンジンを搭載。4人乗りのダブルキャブは全幅2メートルを超えていました。2007年にはさらに巨大化された2代目へとフルモデルチェンジを行い、米ビッグ3がつくり上げたフルサイズトラックの牙城を崩すべく北米市場に挑みます。
この2代目タンドラは米テキサス州の工場で生産された正真正銘のUSモデルで、2名乗車のシングルキャプのほかにプラス2の座席を持つダブルキャプやクルーマックスと呼ばれる4名乗車モデルが展開されています。
最も大きな2代目タンドラは全長6,266mm×全幅2,029mm×全高1,941mm(ロングベッドの場合)と、フルサイズの本場であるアメリカ車にも引けを取らないほど。心臓部にはV6のほかに5.7LのV8エンジンを搭載し、フロントマスクの精悍な顔つきとトヨタブランドの信頼性で高い人気を博しました。
その後2014年は3代目タンドラへと移行。ボディサイズは基本的に2代目タンドラと近しいスペックですが、フロントグリルがさらに大型化され迫力のある顔つきへと生まれ変わっています。この圧倒的な存在感が日本のSUVファンからも支持を集め、日本へと逆輸入されるケースが増えています。
トヨタ タンドラ 画像
北米トヨタからの人気逆輸入車|タコマ
日本では「ハイラックス」という名前でおなじみの北米向けのピックアップトラック。フルサイズよりも扱いやすい大きさのピックアップトラックで、日本だけでなくアメリカでも高い人気を誇った1台です。
「タコマ」という名前で北米市場で販売が開始されたのは1995年からで、2004年にフルモデルチェンジを敢行、2016年には3代目がデビューしています。
3代目タコマのボディサイズは全長5,392mm×全幅1,910mm×全高1,792mmで搭載されるのは2.7L直4エンジンと3.5L V6エンジンの2種類。ボディタイプはダブルキャブとトヨタFJクルーザーのような観音開きドアを備えたアクセスキャブが用意されています。
全長こそ5メートルオーバーですが、全幅が1.9メートルと最近の乗用車と近しいサイズなので、日本の道路でも持て余すことがなく走行することができます。
「タコマ」という名前で北米市場で販売が開始されたのは1995年からで、2004年にフルモデルチェンジを敢行、2016年には3代目がデビューしています。
3代目タコマのボディサイズは全長5,392mm×全幅1,910mm×全高1,792mmで搭載されるのは2.7L直4エンジンと3.5L V6エンジンの2種類。ボディタイプはダブルキャブとトヨタFJクルーザーのような観音開きドアを備えたアクセスキャブが用意されています。
全長こそ5メートルオーバーですが、全幅が1.9メートルと最近の乗用車と近しいサイズなので、日本の道路でも持て余すことがなく走行することができます。
トヨタ タコマ 画像
北米トヨタからの人気逆輸入車|セコイア
モンスターサイズのピックアップトラックであるタンドラのSUV版がこの「セコイア」です。タンドラから遅れること1年、2000年に初代モデルが登場。2007年にタンドラと同じタイミングで2代目へと移行します。タンドラがテキサスの工場で作られているのに対し、こちらはインディアナ州の工場で生産され、アメリカとカナダで販売されました。
ボディサイズは全長5,210mm×全幅2,029mm×全高1,956mmで、ピックアップトラックのようにボディタイプの種類こそはありませんが、グレードによって乗車定員が7名もしくは8名乗りと異なります。
搭載されるエンジンは排気量の差こそあるもののすべてV8を採用。ラダーフレーム構造ながら4輪独立懸架サスペンションなので、乗り心地は快適そのもの。ランドクルーザーを上回るボディサイズと優れた乗り心地、タンドラと同様の迫力あるフロントマスクで日本でもじわじわと人気が高まっています。
ボディサイズは全長5,210mm×全幅2,029mm×全高1,956mmで、ピックアップトラックのようにボディタイプの種類こそはありませんが、グレードによって乗車定員が7名もしくは8名乗りと異なります。
搭載されるエンジンは排気量の差こそあるもののすべてV8を採用。ラダーフレーム構造ながら4輪独立懸架サスペンションなので、乗り心地は快適そのもの。ランドクルーザーを上回るボディサイズと優れた乗り心地、タンドラと同様の迫力あるフロントマスクで日本でもじわじわと人気が高まっています。
トヨタ セコイア 画像
北米トヨタからの人気逆輸入車|4ランナー
かつて日本でも販売されていた「ハイラックスサーフ」の北米仕様モデル。現在のモデルはハイラックスの初代モデルから数えると5代目になります。ボディサイズは全長4,826mm×全幅1,925mm×全高1,781mmで、デビュー当時はディーゼルエンジンなどのラインナップもありましたが、2015年のビッグマイナーチェンジによって搭載エンジンは4.0L V6のみとなっています。
悪路踏破性能が非常に高く、そのためのさまざまな電子制御デバイスを標準で搭載。エクステリアのデザインはタンドラやセコイアとは違った雰囲気で、ヘビーデューティーな印象を感じさせる仕上がりです。
悪路踏破性能が非常に高く、そのためのさまざまな電子制御デバイスを標準で搭載。エクステリアのデザインはタンドラやセコイアとは違った雰囲気で、ヘビーデューティーな印象を感じさせる仕上がりです。
トヨタ 4ランナー 画像
今回ご紹介した4台は北米市場での人気が高く、それに呼応するかのように日本でもSUVファンやトラック好きの間で話題を集めています。特に4ランナーは日本におけるハイラックスサーフの根強い人気やFJクルーザーの生産終了などもあり、日本で正規販売してほしいという要望が高まっているようです。
ヨーロッパではプレミアムSUVの人気が過熱していますが、北米トヨタのつくるSUVやピックアップは、それらとは違った硬派なイメージが強くなっています。
西山昭智
大学卒業後自動車雑誌の編集部へ入社。アメリカ車を皮切りに輸入中古車やスーパーカー専門誌の編集部を経て独立。現在も紙媒体の自動車雑誌で編集および執筆を行なっている。正規販売ディーラーや中古車専門店などに取材を行なうことが多く、現場でしか聞けない業界の裏話的なものも取り扱い中。好きな車はフランス車。