プジョー 308に試乗!インテリア、エクステリアに注目!

試乗 プジョー308
プジョー308は欧州Cセグメントに属するモデルです。現行型は、2014年11月に日本国内の販売を開始。2016年には、1.6リッターと2リッターの「BlueHDi」クリーンディーゼルを投入。それに1.2Lのガソリンターボを加えた3機種が、現在のエンジンラインナップとなっています。ライバルは、トヨタの新型カローラハッチバックやVW ゴルフ。そのような中で戦うフランス車の実力を探ってみました。

文/写真・吉川賢一
Chapter
プジョー308とはどんな車か?
エクステリアの特徴は?
インテリアの特徴は?
プジョー自社製の3気筒1.2リッターターボエンジン

プジョー308とはどんな車か?

試乗したのは、1.2L 3気筒ガソリンターボエンジンを搭載したベーシックグレードの「Allure(アリュール)」。

スポーツグレードのGTや、エコカー減税対象車のBlue HDIエンジンではない理由は、クルマの素性をしっかりと見極めたかったから。車両の基本的な乗り心地やNVHは、NVHに条件の良いタイヤを装着しているベーシックグレードの性能でほぼ分かります。
今回、Allure(アリュール)に標準装着されていたタイヤは、ミシュラン ENERGY SAVER(205/55R16)。低燃費と性能を両立したOEMタイヤです。偏りの少ないど真ん中のグレードで、どういったレベルにいるのか、非常に楽しみにしていました。

ちなみに、GTというグレードにすると、タイヤはミシュランパイロットスポーツの225/40R18と幅広かつ低扁平と、一気に様変わりします。こうなると、サスペンションの作り分け等の対策をしない限り、乗り心地とロードノイズの悪化が起こるのは目に見えています。

エクステリアの特徴は?

エクステリアの特徴は、正直、特に見当たりません。ヘッドランプの造形やフロントグリル、フォグランプまわりやサイドに回り込んでいるテールランプも、どこかで見たことのあるデザインを集めたような印象でした。

ただし、フェンダーとタイヤの隙間は指が縦に3本ほど入る程度で、全体のプロポーションはぐっと構えた印象。試乗直前まで乗っていた日産リーフのように、腰高なクルマには見えません。

クルマをお借りしたときに横に並んでいたお洒落なシトロエンとは、売り方が違うということのはわかるのですが、エンブレム以外、他メーカーのハッチバックと同じような方向性の308は、一体どこで差別化を図るのか?という疑問が湧いてきます。
<次のページに続く>
次ページ
インテリアの特徴は?
商品詳細